城・霊社・犬山城下。尾張三河の魅力を凝縮体験。
名古屋城
金のしゃちほこで有名な徳川家の居城。復元された本丸御殿の
豪華絢爛な障壁画は必見。
熱田神宮
三種の神器・草薙神剣を祀る格式高い古社。
2000年の歴史を感じる鎮守の杜で心身を清めましょう。
犬山城
国宝天守12城のひとつ。木曽川を望む山上に立ち、
城下町の食べ歩きとセットで楽しめるフォトジェニックスポット。
名古屋市のシンボルである壮大な城郭です。金のシャチホコが輝く天守閣で知られ、歴史ファンにも人気のスポットです。
金鯱輝く徳川巨城で天下人気分!
名古屋城は徳川家康の命により築城され、かつて尾張徳川家の居城として栄えました。天守閣のてっぺんに輝く一対の金鯱(きんしゃち)は、名古屋の象徴として有名です。城郭全体が国の特別史跡に指定されており、その壮大な石垣や堀から当時の権威を感じることができます。
第二次世界大戦で天守は焼失しましたが、2018年に本丸御殿が見事に復元され、豪華絢爛な障壁画や意匠を公開しています。現在、天守閣は木造復元工事計画のため内部公開が停止中ですが、外観の雄大さと歴史的価値は健在です。
春には名城公園周辺で桜が咲き誇り、天守と桜の競演が訪れる人々を魅了します。秋には紅葉が美しく、四季折々で異なる表情を見せる名古屋城は、いつ訪れても新たな発見があります。
名古屋城の周辺には金シャチ横丁という食と文化のエリアも整備され、ご当地グルメを味わいながら歴史散策が楽しめます。老若男女問わず訪れやすい名古屋城は、名古屋観光では外せない人気観光地です。
1900年以上の歴史を誇る名古屋屈指の神社です。三種の神器の一つ草薙神剣を祀り、年間を通じて多くの参拝者で賑わいます。
草薙剣を祀る1900年の聖域パワー!
熱田神宮は、日本神話に伝わる草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体とする由緒正しい神社です。創建は紀元前とされ、伊勢神宮に次ぐ格式を持つとも言われています。広大な境内には樹齢千年を超えるクスノキの森が生い茂り、都会にありながら厳かな雰囲気に包まれています。
毎年正月三が日には初詣客で大変な賑わいを見せ、約230万人もの参拝者が訪れます。結婚式や七五三など人生の節目に参拝する人も多く、地域の人々から深く信仰されています。6月の熱田祭り(尚武祭)では花火や神事が行われ、夏の風物詩としても有名です。
宝物館には草薙神剣のレプリカや歴代皇族ゆかりの品々が展示され、神社の長い歴史を学ぶことができます。また、参道脇のきよめ餅や宮きしめんなど、参拝後に味わいたい名物グルメも豊富です。
厳かな空気と豊かな緑に心洗われる熱田神宮は、名古屋観光の際にはぜひ立ち寄っていただきたいパワースポットです。歴史と伝統に触れながら、静寂の中で深い祈りの時間を過ごせます。
国宝に指定された天守を持つ木造の古城です。現存天守の中でも最古級で、木曾川を望む絶景と戦国の趣を堪能できます。
国宝“白帝城”天守から木曽川絶景!
犬山城は1537年に築かれた現存最古級の木造天守を有する名城です。小高い丘の上に建ち、天守からは眼下に木曾川の清流と遠くまで広がる景色を望むことができます。その優美な姿から「白帝城」の異名を持ち、国宝にも指定されています。
天守内部は当時のままの木造構造が残り、急な階段や柱梁には歴史の重みを感じます。最上階の回廊に出れば、360度の大パノラマが広がり、晴れた日には遠く御嶽山を望むこともできます。城下には昔ながらの町並みが残り、食べ歩きや着物散策が楽しめるエリアとして人気です。
春には桜が城を彩り、秋には紅葉が周囲を囲むため、四季折々に写真映えする風景を楽しめます。毎年4月の犬山祭では、城下町をからくり人形を載せた山車が巡行し、ユネスコ無形文化遺産にも登録された華やかな光景が繰り広げられます。
犬山城は名古屋から電車で30分ほどとアクセスも良く、気軽に戦国時代の雰囲気を味わえるスポットです。歴史好きな方はもちろん、美しい景色を求める旅行者にもおすすめできる愛知県有数の観光名所です。
紅葉の名所として名高い渓谷です。約4000本のカエデが秋に色づき、その絶景は多くの観光客を魅了します。
4000本のモミジ燃える東海紅葉王!
香嵐渓(こうらんけい)は愛知県屈指の紅葉スポットとして知られる渓谷で、巴川沿いに広がる景観はまさに絶品です。約4000本ものモミジが植えられており、11月中旬から下旬にかけて渓谷一帯が赤や橙に染まります。特にシンボルである待月橋(たいげつきょう)付近の紅葉は見応えがあり、多くの観光客が訪れます。
春には新緑が芽吹き、カタクリの花が一面に咲く姿が可憐です。夏は川遊びや森林浴を楽しむ人々で賑わい、清流のせせらぎと木陰が涼をもたらします。秋は言わずと知れた紅葉、そして冬は雪化粧した静かな渓谷と、四季折々で異なる表情を見せてくれます。
遊歩道が整備されているため、渓谷沿いをゆっくり散策しながら自然美を満喫できます。夕暮れ時から夜間にかけては紅葉のライトアップも実施され、闇夜に浮かぶ紅葉と川面に映る光景は幻想的です。
近隣の香積寺では、紅葉シーズンに合わせて茶店が出たりイベントが開催されたりと、文化的な楽しみもあります。香嵐渓は名古屋市内からのアクセスも比較的良く、ドライブや日帰り旅行の目的地として秋を中心に大人気のスポットです。
スタジオジブリの世界を再現したテーマパークです。映画の名シーンや建物が点在し、子どもから大人までファンを魅了します。
映画の住人になれる森のジブリワンダー!
