宮城県は仙台の都市文化と松島の風光明媚をはじめ、伊達政宗ゆかりの史跡や蔵王の樹氷など多彩な魅力が詰まった地域です。牛タンやずんだもちのグルメもお忘れなく。
宮城で外せない観光スポットを厳選してご紹介。
宮城を代表する3つの見どころをピックアップ! ・松島:日本三景に数えられる湾内の小島群は、遊覧船で海の絵画を巡るような贅沢な体験です。 ・仙台城跡(青葉城):伊達政宗像が見守る丘からの仙台市街と太平洋の眺望は正に「政宗の眼差し」です。 ・蔵王樹氷:冬の山頂を彩る自然が生んだスノー・モンスター。ライトアップ夜間観賞は一生の思い出に。
日本三景に数えられる松島湾内を巡る観光船。260余りの島々が浮かび、その造形美を海上から楽しめる。
松島湾は人工要塞だった!? 実は江戸時代、湾内の島々は敵艦侵入を防ぐ天然の砦と考えられ、伊達政宗は海上防衛ラインに組み込んでいたんです。 とりわけ「仁王島」「多聞島」は、要塞の見張り台として使われた説も。小舟でそっと近づくと、まるで縄張り争いの名残を感じる迫力! また、津波や台風にも耐え抜いてきた松島の島々は“生きた地質学博物館”。荒波が削り残した奇岩を目にすれば、自然の強さに背筋が伸びます。 乗船ルートには千貫島や蓬莱島など、政宗の伝説から現代の復興物語まで。一度のクルーズで歴史と地球のドラマを丸ごと体感できます。
蔵王五色岳の火口湖。天候や光線で湖面がエメラルドグリーンから瑠璃色まで七変化する神秘の絶景ポイント。
御釜は“死の水”だった!? 強酸性の湖水はpH1以下という凄まじさ。魚も藻も生息できず、まるで異世界の水底がそのまま空に浮かんでいるかのよう。 さらに噴火口特有の「逆転温度層」が毎秒変化を生み、太陽光の屈折で毎分違う色彩を映し出すまさに自然のプラズマアート。 伝説では、湖に落ちた馬が一晩で骨だけになったとも言われ、その圧倒的な“死の力”が秘められていると恐れられました。 霧がかかる早朝ほど色彩が鮮やかになるというのも不思議。観光客は晴天よりむしろ、あえて薄曇りの日を狙うのが通の流儀です。
標高約130mの要害に築かれた仙台藩の居城跡。伊達政宗公騎馬像から仙台市街が一望できる展望スポット。
青葉城は“秘密の水源地”だった!? 実は城跡地下には、伊達氏が極秘に整備した天然水路が張り巡らされ、戦時でも城内に新鮮な井戸水を引き込める“地下インフラ”があったんです。 昭和の大洪水でも一度も水没しなかったのは、この巧妙な排水路と貯水槽の存在が決め手。戦国時代から続く土木技術の結晶です。 毎正時に響く「荒城の月」の自動演奏は、実は昭和初期に復元されたもので、夜景とともに哀愁を誘う演出として人気を博しています。 改修された石垣の石材には、当時の京都石工が手がけた雅な切り込み跡が残り、“城の美術館”とも称される迫力の細工が見どころです。
日本の滝百選にも選ばれた国指定名勝。落差55m、幅6mの豪快な瀑布で、遊歩道を使って滝壺まで迫力ある景観を楽しめる。
秋保大滝は“東北のナイアガラ”の呼び声!? 春の雪解け水が一気に流れ込む時期には、轟音が二倍以上に。滝壺周辺は常にミストで霞み、まるで幻の世界に迷い込んだかのよう。 伝説では滝の背後に温泉泉源が隠れ、古代の旅人は湧き出す湯気を道しるべに進んだと言われます。 地元の「秋保大滝まつり」では夜間ライトアップが幻想的。赤と青のライトが飛沫(しぶき)に反射して、火と水の競演が楽しめる特別演出です。 滝の高さはロープを使った滝登り体験も可能。プロガイド同行で味わう“水飛沫の冒険”は一度きりの思い出になります。
仙台の奥座敷と称される古湯。名取川沿いの旅館街には歴史ある湯宿が軒を連ねる。
秋保温泉は“薬湯の元祖”!? 平安時代には“薬効湯”として貴族にも愛され、伊達政宗公も傷の湯治に訪れたという伝承が残る名湯中の名湯。 名取川を見下ろす露天風呂からは、四季折々の渓谷美が一望でき、湯上がりの涼風が血行をさらに促進します。 近くの磊々峡(らいらいきょう)は“秘境の廊下”と呼ばれる渓谷散策路。温泉とトレッキングを一度に楽しむ贅沢コースです。 宿ごとに泉質が微妙に異なるため、はしご湯で“湯めぐりランキング”を自作するのが通の遊び方。ぜひお好みの湯を探してみてください。
