花絶景・霊峰ハイク・名園散策。ネイチャー&歴史を凝縮。
国営ひたち海浜公園
春のネモフィラ、秋のコキアが丘一面を彩るフォトジェニック
パーク。ジェットコースターなど遊園地エリアも充実。
筑波山
男体山・女体山の双峰が美しい百名山。山頂から関東平野を一望。
ケーブルカー・ロープウェイで初心者でも気軽にハイキング可能。
偕楽園(水戸)
日本三名園の一つ。100種3,000本の梅が咲く早春は圧巻。
好文亭から眺める千波湖と庭園の調和が見事。
一年を通じて花々が咲き誇る広大な国営公園です。
四季折々の花が咲き誇る広大な国営公園
広大な敷地を持つ国営ひたち海浜公園は、四季折々に様々な花が楽しめるスポットです。春にはスイセンやチューリップが咲き始め、みはらしの丘一面をライトブルーに染めるネモフィラが圧巻です。
夏になるとラベンダーやヒマワリが元気に咲き、カラフルな花畑が広がります。秋にはバラやコスモスが見頃を迎え、特にコキアが真紅に紅葉する景色は幻想的です。
冬でも見どころがあり、アイスチューリップやロウバイといった寒い季節に咲く花々が公園を彩ります。一年を通して花のイベントが開催され、訪れる度に新しい発見があります。
園内はサイクリングコースやプレジャーガーデン(遊園地)も整備され、家族連れでも一日中楽しめます。広大な自然の中で季節の移ろいを感じられるため、写真好きにも人気の公園です。
古くから信仰を集め「西の富士、東の筑波」と称えられる名山です。
西の富士、東の筑波と称される関東の名峰
標高877mの筑波山は、男体山と女体山の二峰から成る優美な山容を持ち、古来より山そのものが御神体として信仰されてきました。山麓にある筑波山神社には縁結びや家内安全を願う多くの参拝者が訪れます。
比較的低い山ながら山頂からの眺望は素晴らしく、関東平野を一望できます。天気が良ければ東京の高層ビル群や富士山まで遠望でき、その景色はまさに絶景です。
登山道が整備され初心者でも登りやすいほか、ケーブルカーやロープウェイで気軽に山頂近くまで行くこともできます。山頂駅付近には売店や展望デッキがあり、気軽に訪れても十分に山の雰囲気を楽しめます。
四季を通じて自然の変化が楽しめ、春はツツジ、夏は新緑、秋は紅葉が山肌を彩ります。夜間には星空観賞イベント「スターダストクルージング」も開催され、昼とは違った筑波山の魅力を体感できます。
海岸の岩上に立つ鳥居が神秘的な景観を生む由緒ある神社です。
海に立つ鳥居が印象的な大洗磯前神社
大洗磯前神社は大同元年(806年)創建と伝わる古社で、航海安全や縁結びに御利益があるとされています。御祭神は大己貴命と少彦名命で、古くから大洗の地で厚い信仰を集めてきました。
神社の一番の見どころは、海岸の岩礁「神磯」に建つ鳥居です。荒波に洗われる岩の上に立つ鳥居は「神磯の鳥居」と呼ばれ、朝日が昇る時間帯には鳥居越しに日の出を見ることができ、その神秘的な光景を一目見ようと多くの人が訪れます。
境内には樹齢数百年の御神木や歴史を感じさせる社殿があり、厳かな雰囲気に包まれています。徳川光圀公(黄門様)ゆかりの奉納品なども残されており、地域の歴史とも深く結び付いています。
近隣には大洗海岸の美しい砂浜が広がり、海水浴や磯遊びも楽しめます。また、徒歩圏内にあるアクアワールド茨城県大洗水族館と併せて訪れる観光客も多く、海と歴史文化を同時に満喫できるスポットです。
日本三名瀑の一つに数えられる四段構成の壮大な滝です。
四季で異なる表情を見せる日本三名瀑・袋田の滝
包田の滝は高さ120m、幅73mの岩壁を四段にわたって流れ落ちる壮大な滝で、「四度の滝」とも呼ばれます。これは春夏秋冬の四季それぞれに訪れてこそ真の美しさを味わえるという意味を持ち、日本三名瀑の一つに数えられています。