ジブリパークは、愛知万博の跡地に2022年秋に開業した話題のテーマパークです。スタジオジブリの映画に登場する世界観を忠実に再現したエリアが複数あり、トトロや魔女の宅急便、天空の城ラピュタなど名作の舞台を実際に歩いて体感できます。
園内はアトラクション型の遊園地ではなく、映画のセットや建造物を巡りながらジブリ作品の雰囲気に浸るスタイルです。たとえば「青春の丘エリア」には『耳をすませば』の地球屋が佇み、「ジブリの大倉庫エリア」にはネコバスに乗れる子ども向け施設や映像展示が充実しています。
2023年には『もののけ姫』の世界を表現した「もののけの里」、2024年春には『ハウルの動く城』などをテーマにした「魔女の谷」がオープンし、ますます見どころが増えました。どのエリアも細部まで作り込まれており、ファンならずとも感動するクオリティです。
チケットは日時指定の予約制で、週末や連休は予約開始直後に満席になるほどの人気ぶりです。森に溶け込んだ穏やかな空間で、大好きなジブリの物語に包まれる贅沢な時間を過ごせるジブリパークは、国内外から注目を集める新定番スポットです。
豊田自動織機の旧工場を活用した企業博物館です。繊維機械や自動車の展示があり、日本のものづくりの歴史を学べます。
織機からハイブリッドまで“ものづくり”体感!
トヨタ産業技術記念館は、トヨタグループ創始の地に建つ体験型博物館です。もともと豊田佐吉が創業した紡織工場跡地にあり、赤レンガ造りの歴史的建物をそのまま展示空間として活用しています。館内は大きく「繊維機械館」と「自動車館」に分かれ、日本の産業発展の歩みを楽しく学べる工夫が満載です。
繊維機械館では、トヨタが自動車に進出する前に手掛けていた織機(おりき)の展示と実演を見ることができます。スタッフが実際に古い織機を動かしながら解説してくれるため、明治・大正時代の革新的技術に間近で触れることができます。
自動車館では、トヨタ初期の乗用車から最新のハイブリッド車まで、歴代の車両がずらりと展示されています。カットモデルやロボットアームの実演もあり、エンジンの仕組みや車づくりの工程を体感できます。子ども向けにはミニカー組立体験やシミュレーターも用意され、家族で楽しめます。
案内表示や音声ガイドは外国語にも対応しており、海外からの評価も高いスポットです。ものづくり大国日本の技術力と情熱を感じられるトヨタ産業技術記念館は、雨の日でも一日中楽しめる穴場的な観光施設として人気を集めています。
知多半島先端に点在する海辺の温泉郷です。海水浴や新鮮な海の幸とともに、湯浴みを楽しめるリゾートエリアです。
伊勢湾サンセット湯♪海グルメも満喫!
南知多温泉郷(みなみちたおんせんきょう)は、知多半島の南端エリアにある複数の温泉地の総称です。内海(うつみ)や山海(やまみ)、豊浜(とよはま)など、美しい海岸線に沿って温泉宿が点在しています。伊勢湾に沈む夕日を眺めながら入る温泉は格別で、名古屋近郊の海辺リゾートとして人気があります。
泉質は塩化物泉が中心で、保湿効果が高く「熱の湯」とも称されます。冷え性や疲労回復に適しており、海風にあたりながらの露天風呂は心地よい開放感です。各宿では趣向を凝らした展望風呂を備え、満天の星空や海原を眺めながらの湯浴みを提供しています。
夏場は近隣のビーチで海水浴を楽しむ観光客で賑わい、海遊びの後に温泉でさっぱり汗を流せるのも魅力です。冬は伊勢湾名物のふぐやタコ、シャコエビなど新鮮な海の幸が食卓に並び、美食を求めて訪れる人も多いです。
温泉街周辺には朝市や魚市場もあり、獲れたての魚介をお土産に購入することもできます。名古屋市内から車で約1時間とアクセスも良好で、日常を忘れて海と温泉に癒される休日を過ごせる南知多温泉郷は、幅広い世代に愛される観光スポットです。
神秘的な雰囲気漂う霊山です。山腹の鳳来寺や樹齢800年の傘杉など見所が多く、古くから信仰を集めています。
1425段石段と800年傘杉の霊峰エナジー!