1609年伊達政宗が改修した臨済宗妙心寺派の禅寺。桃山様式を伝える豪華絢爛な国宝本堂が見どころ。
瑞巌寺は“隠し金庫”が眠る!? 江戸期の大修理で本堂床下に隠された金箔瓦の一部は、震災から守る耐震バネとしての二重構造だったという最新説があるほど。 外壁の彫刻にはモザイク状に埋め込まれた瑠璃瓦が光を受け、昼夜で表情を変える“光の迷宮”とも呼ばれます。 明治維新の動乱をくぐり抜けた証拠に、廊下裏には戦火を逃れた漆器や仏具が密かに保管されていた秘密の蔵が現存。 庭園の池には江戸初期の遺構と伝わる“逆さ龍神”の石組みがあり、龍神信仰とも結びつくミステリアスな見どころです。
1934年設立、竹鶴政孝が理想郷と考えた仙台・蔵王連峰の麓に佇む蒸溜所。ガイドツアーと有料テイスティングが楽しめる。
宮城峡は“和製バーボン誕生の地”!? 竹鶴政孝がアメリカ帰りの蒸溜技術を導入し、「和製バーボン」と評された原酒を初めて醸造した歴史的舞台。 冬季は朝霧が貯蔵庫を包み込み、樽熟成を均一化する“自然のクーラー”として活用。霧の具合で香りも微妙に変わる幻のハーモニーです。 秘蔵の100年樽は「生きたタイムカプセル」と称され、見学者は一瞬だけ樽の栓を開ける儀式に立ち会えます。 ガイドツアー後のテイスティングでは、蒸溜所限定ボトルを選び、自分だけの“宮城峡マリアージュ”を探すのが醍醐味です。
807年坂上田村麻呂建立の「毘沙門堂」が起源。1604年伊達政宗による桃山建築の堂宇は東北最古の重要文化財。
五大堂は“波間に浮かぶ舞台”だった!? 江戸時代は満潮時に渡り廊下が水上に浮かび、まるで海上劇場のステージのように見えたと記録に残る演出派建築。 2011年の震災でも倒壊を免れたのは、釘を極力使わない「組木構造」の柔軟性と、基礎の石積み設計に秘密が。 毎33年に一度しか公開されない平安期の秘仏・五大明王像は、朱塗りの渡り廊下を渡った先の神秘として今も語り草。 朝日や夕日に照らされる堂宇の影は、海面にふわりと揺れて“天空の鏡”と称される絶景です。
慶長年間に伊達政宗が創建した、桃山建築の粋を集めた国宝社殿。豪華絢爛な装飾が見どころ。
透塀は“絵巻物”だった!? 社殿を囲む透塀(すきべい)に施された「牡丹唐獅子」「波兎」の彫刻は、物語性を持つ絵巻のように連続配置されている遊び心満点の装飾技法。 2011年の神事「流鏑馬」では、騎馬が社殿前を疾駆するたび、彫刻の影が揺らめき“動く浮世絵”として参拝者を魅了します。 金箔の下地には漆を使った“漆下金箔”技法が隠され、光の角度で金の濃淡が変化。まるで魔法がかかったかのような社殿美が体験できます。 社殿を覆う寄棟屋根は、全国でも珍しい「二重折衷屋根」で、重厚感と軽やかさを同時に感じさせる建築美の極致です。
深いV字谷に遊歩道が張り巡らされた東北屈指の紅葉名所。10月中旬から下旬にかけて錦秋が峡谷を彩る。
「鳴子」は風の声だった!? 渓谷を吹き抜ける風が岩壁で反響し、まるで「鳴子」の音色のように響くことから名づけられたという自然のオーケストラ。 吊橋「大深沢橋」は高さ100m超、長さ147mを誇り、足元に真紅の木々が広がる光景はまさに“空中の紅葉絨毯”。 夜はライトアップされた紅葉と足湯の融合が大好評。光と湯気が揺れる幻想世界は、訪れた人々の記憶に深く刻まれます。 例年11月初旬には“紅葉まつり”も開催され、地元芸能や郷土料理の露店が谷間に音楽と香りを運びます。
伊達政宗の孫・光宗の菩提寺。西洋バラと紅葉の彩りが調和する庭園と、夜間ライトアップが幻想的。
バラと紅葉が競演する“和洋ガーデン” 5月の西洋バラはまるで宮廷の舞踏会、11月の紅葉は幽玄の絨毯。二季節が重なる一瞬に立ち会える“庭園の奇跡日”が存在します。 境内には光と影を操る回廊が設けられ、ライトアップ中は紅葉のシルエットが壁に映り込み“動く絵巻”に。 奥の霊廟には歴代当主の念持仏がひそかに祀られ、庭園の華やかさと静謐な祈りの空間が同居する独特の時間が流れます。 花と紅葉のコントラストを狙う写真家が多く訪れ、「季節を閉じ込める箱庭」と称される名園です。
残雪の蔵王連峰を背景に約1,200本の桜並木が続く「一目千本桜」。春ならではの壮観な風景。