春は周囲の新緑に滝の白い水流が映え、爽やかな景色が楽しめます。夏は水量が増して豪快な水しぶきを上げ、涼を求める人々で賑わいます。秋になると滝周辺の木々が赤や黄色に色付き、豪快さの中に雅さを感じる風景となります。
冬の寒さが厳しくなると滝が凍結し、巨大な氷瀑へと姿を変えることがあります。氷結した滝は幻想的で、運が良ければ全面が氷のカーテンに覆われた姿を見ることができます。近年ではライトアップも行われ、夜には青白く照らされた氷瀑が幻想的に浮かび上がります。
滝へはトンネルを通って観瀑台まで行けるよう整備され、間近で滝を見上げる迫力は圧巻です。滝周辺には温泉旅館が点在し、観光後に名物の奥久慈しゃも料理やアップルパイを味わいながら温泉で暖まるコースも人気です。
岡倉天心ゆかりの六角堂が佇む絶景の海岸です。
芸術家を魅了した絶景・五浦海岸と六角堂
五浦(いつうら)海岸は、北茨城市の太平洋岸に広がる風光明媚な海岸線です。断崖と松が織りなす景観は美しく、その一角に朱塗りの六角形の堂「六角堂」が佇んでいます。
六角堂は明治の思想家・岡倉天心が1905年に建てた茶室で、彼が芸術家たちと創作活動を行った場所として知られます。一度は震災で流失しましたが、2012年に往時の姿に復元されました。
青い海原に突き出た岬に建つ六角堂と、周囲の荒磯の風景は芸術そのものです。特に朝日や夕日に染まる時間帯には、海と空のグラデーションに朱色の堂が浮かび上がり、神秘的な光景となります。
周辺には岡倉天心記念美術館があり、天心とゆかりの芸術作品を鑑賞できます。近隣の海岸では磯遊びや釣りも楽しめ、少し足を延ばせば二ツ島などの名所もあります。自然美と文化遺産が調和した五浦海岸は、訪れる人に深い感動を与えてくれます。
徳川斉昭公が開園し日本三名園の一つに数えられる歴史ある名園です。
徳川斉昭公が民と共に楽しむために開いた偕楽園
偕楽園は天保13年(1842年)に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭によって開かれました。その名は中国の古典「孟子」の一節「古の人は民と偕(とも)に楽しむ」から採られ、藩主自らが庶民と一緒に楽しむ場とした日本でも珍しい大名庭園です。
園内には約100種3,000本もの梅が植えられており、2月下旬から3月にかけて開催される水戸の梅まつりには県内外から多くの観光客が訪れます。梅が咲き誇る様子とかぐわしい香りは、春の訪れを告げる風物詩となっています。
初夏にはツツジやサツキ、秋には萩や紅葉、冬にはロウバイなど四季折々の花木が楽しめるよう工夫されており、一年を通して庭園美を堪能できます。好文亭と呼ばれる三層の御亭からは庭園と千波湖を一望でき、水戸の自然と歴史を感じる絶好の展望スポットです。
偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つとして知られ、国の史跡および名勝に指定されています。隣接する千波湖や徳川ミュージアムと合わせて巡ることで、水戸の歴史文化と自然の豊かさを満喫できるでしょう。
日本三大稲荷の一つに数えられ1300年の歴史を持つ名社です。
日本三大稲荷の一つ笠間稲荷神社で商売繁盛祈願
笠間稲荷神社は創建が白雉2年(651年)と伝わる古社で、五穀豊穣・商売繁盛・芸能上達など様々なご利益で知られるお稲荷様です。京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と並び、日本三大稲荷の一つに数えられます。
