函館市にある夜景の名所。ミシュラン三つ星に選ばれた絶景スポット。
函館山はもともと“離島”だった!
実は函館山は太古の海底火山が隆起してできた陸繋島(とんぼろ)で、約3,000年前までは文字通りの島だったんです。
その後、波が運んだ砂礫が堆積して幅わずか1kmの砂州を形成し、大陸と結ばれました。
この“砂州でつながった島”は世界に約40カ所ほどしかなく、函館山はその希少な一例
さらに1854年、ペリー提督はここから函館港を見渡し「世界最高の良港」と絶賛。その言葉どおり、港町・函館の発展を後押ししました
札幌を代表する繁華街。夜のネオンやグルメ、バー巡りが楽しめる。
すすきのの名前は草原に由来していた!
昔、この一帯はススキが一面に茂る草原だったため、「薄野(すすきの)」と呼ばれていました。
その後、開拓使の街路整備で飲食店が集まり始め、草原の名前がそのまま歓楽街の名称になったのです。
現在のネオン煌めく繁華街が、生まれは風に揺れる草むらだったとは驚きですね。
動物本来の姿を間近で観察できる展示方式で大人気の動物園。
ペンギンの行進はストレス発散?
冬の寒さで運動不足になるペンギンたちを解消するために、飼育員が氷上を歩かせたところ自然に列を作り始めました。
それが「ペンギンの散歩」として観光名物に。
ストレスを軽減しつつ来園者を魅了するアイデアは、まさに行動展示の成功例です。
石造り倉庫が並ぶ運河沿いの景観がノスタルジックな雰囲気を醸し出す。
深さ1m以下の運河に秘められた理由
明治期の積み出し用として掘られた小樽運河は、浅底船で荷役を効率化するため水深0.8m前後に設計されました。
そのため深い船は入れず、人力と馬車による荷揚げが主流だったのです。
近代化以前の物流手法を今に伝える貴重な証言ですね。
札幌市中心部を東西に横断する都会のオアシス。四季折々の花が美しい。
冬季オリンピックの滑走路だった!
1972年の札幌冬季オリンピックでは、大通西1丁目~2丁目間が臨時の滑走路に早変わり。
雪上飛行機が選手を運ぶための工夫で、冬の壮大な風景と人知れぬ歴史が交差していました。
現在は公園として整備されていますが、あの滑走の轟音を想像すると胸が躍りますね。
世界的にも有名なパウダースノーを誇る、ニセコエリア最大級のスキーリゾート。
偶然発見された奇跡の雪質
1990年代、豪雪の年にトライアル滑走したスキーヤーが、「世界最高のパウダー」と絶賛したのが発端。
実は羊蹄山を越えた風が微粒子化しやすく、その雪が細かくふわふわになるという地形条件が重なっていました。
以来、一躍世界の注目を集めるリゾートへと変貌を遂げたのです。
星形の城郭「五稜郭」を見渡せる展望台。夜景も人気。
星形の秘密は銃撃戦から生まれた!
幕末、西洋式築城として採用された五稜郭は、星形にすることで死角をなくし砲撃を回避する設計。
実際、1869年の箱館戦争では防御要塞として機能し、新政府軍を苦しめました。
今も星形が夜景に浮かび上がるたび、その歴史的ドラマを思い起こします。
チョコレートづくりが学べる工場見学やショップが充実したテーマパーク。
“白い恋人”の名前のルーツは雪の結晶
発売当初、パッケージに描かれた雪の結晶が大好評で、「雪のように純白な恋人」という意味を込めて命名。
実は製造はすべて手作業で、結晶の形を忠実に再現する技術が隠されています。
パリのショコラティエも驚嘆した品質は、まさに芸術品です。
雄大なカルデラ湖。周囲には温泉地や湖畔の遊歩道が整備されている。
湖面は富士山頂より高いって本当?
洞爺湖の標高は約839mで、実は富士山頂(3776m)からの海抜差を考慮すると、冷涼な深層水の温度変化が少ない“天然冷蔵庫”となっています。
また湖底には複数の温泉湧出口があり、熱海にも匹敵する多彩な泉質が楽しめます。
札幌駅直結、高さ160mの展望室から市街地を一望できる。
宇宙船を模したデザインの秘密
展望室を包む円筒部は「宇宙船」をイメージして設計。
夜になると光ファイバー照明で星屑のように輝く演出が施され、地元からは「未来都市の窓」とも呼ばれます。
建設当時は賛否両論でしたが、今では札幌のランドマークとして親しまれています。
「地獄谷」から湧き出る多種多様な泉質を楽しめる、温泉郷の代表格。
地面が毎年微妙に動いている!