鳳来寺山(ほうらいじさん)は、標高695mの霊峰で、古くから修験道や山岳信仰の対象として知られています。奈良時代の神亀元年(724年)に利修仙人が開山し、山中腹には鳳来寺という古刹が鎮座しています。全山が国の名勝および天然記念物に指定され、その神秘的な雰囲気に多くの参拝者が引き寄せられます。
鳳来寺へは山麓から1425段もの石段が続いており、その石段を一歩一歩登ること自体が修行のようだと言われます。途中には樹齢推定800年、高さ60mに達する巨木「傘杉」がそびえ立ち、山の守り神のような存在感を放っています。この杉は日本一高い杉とも言われ、訪れる人々を圧倒します。
山内には江戸時代建立の仁王門や、本堂、三重塔など歴史的建造物が点在し、信仰の歴史を今に伝えています。また、愛知県の県鳥であるコノハズク(フクロウの一種)が生息し、「ブッポウソウ」と鳴くその声は鳳来寺山の夏の風物詩です。
自然も豊かで、春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しさがあります。近隣には鳳来寺山パークウェイ経由で行ける展望台や、山麓の湯谷温泉もあり、登拝後の湯浴みも楽しめます。霊験あらたかな鳳来寺山は、心身を清めパワーをもらえる愛知屈指のパワースポットです。
毎年秋に開催される名古屋市最大の祭典です。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の郷土英傑行列が見どころで、市内が祭り一色に染まります。
信長・秀吉・家康が蘇る秋の大パレード!
名古屋まつりは、例年10月に開催される名古屋市を代表する祭典です。1955年に市政記念行事として始まり、現在では2日間で延べ200万人以上を動員する大イベントに成長しました。期間中、市内中心部はパレードや催し物で活気に満ちあふれます。
最大の見どころは「郷土英傑行列」です。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という名古屋ゆかりの戦国三英傑に扮した武者行列が市街地を練り歩きます。鎧兜に身を包んだ総勢600名以上の華やかな行列は迫力満点で、沿道の観客から歓声が上がります。
さらに、山車揃(だしぞろえ)では市内各地のからくり山車が集結し、巧妙な人形からくりの披露や笛太鼓の音色が祭り気分を盛り上げます。久屋大通公園などではステージイベントや物産展も開かれ、グルメや音楽など誰もが楽しめる内容です。
名古屋まつりの期間中は、市民も観光客も一体となって街全体が祭りムードに包まれます。伝統文化と現代のエンターテインメントが融合したこの祭典は、名古屋の魅力を再発見できる絶好の機会です。秋の名古屋を訪れるなら是非体感したいイベントと言えるでしょう。
新幹線やリニアなど実物車両が並ぶ鉄道博物館です。シミュレーターや巨大ジオラマもあり、鉄道ファンに限らず楽しめます。
リニア×新幹線の未来と歴史を一気見!
リニア・鉄道館(リニア・てつどうかん)はJR東海が運営する鉄道博物館で、名古屋市港区の金城ふ頭エリアにあります。館内には実物の鉄道車両が39両も展示されており、0系新幹線から最新の超電導リニアまで、日本の高速鉄道の歴史と未来を一度に見ることができます。
中でも目玉はリニアモーターカーの実験車両や、昭和を代表する新幹線0系・100系、さらには蒸気機関車から特急電車までバラエティ豊かなラインナップです。間近で見る車両の迫力に子どもたちは大興奮、大人も懐かしさや驚きを感じることでしょう。
体験型展示も充実しており、新幹線や在来線の運転シミュレーターでは運転士気分を味わえます(※抽選制)。日本最大級の鉄道ジオラマでは、昼から夜へと移り変わる街並みを舞台に、無数の列車が走る様子を眺めることができます。
解説パネルは子どもにも分かりやすく書かれており、親子で学びながら楽しめる工夫が満載です。名古屋観光において近年人気急上昇中のリニア・鉄道館は、鉄道ファンのみならず誰もが楽しめる体験的ミュージアムとして注目されています。
500年の伝統を誇る夏祭りです。提灯で飾られた舟が川を巡る宵祭りは幻想的で、日本三大川祭りの一つに数えられます。
提灯舟ゆらめく日本三大川祭りの夜!
尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)は、津島市で毎年7月の第四土日に開催される勇壮な夏祭りです。その起源は室町時代(15世紀)にまで遡り、厄除けと水難除けを祈願する祭礼として500年以上にわたり受け継がれてきました。
最大の見所は宵祭りに行われる「まきわら船」の航行です。高さ約7mにもなる竹と提灯で飾られた5艘の船が天王川をゆったりと進みます。船に灯された無数の提灯が水面に映り、揺らめく光の帯が川面を流れる様子はまさに幻想的です。この光景は日本三大川祭りの一つにも数えられ、多くの観客が闇夜の絵巻物のような光景に酔いしれます。
翌日の朝祭りでは、櫃(ひつ)と呼ばれる美しい山車が町中を巡行し、神社に奉納されます。大太鼓や笛の音が響く中、地域の人々が一体となって神輿や櫃を担ぐ姿には、長い伝統への誇りが感じられます。
会場となる天王川公園一帯では、祭りに合わせて屋台やイベントも催され、夏の風物詩として大勢の家族連れで賑わいます。古式ゆかしい水上の儀式と煌びやかな夜景を同時に楽しめる尾張津島天王祭は、愛知の夏を代表する祭典です。
犬山城下町で毎年春に開催される伝統祭です。豪華な山車とからくり人形の奉納が行われ、夜間は提灯が幻想的に彩ります。
365灯の山車が夜空に舞う春の幻想絵巻!