毎年初詣には県内外から多くの参拝客が訪れ、年間を通じて約350万人もの人出で賑わいます。境内では赤い大鳥居や歴史ある社殿が荘厳な雰囲気を醸し出し、神狐の像が参拝者を迎えます。
門前通りには笠間稲荷名物の「笠間いなり寿司」を提供する店が軒を連ねています。そばや山菜など地域の食材を使った創作いなり寿司で、参拝の後に食べ歩きを楽しめます。また、門前の老舗では笠間焼の器や地酒「笹目宗兵衛の松緑」なども販売しており、お土産探しにも最適です。
笠間市は陶芸の街としても有名で、神社周辺には笠間焼のギャラリーや陶芸体験施設が点在します。笠間稲荷神社で心静かに祈願した後は、芸術の森公園などに立ち寄って文化に触れるのもおすすめのコースです。
紀元前創建と伝わる武甕槌大神を祀る関東最古級の神社です。
国家鎮護の神を祀る由緒正しい鹿島神宮
鹿島神宮は茨城県を代表する古社で、初代神武天皇元年(紀元前660年)創建とも伝えられます。祭神は武道の神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、古くは東国の守護神として朝廷からも篤く崇敬されました。
「鹿島立ち」という言葉が門出を意味するように、物事の始まりにご利益があるとされ、新年や人生の節目に参拝する人も多い神社です。境内は広大な森林に包まれ、清々しい空気に満ちています。
見どころの一つは奥宮近くに湧く「御手洗池」です。湧水が澄み切った池には神鹿が遊び、人々は手を浸して心身を清めます。また宝物館には日本最古級とされる直径2.6mの大太刀「フツノミタマの剣」など貴重な文化財が納められています。
現代においても話題を呼んだのが、鹿島神宮が発行するクレジットカードです。利用額に応じたポイントが神宮への寄付となり、文化財保護に役立てられています。東京駅から直通バスで約2時間とアクセスもしやすく、歴史と伝統を肌で感じられるパワースポットです。
秋の紅葉シーズンに紅葉トンネルの絶景が見られる渓谷です。
紅葉のトンネルが圧巻!四季折々の自然美を楽しむ花貫渓谷
高萩市の西部、花貫川が長年かけて刻んだ渓谷が花貫渓谷です。暖地性と寒地性の植物が混在する豊かな自然が特徴で、春には新緑、夏には深い緑が渓流を囲みます。
特に人気なのは秋の紅葉シーズンです。渓谷に架かる汐見滝吊り橋の周辺はカエデやモミジが真紅や黄金色に染まり、橋の上から見上げれば紅葉が空を覆うトンネルのように感じられます。
散り落ちた紅葉が渓流や遊歩道を彩る様子も風情があり、訪れた人々の心を打ちます。吊り橋からは小さな滝(汐見滝)も望め、澄んだ水音と相まって癒しの時間が流れます。
渓谷入口近くの花貫ダム展望台からは、遠く太平洋を見渡すこともできます。山と海が一望できる珍しい景観で、花貫渓谷を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみたいスポットです。
全高120mを誇る世界最大級の青銅製大仏立像です。
世界最大級の青銅仏・牛久大仏の圧巻のスケール
牛久大仏は全高120mにも及ぶ阿弥陀如来の大仏で、ギネス世界記録にも登録されたことがある世界最大級の青銅製立像です。その荘厳な姿は遠方からも望むことができ、近くで見上げると圧倒される迫力です。
大仏の胎内は5層に分かれており、内部拝観が可能です。1階では蓮のオブジェが並ぶ光の世界、2階では写経ができるスペース、3階「蓮華蔵世界」には約3,400体の小仏が壁一面に安置され、厳かな空間が広がります。
さらにエレベーターで胸部まで上がると地上85mの展望窓があり、牛久市周辺はもちろん、天気が良ければ東京スカイツリーや富士山までも望む絶景スポットとなっています。大仏様の胸の内から眺める景色は格別です。