活発な火山活動で地殻変動が起こり、温泉街の地面は年間約5cmずつ隆起・沈降しています。
そのため建物の基礎は定期的に補修が必要。
火山の息吹を直に感じる一大温泉地です。
春は桜の名所、夜はライトアップで星形城郭が幻想的に浮かび上がる。
桜1,600本は地元寄贈の記念樹!
明治~昭和期に地元の有力者や開拓使が寄贈して植えた桜は、毎年春に華やかに咲き誇ります。
桜の下には「武士の井戸」と呼ばれる聖なる井戸があり、夜桜ライトアップの神秘的な景観を支えています。
歴史と自然が交錯する絶景スポットです。
お菓子の試食コーナーやカフェスペースがある本店限定のスイーツショップ。
幻の「プレミアムバターサンド」あり!
帯広本店限定で出される「プレミアムマルセイ」は、通常品の1.5倍のバターと特製レーズンを使用。
一日数十個しか焼かれず、事前予約ですら確保が難しい逸品です。
スイーツ通がこっそり訪れる隠れた名物ですね。
天然ダムが作り出す幻想的なブルー。四季ごとに色味が変化する絶景。
青さの正体はシリカと微生物の絶妙なハーモニー
大噴火でできた堰堤に溜まる水には大量のシリカが含まれ、光が散乱して幻想的な青に見えます。
さらに湖中の微生物が季節ごとに増減し、色味がコバルトからエメラルドへと変化。
科学と自然が織りなす神秘のパレットです。
知床世界自然遺産域にある5つの湖。遊歩道で森と湖を散策できる。
五湖の色は生態系の証!?
春は雪解け水で透き通った青、夏は藻類の影響で緑、秋は落葉とプランクトンで琥珀色に。
湖ごとに微妙に異なる色合いは、それぞれの湖が持つ独自の生態環境を映し出しています。
自然のダイナミズムを目の当たりにできる贅沢な散策路です。
日本唯一のビール博物館。試飲ツアーや歴史展示が楽しめる。
明治の蒸気エンジンが現役展示!
レンガ造りの旧麦酒工場を保存活用し、当時の蒸気エンジンや石炭焚き釜が今も展示されています。
「日本最古のビールタンク」は国の登録有形文化財で、歴史的装置のまま稼働実演も実施中です。
時を超えた醸造技術に触れることができます。
札幌近郊の渓谷温泉地。紅葉や雪景色が美しい。
発見者は江戸の僧・定山和尚!
文久3年(1863年)、傷を癒すために湯治していた定山和尚が、この地の湯を「ありがたき泉」と称えたのが起源。
後に開拓使が温泉街を整備し、彼を祀る定山渓神社が建立されました。
日本最古の秘湯伝説が眠る名湯です。
大通公園の東端に立つランドマーク。展望台からは大通公園を一望。
設計は名古屋テレビ塔と同じチーム
1957年完成のさっぽろテレビ塔は、1954年の名古屋テレビ塔と同じ設計士グループによるもの。
当時最先端の鉄骨構造技術が採用され、全国のテレビ塔に大きな影響を与えました。
伝統と革新が交差する構造美です。
ラベンダー畑が有名な観光農園。夏には紫のじゅうたんが広がる。
日本初の商用ラベンダー栽培地
1950年代に英国から輸入した種を試験栽培し、1961年に全国初の商用ラベンダー畑を開園。
晴天時には約30万株が見渡す限り紫一色に。
ドライフラワー生産も世界的に珍しい取り組みです。
アーケード街で飲食店やお土産店が連なる、札幌最古の商店街。
狸像は親子セットだった?
商店街のシンボル狸像は親狸と子狸の2体セット。
子狸を抱くポーズには商売繁盛と子孫繁栄の願いが込められ、夜中に子狸が動く…という都市伝説も息づきます。
笑顔になれる可愛らしさが人気です。
円山公園内にある格式高い神社。初詣には多くの参拝者が訪れる。
開拓使長官が建立を命じた新古社
明治2年、開拓使長官・黒田清隆の命で、北海道の鎮守として創建されました。
従来の神社建築にエゾ松の参道を組み合わせ、北海道らしい景観設計を実現。
樹齢数百年のエゾ松が歴史を物語ります。