犬山祭(いぬやままつり)は、毎年4月の第一土日曜日に犬山市で開催される歴史あるお祭りです。寛永12年(1635年)に始まったとされ、現在ではユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つとして登録されています。
犬山祭の見どころは、城下町を練り歩く13輌の絢爛豪華な山車(やま)です。それぞれの山車には精巧なからくり人形が仕掛けられており、昼下がりには針綱神社の境内で見事なからくり奉納が披露されます。江戸時代から受け継がれる伝統技術に、観衆から大きな拍手が送られます。
夕刻になると山車に365個もの提灯が灯され、幻想的な明かりに包まれながら再び市中を巡行します。闇夜に浮かぶ山車と提灯の列は「どんでん(山車の方向転換)」の掛け声と相まって幽玄な美しさです。
犬山祭の期間中、城下町の通りは歩行者天国となり、多くの露店や出店が並びます。犬山名物のグルメを食べ歩きしながら祭りを満喫でき、街全体がお祭り一色に染まります。春の犬山を彩る犬山祭は、地域の誇りと情熱が詰まった魅力あふれる伝統行事です。
国内有数の規模を誇る水族館です。イルカやシャチのパフォーマンスが人気で、海の生き物たちとの触れ合いを楽しめます。
シャチ&ベルーガ!東海最大オーシャンワールド!
名古屋港水族館は、南極観測船ふじが停泊する名古屋港ガーデン埠頭に位置する大規模水族館です。黒と白を基調とした2棟の館内では、500種を超える海や川の生物たちが展示されています。その展示規模と内容の充実ぶりから、国内でもトップクラスの水族館として知られています。
最大の見どころはバンドウイルカやシャチによるダイナミックなパフォーマンスです。スタジアム型の大プールで繰り広げられるジャンプやスピード感あふれるショーは迫力満点で、子どもにも大人にも大人気です。他にもシロイルカ(ベルーガ)の愛らしい姿や、ペンギンが群れで泳ぐ様子を間近に観察できます。
日本の海ゾーンや南極の海ゾーンなどテーマごとに環境を再現し、ジンベエザメなど大物から色とりどりの熱帯魚まで多彩な生き物に出会えます。タッチプールではヒトデやナマコに触れる体験もでき、海の世界を五感で楽しむことができます。
館内は広く、ゆっくり見て回れば半日以上楽しめる充実度です。併設のレストランからは港を行き交う船を眺めながら食事ができ、夜にはライトアップされた港と水族館がロマンチックな雰囲気を演出します。名古屋観光で外せない癒しと興奮のスポットです。
徳川家康生誕の地として知られる城です。再建天守からは岡崎公園の四季折々の景観を望み、歴史と自然を同時に味わえます。
家康公生誕の城で桜と歴史三昧!
岡崎城は徳川家康が生まれた城として全国に知られています。築城は15世紀に遡り、徳川家康が幼少期を過ごしたことで歴史的な重要性を持ちます。現在の天守閣は1959年に再建されたものですが、2024年3月にリニューアルオープンし、展示内容も充実しました。
城址一帯は岡崎公園として整備され、季節ごとの美しさが楽しめます。特に春には約2000本の桜が咲き誇り、夜間照明に浮かぶ天守と桜のコントラストは幻想的です。夏は花火大会、秋は紅葉、冬はライトアップと、一年を通じてイベントも開催され、地元の人々にも愛されています。
天守内部は郷土博物館になっており、徳川家康や三河武士に関する貴重な資料や甲冑が展示されています。展望最上階からは公園や市街地を一望でき、岡崎の街並みとともに悠久の歴史に思いを馳せることができます。
岡崎城周辺には八丁味噌の蔵元や歴史ある寺社も点在し、散策コースとしても魅力的です。歴史好きの方にはもちろん、ファミリーでも楽しめる岡崎城は、三河地区観光のハイライトとなるでしょう。
明治時代の建築物を保存・展示する野外博物館です。重要文化財を含む貴重な建物群が立ち並び、タイムスリップ気分を味わえます。
帝国ホテル玄関が迎える明治タイムトリップ!
博物館明治村は、明治時代を中心とした歴史的建造物を移築保存する野外博物館です。広大な敷地(東京ドーム約25個分)に、教会や郵便局、銭湯から帝国ホテルの玄関まで、明治期の建物が60棟以上点在しています。そのうち10数棟は重要文化財に指定されており、日本の近代化遺産を間近に見ることができます。
例えば、フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル中央玄関は圧巻の存在感で、一見の価値があります。他にも京都から移築された市電に乗って村内を移動できたり、蒸気機関車が実際に走行するなど、当時の雰囲気を体験できる乗り物も充実しています。
建物内では明治の衣装を着て記念撮影をしたり、文化財の中で食事や喫茶を楽しめるスポットもあり、明治時代にタイムトラベルしたかのような体験ができます。夏季や季節ごとにライトアップやイベントも行われ、昼とは違ったロマンチックな風景が広がります。
明治村は映画やドラマのロケ地としても有名で、歩くだけで歴史の物語に浸れる場所です。名古屋市内からのアクセスもバスで1時間ほどと日帰り圏内なので、歴史好きはもちろん、家族連れやカップルにもおすすめの観光スポットとなっています。
約500種類の動物と植物園を併設する総合公園です。イケメンゴリラやコアラで話題になり、家族連れに親しまれています。
イケメンゴリラ&コアラに会える都会のサファリ!