大仏の足元一帯は「浄土庭園」として整備され、四季折々の花が楽しめます。春の桜やポピー、夏の蓮、秋のコスモス、冬の牡丹などが彩りを添え、小動物と触れ合えるふれあいコーナーも併設されています。宗教施設でありながらレジャースポットとしても人気を集める存在です。
偕楽園に隣接し四季折々の自然と野鳥が楽しめる市民の憩いの湖です。
四季の景色と野鳥に癒される水戸市民のオアシス千波湖
千波湖は水戸市中心部にある湖で、偕楽園に隣接した市民の憩いの場となっています。湖畔には全長約3kmの遊歩道が整備され、ジョギングやサイクリングを楽しむ市民の姿が見られます。
湖には白鳥やカモなどの水鳥が生息しており、季節によっては渡り鳥の姿も観察できます。湖面には白鳥ボート(足こぎボート)が浮かび、観光客は湖上から周囲の景色を満喫することもできます。
春は湖畔に桜が咲き誇り、偕楽園の梅に続く水戸の花見スポットとなります。夏には湖面を埋め尽くすハスの花が見事で、早朝にはピンク色の花々が一斉に開く光景が神秘的です。秋は紅葉が水面に映え、冬の穏やかな湖畔もまた美しいものです。
湖の西側には黄門像が立つ偕楽園公園や徳川博物館、美術館など文化施設も充実しています。自然と文化が調和する千波湖周辺は、水戸観光には欠かせないスポットであり、季節を問わずゆったりとした時間を過ごせます。
江戸時代に水戸藩校として開設された日本最大級の藩校跡です。
江戸後期創設、水戸藩の人材を育てた弘道館
弘道館は江戸時代後期の天保12年(1841年)に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭によって開かれた藩校(藩士の学校)です。当時としては日本最大規模の藩校で、藩士やその子弟が学問と武芸を修めました。
孔子を祀る大成殿や講堂、至善堂などの歴史的建造物が現存しており、国の特別史跡に指定されています。一部の建物は震災復旧を経て一般公開され、往時の教育の場の雰囲気を肌で感じることができます。
弘道館は偕楽園と対になるように位置しており、斉昭公の文武両道による人材育成の理念を今に伝えています。藩校では朱舜水を招いて朱子学を学ばせたほか、剣術・槍術といった武芸も奨励され、水戸学を育んだ場としても有名です。
敷地内には梅樹が多く植えられており、春先には偕楽園とともに梅の名所となります。学問所跡の厳かな空気の中、咲き誇る梅の香りに包まれると、歴史と自然が融合した水戸ならではの風情を味わうことができます。
新鮮な海産物が並び海鮮グルメも楽しめる港町の市場です。
朝獲れの海の幸が集まる活気あふれる那珂湊おさかな市場
那珂湊おさかな市場は、那珂湊漁港に隣接する大型市場で、新鮮な海産物を求める多くの人で賑わいます。市場内には魚介類専門の店舗がずらりと並び、地元で朝獲れた魚はもちろん、全国各地からの海の幸も豊富に揃います。
威勢の良い掛け声が飛び交う中、旬の魚やカニ、エビ、貝類などが所狭しと並べられ、その場で試食をさせてくれるお店もあります。中には巨大マグロの解体ショーなどイベントが行われることもあり、市場独特の活気を肌で感じられます。
市場のもう一つの楽しみは海鮮グルメです。場内や周辺には海鮮丼のお店や浜焼きコーナーがあり、新鮮なネタが山盛りの海鮮丼や、買ったばかりの干物をその場で焼いて食べる贅沢が味わえます。名物の生しらす丼やあんこう鍋を目当てに訪れる人も多いです。
お腹を満たした後は、近くの堤防を散歩して潮風を感じたり、那珂湊駅からレトロな湊線の列車に乗って海沿いの景色を楽しむのもおすすめです。新鮮な海の幸と港町の情緒を満喫できるスポットとして人気を集めています。
サメの飼育数日本一を誇り海の生き物と触れ合える大型水族館です。
サメからマンボウまで多彩な海洋生物が集う大洗水族館
アクアワールド茨城県大洗水族館は、太平洋に面した大洗町にある国内有数の規模を誇る水族館です。特にサメの飼育種類数が日本一で、大小様々なサメが泳ぐ姿を見ることができます。また、世界最大の海水魚であるマンボウを展示していることでも知られています。
館内には80を超える水槽があり、茨城の海を再現した大水槽ではイワシの大群泳やエイ、ウミガメなどが悠々と泳ぐ姿を観察できます。トンネル水槽を通れば頭上を魚たちが行き交い、まるで海中散歩をしているような気分になります。
人気のイルカ・アシカオーシャンライブでは、音楽に合わせてジャンプするイルカやコミカルなアシカのショーが楽しめ、子供たちに大人気です。タッチプールではヒトデやサメの赤ちゃんに直接触れる体験ができ、海の生き物を身近に感じられます。
季節ごとの特別展やバックヤードツアー(予約制)なども充実しており、一日いても飽きません。併設のレストランでは海を眺めながら海鮮グルメを味わうこともでき、デートスポットや家族旅行の目的地としても高い人気を誇ります。
パワースポットとして注目される緑深い森に鎮座する古社です。
188柱の神々を祀る霊験あらたかな御岩神社
御岩神社(おいわじんじゃ)は日立市の山中にある古社で、その境内には日本全国の神々188柱を祀るという極めて珍しい神棚「御岩山大神」があります。古くから山岳信仰の霊場として知られ、近年は強いエネルギーを感じるパワースポットとして注目を集めています。
境内に一歩入ると、清冽な空気と鬱蒼と茂る巨木に包まれ、神聖な雰囲気に満ちています。中でも圧巻なのが樹齢500年を超える御神木の三本杉です。地上数メートルで幹が三方向に分かれ天高く伸びる姿は迫力があり、その根元に立つと大地から力をもらえるような気持ちになります。
御岩神社には宇宙飛行士が宇宙安全祈願に訪れたという逸話もあり、天空と地上を結ぶ場所とも称されます。社殿裏手から山頂へと続く参道は「奥の宮参道」として整備され、途中には御水岩や小さな祠が点在し、修験の名残を感じさせます。
自然に囲まれた静謐な環境で心身を清め、多くの神々に手を合わせると、不思議と心が洗われ前向きな気持ちになれます。麓には無料の駐車場もありアクセスもしやすいので、日立の豊かな自然とスピリチュアルな雰囲気を味わいにぜひ立ち寄りたい神社です。
桜の名所としても知られる動物園・遊園地併設の総合公園です。
動物園や遊園地も併設!家族みんなで楽しめる日立市かみね公園
日立市かみね公園は、市街地を見下ろす丘の上に広がる総合公園です。園内には「かみね動物園」や小規模な遊園地、プールなどがあり、家族連れで一日中楽しめるレジャースポットとして親しまれています。
かみね動物園では約70種600点の動物を飼育しており、中でもゾウやキリンへのエサやり体験ができるのが大きな魅力です。普段は遠くから眺めるだけの大型動物に間近でエサをあげられる体験は迫力満点で、子ども達は大喜びです。
公園は「日本さくら名所100選」にも選ばれる桜の名所でもあります。春になると約1000本の桜が園内を薄紅色に染め上げ、夜にはライトアップされた幻想的な夜桜を楽しむこともできます。桜越しに眺める太平洋や市街地の景色もまた格別です。
丘の地形を活かした見晴らしの良い園内からは、日立市街や海を一望できます。ベンチに座って潮風を感じながらのんびり過ごすのも良し、遊園地で観覧車に乗ってパノラマ景色を楽しむも良し。地元の人々にも長年愛されている憩いの場となっています。
竜神峡に架かる長さ375mの歩行者専用吊橋でスリル満点の絶景スポットです。