東山動植物園は、80年以上の歴史を持つ名古屋市の総合動植物園です。広大な園内には動物園エリアと植物園エリアがあり、日本でも有数の飼育種数を誇ります。約500種類の動物たちが暮らし、キリンやゾウなどの人気者から珍しいコアラまで幅広く出会えるスポットです。
特に話題となったのが「イケメンゴリラ」ことニシローランドゴリラのシャバーニです。精悍な顔立ちでメディアに取り上げられ、一躍スター動物になりました。コアラは国内でも数少ない飼育園で、のんびりユーカリを食べる姿に癒されます。
植物園では四季折々の草花や樹木を楽しめ、春の桜や藤、初夏の菖蒲、秋の紅葉など見どころが満載です。園内の東山スカイタワー展望台からは名古屋市街を一望でき、夜景スポットとしても人気があります。
遊園地的な乗り物や子ども向け施設も充実しており、小さなお子様連れでも一日楽しめます。年間を通じてイベントやナイトズーも開催され、地元の人々にも愛される憩いの場となっています。都会の真ん中で自然と動物に触れ合える東山動植物園は、名古屋旅行でぜひ訪れてほしいスポットです。
レゴブロックの世界をテーマにした屋外型テーマパークです。家族連れに人気で、乗り物やショーが充実しています。
1000万個レゴで冒険!カラフル王国へGO!
レゴランド・ジャパンは2017年に名古屋市港区にオープンした、レゴブロックをテーマにした屋外型テーマパークです。カラフルなレゴの世界観が園内随所に散りばめられ、子どもから大人までワクワクする仕掛けが満載です。
パークは7つのエリアに分かれており、小さな子どもでも楽しめる緩やかな乗り物からスリル満点のコースターまで約40種類のアトラクションがあります。ミニランドでは1,000万個以上のレゴブロックで作られた日本各地の名所模型が展示され、その精巧さに目を見張ります。
ショーやパレードも充実しており、レゴのキャラクターたちが登場するステージは家族みんなで楽しめます。また、実際にレゴブロックで遊べるワークショップも人気で、創造力を刺激されること間違いありません。園内のレストランではレゴを模したユニークなメニューも提供されています。
隣接する水族館「シーライフ名古屋」とあわせて訪れることで、一日中遊び尽くせるエリアとなっています。名古屋発の大規模テーマパークとして注目されるレゴランド・ジャパンは、国内外の旅行者にとって外せないファミリー向けスポットです。
世界最大級のプラネタリウムを有する科学館です。体験型の展示が多く、子どもから大人まで楽しみながら学べます。
直径35m!超ドームで星空大航海!
名古屋市科学館は、白川公園内にある日本を代表する科学館の一つです。そのシンボルとなっている巨大な銀色の球体はプラネタリウムで、直径35メートルを誇り世界最大級の規模です。本物の星空さながらの迫力ある投影が人気で、週末には満席になることも珍しくありません。
館内の展示は見て触れて楽しめるインタラクティブなものが中心です。竜巻ラボでは高さ9メートルの人工竜巻が巻き起こり、サイエンスステージでは実験ショーが行われ、子どもたちの好奇心を刺激します。極寒ラボではマイナス30度の世界を体験でき、科学の不思議を体感しながら学べる工夫が凝らされています。
宇宙、地球、生物、科学技術などテーマごとにフロアが分かれており、最新のノーベル賞関連展示から昔懐かしい科学玩具まで幅広く網羅しています。親子連れはもちろん、大人だけでも見応え十分で、一日では回りきれないほど充実した内容です。
併設のミュージアムショップでは科学グッズや実験キットが販売され、訪れた記念に購入する人も多いです。雨の日の観光先としても最適な名古屋市科学館は、「楽しみながら学べる」施設として幅広い世代に支持されています。
三河湾を望む海辺の温泉郷です。美しい夕日と新鮮な海の幸が自慢で、リゾート気分でくつろげます。
三河湾サンセット×絶景露天で極上チル!
西浦温泉(にしうらおんせん)は蒲郡市にある海沿いの温泉郷で、三河湾国定公園の風光明媚な景色を楽しめることで人気です。昭和初期に開湯して以来、多くの湯治客や観光客に親しまれてきました。穏やかな湾を見渡す高台に旅館やホテルが立ち並び、客室や露天風呂から望む夕陽は格別です。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、保温効果が高く身体の芯から温まります。神経痛や疲労回復に効能があると言われ、ゆったり浸かれば旅の疲れも癒されるでしょう。それぞれの宿が趣向を凝らしたお風呂を備えており、海を一望できる貸切風呂や岩風呂など多彩なお湯を楽しめます。
食事面でも三河湾の新鮮な海の幸が大きな魅力です。旬の魚介を使った会席料理や海鮮バーベキュー、冬場にはとらふぐ料理を提供する宿もあり、美食目当てに訪れる旅行者も少なくありません。
西浦半島には海岸沿いの遊歩道や恋人の聖地に認定されたスポットもあり、温泉街の散策も楽しみの一つです。名古屋から電車でも車でもアクセスしやすく、週末のリフレッシュ旅行に最適な西浦温泉で、心身ともにリラックスしたひとときを過ごせます。
日本で最初に建てられた集約電波塔です。現在は展望台やカフェが併設され、栄のシンボルとして夜景スポットにもなっています。
MIRAI TOWERから栄夜景360°!