高さ100mから竜神峡を望むスリル満点の竜神大吊橋
竜神大吊橋(りゅうじんおおつりばし)は、竜神峡谷に架けられた全長375mの歩行者専用吊橋です。橋の中央に立つと谷底までの高さは約100mにもなり、足元に広がる竜神川と緑の渓谷美に思わず息を呑みます。
吊橋の上からは四季折々の絶景が楽しめます。春は新緑が芽吹き、5月のこどもの日には色とりどりの鯉のぼりが無数に吊り下げられ壮観です。夏は深緑と青空、秋には渓谷全体が紅葉に染まり、眼下に広がる錦織りなす風景は見事というほかありません。
この橋はスリルを求める人々にも人気で、日本一高い場所からのバンジージャンプ(高さ約100m)が体験できます。勇気を出して飛び降りれば、竜神湖に向かって急降下するスリルと達成感は一生の思い出となるでしょう。
竜神大吊橋周辺には道の駅や展望台、遊歩道も整備され、ドライブやツーリングの立ち寄り先としても最適です。澄んだ空気と雄大な自然の中、心地よい緊張感と爽快感を味わえるスポットとして多くの観光客に親しまれています。
滝の裏側に入ることができる「裏見の滝」として知られる小さな名瀑です。
滝の裏側で月を待つ伝説が残る月待の滝
月待の滝は高さ17mほどの比較的小規模な滝ですが、滝の裏側に入り込める「裏見の滝」として知られています。その名の通り、滝の裏で月の出を待つことができるという伝説に由来し、神秘的な雰囲気を持つスポットです。
岩肌から流れ落ちる清流の裏側に入ると、薄い水のカーテン越しに外の景色を見ることができます。夏にはマイナスイオンたっぷりの涼しい空間となり、滝の向こうに広がる緑と差し込む陽光が織りなす光景はまさに天然の癒しです。
冬場には滝が部分的に凍結し、氷柱が下がる幻想的な姿を見せます。運が良ければ、裏側から透けるように凍った滝越しに月明かりが差し込むロマンチックな光景に出会えるかもしれません。
滝のそばには茶屋があり、名物の手打ちそばをいただきながら滝を眺めることができます。素朴で静かな里山の風景が広がる月待の滝周辺は、観光地の喧騒を離れてゆったりと自然と触れ合える隠れた癒しスポットです。
春には8500株のツツジが園内を彩る笠間の花名所です。
山肌を埋め尽くす8,500株のツツジが壮観な笠間つつじ公園
笠間つつじ公園は笠間市郊外の丘陵地に位置し、約7ヘクタールの園内に8,500株ものツツジが植栽されています。毎年4月中旬から5月上旬にかけて開催される「笠間つつじまつり」の時期には、丘一面が赤やピンク、紫色のツツジで埋め尽くされます。
遊歩道に沿って色とりどりの花のトンネルが続き、満開時には文字通り足の踏み場もないほどの花々が咲き競います。その景色は圧巻で、遠方から訪れる観光客も多く、写真愛好家にとっても絶好の被写体となっています。
園内の高台に登れば、色鮮やかなツツジ越しに笠間市街地を見下ろすことができます。晴れた日には空の青とのコントラストが見事で、まるで絵画のような風景が広がります。心地よい春風に吹かれながら花々の香りに包まれる時間は格別です。
祭りの期間中は露店が出て地元の名産品や軽食を楽しめるほか、夜間にはライトアップが行われ、昼とはまた違った幻想的なツツジ景色を堪能できます。笠間つつじ公園は春の笠間を代表する花スポットとして、訪れる人々に感動を与えています。
広大な水面に白帆が映える日本第二の面積を誇る湖です。
白帆の伝統と夕景が美しい日本第二の湖・霞ヶ浦
霞ヶ浦は茨城県南部に広がる日本で2番目に大きな湖で、その雄大な水面は一見すると海のようにも感じられます。湖の周囲には水郷と呼ばれる水路網が発達し、古くから漁業や舟運で栄えてきました。
霞ヶ浦の象徴的な風景の一つに、帆引き船(ほびきぶね)があります。明治時代から伝わる伝統漁法で、大きな白い帆を立てて風の力で網を引く船です。現在では観光用に再現され、初夏から秋にかけての週末に湖上を滑る姿が見られます。青い湖面に白帆が点在する光景は郷愁を誘い、写真映えする絶景です。
観光の楽しみ方としては、遊覧船に乗って湖上から景色を眺めるのがおすすめです。雄大な筑波山や湖畔の田園風景を、水上という特別な視点からゆったりと楽しめます。また、湖周辺にはサイクリングロード「霞ヶ浦一周(りんりん)ロード」が整備され、湖風を感じながらのサイクリングも人気です。
霞ヶ浦ではワカサギや川エビなどが獲れ、佃煮や天ぷらといった郷土料理も美味です。夏には帆引き船のサンセットクルーズや、秋冬には白鳥が飛来する姿など、季節ごとに違った魅力があります。広大な水景は茨城の悠久の自然を象徴する存在として、多くの人々を惹きつけています。
日本の宇宙開発の中枢を見学できるJAXAの研究施設です。
日本の宇宙開発の最前線を体験!筑波宇宙センター
筑波宇宙センターは、筑波研究学園都市内に位置する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の主要拠点です。日本のロケットや人工衛星の研究開発が行われており、敷地内には実物大のH-IIロケットがそびえ立ち、訪れる人々を出迎えます。
一般公開されている展示館「スペースドーム」では、宇宙開発に関する貴重な展示物が多数あります。入口では100万分の1スケールの美しい地球モデルがお出迎え。館内には本物の人工衛星やロケットエンジン、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の実物大モデルなどが展示され、間近に見て触れることで宇宙開発の現場を実感できます。
事前予約制のガイド付きツアーでは、実際の管制室や試験設備の一部を見学することも可能です。宇宙飛行士たちが訓練に使う設備や、ロケット組立棟のスケールに圧倒され、普段なかなか見ることのできない裏側を知る貴重な体験となります。
宇宙センター内のショップでは、宇宙食やJAXAグッズなどユニークなお土産も購入できます。科学好きの子供はもちろん、大人にとっても学びと驚きの連続で、日本の宇宙開発の最前線に触れられるスポットとして人気を博しています。
500種100万株のハナショウブが咲き誇る水郷情緒豊かな花公園です。
初夏に百万本の花菖蒲が咲き誇る水郷潮来あやめ園
水郷潮来あやめ園は、潮来市にある約1.3ヘクタールの花菖蒲園で、毎年5月下旬から6月下旬にかけて「水郷潮来あやめまつり」が開催されます。園内には500種・約100万株もの花菖蒲(はなしょうぶ)が植えられており、一斉に咲き誇る様子はまさに圧巻です。
菖蒲田に張り巡らされた水路には遊歩道や橋が架かり、色とりどりの花菖蒲を間近に鑑賞しながら散策できます。白無垢姿の花嫁が舟に乗って嫁入りする「嫁入り舟」は祭り期間中の名物行事で、水面に揺れる花嫁姿と菖蒲の花の取り合わせが水郷ならではの情緒を醸し出します。
期間中は潮来囃子やあやめ踊りといった郷土芸能の披露や、夜間のライトアップも行われます。日中とは異なる幻想的な光に照らされた菖蒲は、蒼紫色の絨毯が浮かび上がるようで、涼やかな初夏の夜を演出します。
園のすぐ脇を流れる前川では遊覧船に乗ることもでき、水路から眺める菖蒲園や柳並木はひと味違った風情があります。江戸時代から水運で栄えた潮来の歴史を感じさせる水郷潮来あやめ園で、初夏のひとときを優雅に過ごしてみませんか。
日本初の本格的ワイナリーとして明治期に創業した歴史的建造物です。
明治期創業の日本初ワイナリーの歴史香る牛久シャトー