名古屋テレビ塔は、1954年に完成した日本初の集約電波塔です。名古屋市栄の中心、久屋大通公園内にそびえる高さ180mの塔は、戦後復興のシンボルとして建設されました。その優美な姿から「名古屋のエッフェル塔」とも称され、市民に親しまれてきました。
近年リニューアルが行われ、現在は「中部電力 MIRAI TOWER」という愛称で呼ばれています。90mの高さにあるスカイデッキ(展望台)からは名古屋市街を一望でき、遠くには御嶽山や伊勢湾まで見渡せます。さらに屋外スカイバルコニーでは心地よい風を感じながら360度のパノラマを楽しめます。
夜にはLED照明によるライトアップで塔が美しく輝き、周囲のオアシス21の宇宙船型屋根とともに幻想的な夜景を演出します。季節やイベントに合わせて照明カラーが変化し、カップルのデートスポットとしても定番です。
塔の下層にはおしゃれなカフェやショップも併設され、タワー内でゆっくり過ごすこともできます。登録有形文化財にも指定された歴史ある建造物でありながら、常に進化を続ける名古屋テレビ塔は、栄エリア観光のハイライトとしてぜひ訪れていただきたいスポットです。
毎年3月に田縣神社で行われる五穀豊穣と子孫繁栄を祈る祭りです。巨大な男根型御神体を担ぐ独特の神事で国内外から注目されています。
巨大御神体で五穀豊穣&子宝招福!
豊年祭(ほうねんさい)は、小牧市の田縣神社(たがたじんじゃ)で毎年3月15日に開催される非常にユニークな祭りです。五穀豊穣、子孫繁栄を祈願する祭礼で、男性のシンボルをかたどった御神体を担ぎ奉納する神事が有名です。その大胆な光景から、近年は海外メディアでも紹介されるなど国内外から観光客が訪れます。
当日、神社では長さ約2メートル、重さ400kgにも及ぶ木彫りの男根型御神体が新調されます。この御神体を白装束姿の氏子たちが担ぎ上げ、「エンヤー」の掛け声とともに周辺地域を練り歩きます。沿道ではそれを一目見ようと大勢の人が集まり、カメラを手に珍しい光景を収めています。
神社境内では、棒の先に付けた紅白餅を配る「餅投げ」や、特産の漬物や菓子の出店などもあり、お祭りムードは最高潮です。外国人観光客の姿も多く見られ、彼らにとっても日本の伝統文化の奥深さとユーモラスさを知る貴重な機会となっています。
この豊年祭は決して奇をてらったものではなく、地域に根付いた神聖な神事です。農耕文化の名残を色濃く伝える祭りとして、そして地域住民の結束を感じられる行事として、参加者に強烈な印象と福をもたらしてくれるでしょう。
名古屋随一の繁華街である大須エリアの商店街です。食べ歩きグルメや個性的なショップが軒を連ね、いつも活気に溢れています。
1200店!グルメもサブカルもごった煮天国!
大須商店街(おおすしょうてんがい)は、名古屋市中心部に位置する大須エリアに広がる巨大な商店街ネットワークです。東海地方最大級ともいわれる約1200店もの店舗が集まり、平日・週末を問わず多くの人で賑わいます。アーケード街になっているため天候に左右されず散策でき、観光客にも地元民にも愛されるスポットです。
食べ歩きグルメの宝庫としても有名で、唐揚げの専門店「世界の山ちゃん発祥の地」や、台湾スイーツの老舗、人気のクレープやタピオカドリンク店など、多国籍な屋台グルメが楽しめます。名古屋名物の味噌カツやどて煮を手軽に味わえる店もあり、小腹が空いたらすぐ立ち寄れるのが嬉しいところです。
また、大須はサブカルチャーと電気街の要素も持ち合わせています。アイドルの劇場やコスプレショップ、アニメグッズ店が点在し、秋葉原にも似た雰囲気です。同時に古着屋や雑貨店、おしゃれなカフェも混在しており、新旧問わず個性的な文化が融合しています。
近隣には大須観音という古刹があり、毎月18日と28日には縁日も開催され商店街にさらに活気が増します。ファッションからグルメまでなんでも揃う大須商店街は、歩くだけでエネルギッシュな名古屋の今を体感できる魅力的な観光スポットです。
名古屋の台所と呼ばれる生鮮市場です。新鮮な魚介や青果が集まり、場内の食堂では市場ならではの海鮮丼が味わえます。
名駅徒歩圏!朝5時開幕の海鮮パラダイス!
柳橋中央市場(やなぎばしちゅうおういちば)は、名古屋駅から程近い場所にある市民の台所です。大正時代から続くこの市場は、名古屋の飲食店や一般家庭へ新鮮な魚介類や青果を供給してきました。早朝から活気に満ちた競りの声が響き渡り、プロの仲買人たちで賑わう様子はまさに「ザ・市場」の雰囲気です。
市場内には一般客も入ることができ、魚介類を中心に多種多様な食材を見ることができます。威勢のいい掛け声とともに新鮮なマグロやカニが次々と並べられ、その場でさばかれることも。朝早く訪れれば、その活気ある様子を間近で見学できます。
また、市場内外には海鮮料理や寿司を提供する食堂が多数あります。市場直送のネタを使った海鮮丼や刺身定食は鮮度抜群で、しかもリーズナブルとあって人気です。早朝から営業しているお店も多く、観光客にも朝食スポットとして注目されています。
近年は市場の一角におしゃれなカフェやバルも登場し、買い物以外の楽しみ方も増えました。柳橋中央市場は名古屋の食文化を支える心臓部ともいえる存在で、その活気と美味しさを肌で感じれば、旅の思い出に強烈な印象を刻むことでしょう。
岡崎名産の八丁味噌の蔵元が公開された施設です。巨大な味噌桶や味噌造りの工程を見学でき、伝統の味を試食することもできます。
6トン木桶×石積み300年熟成の深いコク!
八丁味噌の郷(はっちょうみそのさと)は、岡崎市八帖町で300年以上続く八丁味噌の老舗「カクキュー」による味噌醸造の見学施設です。八丁味噌は徳川家康ゆかりの地である岡崎の名産で、豆味噌特有の濃厚なコクと旨味が特徴です。その伝統製法を間近に見られるとあって、全国から味噌ファンが訪れます。
蔵の中に一歩入ると、木樽の芳ばしい香りが漂います。直径2m、高さ2mを超える巨大な杉桶がずらりと並び、各桶にはおよそ6トンもの味噌が仕込まれています。桶の上には重石として無数の川石が積まれており、この光景は八丁味噌づくりの象徴ともいえます。
ガイドツアーでは仕込みから熟成までの工程や、味噌桶に乗った石の数や重さなど興味深い話を聞くことができます。創業当時から使い続けている桶や道具類も展示され、伝統を守り抜く職人技に感嘆させられます。
見学後には、できたての八丁味噌を使った製品の試食や購入も楽しみの一つです。濃厚な味噌を使った郷土料理(味噌煮込みうどんや味噌田楽など)を提供する食事処も併設されています。八丁味噌の郷は、歴史ある食文化を五感で味わえる貴重なスポットとして観光客に人気です。
1300年の歴史を持つ山里の秘湯です。清流と森林に囲まれた静かな環境で、古くから湯治場として愛されています。
渓谷の硫黄湯で1300年リトリート!
湯谷温泉(ゆやおんせん)は、新城市の山あいに湧く古湯で、その開湯は奈良時代まで遡ると伝えられます。古くから「鳳来寺の湯」として僧侶や旅人に親しまれ、江戸時代には湯治場として栄えました。川沿いの静かな渓谷に旅館が点在し、都会の喧騒を離れてゆったり過ごせる温泉地です。
泉質は単純硫黄泉で、柔らかな湯ざわりが特徴です。リウマチや皮膚病に効能があると言われ、長期滞在で療養する人もいたほどです。無色透明のお湯に浸かっていると、川のせせらぎと鳥のさえずりが聞こえ、心身が癒されていくのを感じます。
湯谷温泉の近くには霊山・鳳来寺山がそびえ、参拝やハイキングとセットで訪れる人も多いです。春は桜や新緑、夏は蛍、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と、四季を通じて自然美が楽しめるロケーションも魅力です。
宿では田舎ならではの山里料理や川魚料理が提供され、素朴な味わいが旅情を添えます。名古屋方面からJR飯田線で直通アクセスできることもあり、秘湯ながら訪れやすい穴場として人気が再燃しています。歴史ある湯谷温泉で、時間を忘れるほどのんびりと湯浴みを楽しんでみてはいかがでしょうか。
名古屋市中心部にある真言宗の古寺です。厚い信仰を集め、縁日や周辺商店街とともに文化の発信地となっています。
縁日×骨董市!門前カルチャーが面白い!
大須観音(おおすかんのん)は、正式名称を北野山真福寺宝生院といい、名古屋市中区に位置する由緒ある仏教寺院です。もとは岐阜県に創建されましたが、徳川家康によって現在地の大須に移され、以後名古屋の守り本尊として庶民に親しまれてきました。
本堂には日本三大観音の一つとされる観世音菩薩が安置され、年間を通じて多くの参拝者が訪れます。毎月18日と28日には縁日が開かれ、境内や門前には骨董市や露店が立ち並び大勢の人で賑わいます。この縁日は大須観音の風物詩で、掘り出し物を探しに来る人々で溢れます。
大須観音はまた、古書や古文書の宝庫としても知られています。寺内の宝庫には、日本最古の古事記写本や古版経など国重要文化財の文献が多数所蔵され、学術的にも貴重な寺院です。一部の宝物は特別公開で拝観できることもあります。
寺の周辺には大須商店街が広がり、参拝と併せてショッピングや食べ歩きを楽しめるのも魅力です。現代文化と伝統が融合する大須の街の中心に位置する大須観音は、名古屋の歴史と庶民文化を感じられるスポットとして訪れる人々を惹きつけています。
商売繁盛の神様として知られる日本三大稲荷の一つです。無数の狐像が並ぶ境内は独特の雰囲気で、年間参拝者数は県内有数です。
1000体狐像の霊験!商売繁盛オーラ全開!