牛久シャトーは、明治36年(1903年)に神谷傳兵衛(かみやでんべえ)によって開設された、日本初の本格的ワイン醸造所「牛久醸造場」を前身とする施設です。フランスのシャトー風の赤レンガ建築が印象的で、国の重要文化財にも指定されています。
明治から大正にかけて日本のワイン醸造を牽引した歴史があり、現在は当時のワインセラーや醸造設備の一部が保存・公開されています。資料館では創業当時の醸造用具や神谷傳兵衛の業績を紹介する展示があり、日本のワイン造りの歩みを学ぶことができます。
広大な敷地内には美しく整備された庭園が広がり、四季折々の花が楽しめます。レストランやカフェも併設されており、牛久産のワインや地ビールを片手にゆったりとした時間を過ごすことができます。薔薇が咲き誇る季節には、洋館と花々のコントラストがまるでヨーロッパにいるかのような雰囲気を醸し出します。
牛久シャトーは、単なる歴史的建造物に留まらず、市民に開かれた観光施設として生まれ変わりました。ワインフェスなどのイベントも開催され、多くの人が訪れる憩いの場となっています。明治のロマンと葡萄酒の香りに包まれながら、異国情緒あふれるひとときを楽しめるスポットです。
海岸近くに並ぶ二つの巨岩が印象的で朝日スポットとしても人気の景勝地です。
日の出が映える北茨城のシンボル・二ツ島
二ツ島(ふたつじま)は北茨城市大津町の海岸にある、海中から突き出た2つの巨岩です。大小2つの岩が並ぶ姿からこの名が付き、古くから北茨城のシンボル的景勝地として親しまれてきました。
大きな岩には小さな祠が祀られており、かつては干潮時にだけ岩まで歩いて渡ることができました(現在は老朽化により鳥居などは撤去)。岩上に生える松の緑が荒波に映え、どこか日本画のような風情があります。
特に有名なのが朝焼けの光景です。水平線から昇る朝日が二ツ島の岩越しに顔を出す瞬間は神々しく、写真愛好家たちが三脚を並べる人気スポットとなっています。オレンジ色に染まる空と海、シルエットになった二つの岩のコントラストは、一日の始まりにふさわしい荘厳さです。
周辺の海岸線も美しく整備され、海岸沿いの遊歩道を散策しながら潮風を楽しめます。近くには海水浴場もあり、夏場には海水浴客で賑わいます。四季折々で表情を変える二ツ島は、訪れる人に自然の雄大さと移ろいを静かに伝えてくれるスポットです。
安産子育ての御利益で知られ季節の花も美しい坂東札所第24番の古寺です。
四季の花咲く安産祈願の霊場、桜川市の雨引観音
雨引観音(あまびきかんのん)は正式名称を雨引山楽法寺(らくほうじ)といい、推古天皇の時代(6世紀末)に創建されたと伝わる古刹です。坂東三十三観音霊場の第24番札所にあたり、古来より安産・子育て・子授けの観音様として信仰を集めています。
境内は高台に位置し、門前からは筑波山や桜川市街を望むことができます。四季折々の花の名所としても知られ、春は桜やボタン、初夏には約5,000株ものアジサイが境内を彩り、梅雨の時期には幻想的な美しさです。秋には紅葉が山寺を鮮やかに染め、訪れる人の目を楽しませます。
雨引観音のもう一つの名物は放し飼いにされているクジャクです。境内を悠々と歩く色鮮やかな孔雀の姿に驚く人も多く、運が良ければ羽を広げる優美な姿を見ることができます。静かな山寺に響く孔雀の鳴き声はどこか異国情緒も感じさせ、訪れる者の心を和ませます。
毎年多くの妊婦さんや家族連れが安産祈願や子育て祈願に訪れます。境内の池には子供をかたどった珍しいお守り「胎内くぐり」があり、母子の健康を願う人々に親しまれています。歴史深い祈りの場であると同時に、美しい自然と生き物に囲まれた雨引観音は、心癒される極上の隠れ里のようなスポットです。