豊川稲荷(とよかわいなり)は、愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院・妙厳寺の通称で、日本三大稲荷の一つに数えられます。正式には神社ではなくお寺ですが、荼枳尼天(だきにてん)という狐にゆかりのある神様を祀っていることから「お稲荷さん」として古くから篤い信仰を集めています。
商売繁盛や家内安全のご利益で知られ、正月三が日には約120万人もの参拝客が訪れる東海地方有数の初詣スポットです。境内に足を踏み入れると、所狭しと奉納された狐の石像が目に留まります。大小さまざまな狐像が並ぶ姿は圧巻で、独特の霊験あらたかな空気が漂っています。
本殿奥には奥の院があり、その近くの霊狐塚には1000体以上の狐像が奉納されています。無数の狐像に囲まれて祈願する光景は他では味わえない特別な体験です。また、豊川稲荷は「芸能人のお稲荷さん」とも言われ、多くの芸能関係者も参拝に訪れることで知られています。
門前町には門前そばやいなり寿司、狐を模したお菓子など名物グルメや土産物店が立ち並び、参拝後の楽しみも充実しています。歴史と信仰が息づく豊川稲荷は、その雰囲気の中で心静かに手を合わせることで大きなパワーをいただけると評判のスポットです。
三河湾に浮かぶ離島で、アートの島として知られます。のどかな島内に点在するアート作品と新鮮な海の幸が魅力です。
青い海と“おひるねハウス”アート島散歩!
佐久島(さくしま)は、西尾市の沖合、三河湾に浮かぶ小さな離島です。周囲約11km、人口200人足らずの島ですが、島おこしの一環で現代アート作品を多数設置したことから「アートの島」として注目を浴びています。島内にはユニークな野外アートが20点以上点在し、散策しながらアート巡りが楽しめます。
代表的な作品には、青い空と海をバックに佇む「おひるねハウス」や、波打ち際の白いベンチが印象的な「イーストハウス」などがあります。どれも島の風景に溶け込むように設置され、写真映えするスポットとして若者を中心に人気です。島内マップを片手に、自転車や徒歩でのんびり巡るのがおすすめです。
佐久島はまた、「猫の島」としても知られるほど野良猫が多く、生き物好きにはたまらない環境です。島の人々も気さくで、ゆったり流れる時間の中、昔ながらの島の暮らしに触れることができます。信号もコンビニもない静かな島で、日常を離れてリフレッシュできるでしょう。
グルメでは、新鮮な魚介を使った大アサリ丼やタコ料理が名物です。民宿やカフェもあり、地産の食材を活かした素朴な料理が旅人の胃袋を満たします。名古屋から日帰りも可能ですが、一泊して満天の星空を眺めれば特別な思い出になること間違いありません。佐久島はアートと自然と素朴な暮らしが調和した癒しの島です。
知多半島沖に浮かぶ離島で、タコとフグの島として有名です。海水浴や釣り、島グルメを満喫でき、気軽に非日常を楽しめます。
タコとフグの楽園!名古屋から10分離島旅!
日間賀島(ひまかじま)は、知多半島の先端から高速船で約10分の場所にある離島です。周囲5.5kmの小さな島ながら、「タコとフグの島」としてグルメに名高く、また名古屋から一番近い離島リゾートとして人気があります。
島内では至る所でタコのオブジェや看板を見かけます。特産のタコは柔らかく甘みがあり、茹でダコやたこ飯、タコの姿焼きなど調理法も豊富です。冬場にはフグ(トラフグ)の本場として、てっさ(ふぐ刺し)やてっちり(ふぐ鍋)を目当てに訪れる観光客も多くいます。
アクティビティも充実しており、夏は透明度の高い海での海水浴やビーチ遊びが楽しめます。釣りやイルカとの触れ合い体験プログラムもあり、家族連れにも好評です。島の高台に設置された「ハイジのブランコ」から望む海景色はSNSで話題となり、若者たちのフォトスポットにもなっています。
島内は徒歩やレンタサイクルで一周でき、ゆったりした雰囲気の中で島時間を感じられます。夕陽の名所としても知られ、伊勢湾に沈む美しい夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれています。非日常を気軽に味わえる日間賀島は、日帰りでも宿泊でも心癒される魅力たっぷりの島です。
焼き物の街・常滑の古い町並みを巡る散策路です。土管や招き猫など陶器に囲まれた風景が広がり、陶芸の歴史に触れられます。
土管坂と巨大招き猫“とこにゃん”陶都散歩!
常滑やきもの散歩道(とこなめやきものさんぽみち)は、常滑市の陶磁器生産地区をめぐる人気の散策コースです。常滑は平安時代から続く焼き物の産地で、日本六古窯の一つにも数えられます。その焼き物文化を気軽に体感できるよう、古い町並みを整備した遊歩道が整備されています。
コースを歩くと、至る所に焼き物に関連した景色が広がります。道沿いの壁には無数の土管や壺が埋め込まれ、独特のレトロな雰囲気を醸し出しています。坂道を上った先にある巨大招き猫オブジェ「とこにゃん」は常滑のシンボルで、多くの観光客が記念撮影をしています。
散歩道の途中には江戸時代から昭和初期にかけて使われた登り窯跡も残り、当時の職人たちの息遣いが聞こえてきそうです。また、陶磁器会館では常滑焼の歴史展示や陶芸体験ができ、自分だけの焼き物作りに挑戦することもできます。
周辺にはカフェや雑貨店、窯元直営のショップも点在しており、焼き物の器でいただくコーヒーや、常滑焼の急須で淹れたお茶を楽しむこともできます。古き良き工芸の町・常滑を五感で楽しめるやきもの散歩道は、歴史好きにも写真好きにも魅力的なスポットとして人気を集めています。