川面に映る“空中桜並木” 満開の桜並木が水面に鏡映しされ、まるで空にも一本の並木道が続くように見える“幻のトンネル”現象。 開花時期には観光船「水上花見」が運航し、川の上から桜と雪山を一度に楽しむ“両極の春”を味わえます。 夜はライトアップが川面を揺らし、万華鏡のように変わる色彩は春の儚さを余すところなく表現します。 一度に千本という数よりも、一本一本の存在感が際立つ“桜のシンフォニー”に耳を澄ませてみてください。
片倉小十郎の居城を木造で忠実復元。天守からは蔵王連峰や市街地の絶景を一望できる。
白石城は“小十郎の密談場”だった!? 城内には秘密裏に築かれた薄暗い“会議室トンネル”があり、片倉小十郎はここで政務を密かに進めたと言われます。 復元された天守最上階には、当時の武具や古文書レプリカが並び、“戦国の知略”を肌で感じられる展示が充実。 春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…四季折々の城景色を一望できる360°パノラマは、まさに小十郎が見守った絶景。 毎春開催の「城下町しらいし桜まつり」では、武者行列や甲冑試着体験が人気で、戦国気分を存分に楽しめます。
標高約590mの自然豊かな広場に100匹以上のキツネが放し飼いされた国内でも希少な動物園。エサやりや抱っこ体験が楽しめる。
キツネ村は“狐火伝説”の舞台だった!? かつて山伏が狐火(きつねび)を目撃した場所と伝わり、その神秘的な夜の光景が今も村内のあちこちで語り継がれています。 冬の寒風の中、ふわふわの冬毛をまとった子ギツネたちが集団で雪原を駆け回る姿は、まるで白い幻獣の行進。 エキノコックス対策が徹底された触れ合いスペースでは、安心して「生きたぬいぐるみ」と戯れられる貴重なひととき。 春には野生のウグイスがキツネたちと共演し、森全体が幻想的なコンサートホールに変わります。
1637年建立の桃山様式を伝える伊達政宗公の霊廟。豪華絢爛な彫刻と鮮やかな彩色が見どころ。
瑞鳳殿は“蘇る政宗公”の舞台!? 墓所横の発掘調査展示館には、政宗公の遺骨から復元した等身大の石膏像が展示され、“生身の大名”と対面できる唯一のスポット。 豪華絢爛の彫刻はすべて漆と金箔による重厚仕上げ。戦火にも津波にも耐え抜いたその強靭さは、大名の威厳を今に伝えています。 本殿へ続く回廊には「鳳凰の庭園」と呼ばれる池泉回遊式庭園が広がり、静寂の中で羽ばたく鳳凰伝説を追体験できます。 毎年9月には“瑞鳳殿薪能”が開催され、幽玄な能舞台が夜の霊廟を舞台に浮かび上がり、魂を揺さぶる風雅なひとときを演出します。
「猫の島」として知られる離島。漁村の風情と猫たちのゆるやかな日常が魅力。
猫が島民より多い“招き猫の聖地” 約100~200匹の野良猫と同数の招き猫像が点在し、島全体が“猫神信仰”の聖域と化しています。 漁師町の小さな神社には猫の守護神「猫大神」が祀られ、島の安全航海を見守る猫の伝説が今も語り継がれます。 ネコたちは自由気ままに神社や灯台でくつろぎ、観光客は猫とともに島一周の“猫散歩”を堪能! お土産には猫形お守りや招き猫キーホルダーが人気で、買えば島の猫たちにご飯代として寄付されます。
ケヤキ並木が続く“杜の都”仙台を象徴する通り。冬の光のページェントは全国的にも有名。
定禅寺通は“光の劇場”だった!? 1986年の初回点灯から、60万球を超える電球でケヤキを包み込む演出は、通り全体を一夜限りの“光の劇場”に変身させる壮大な舞台装置。 冬だけでなく、夏には「ストリートジャズフェスティバル」が開催され、音楽と緑と光が交錯する“音景画”を楽しめます。 夜風に揺れるケヤキの枝と揺らめく灯りが織り成す光のトンネルは、まるで別世界へ誘うゲートのよう。 初回から続く市民参加型のイルミネーション制作は、まさに“みんなで創る光のアート”です。
地元漁港直送の海産物が並ぶ市場。食堂では旬のカキやホヤなど新鮮な海の幸を楽しめる。
市場は“セルフ海鮮丼の聖地”? 丼の具材を自分で選べる“セルフ盛り”スタイルは、まるで宝探し。ホタテやウニ、イクラを思い思いにトッピングして、自分だけの絶品丼を生み出せます。 朝5時の開店と同時に行列ができる300円の限定海鮮丼は、漁師直伝の“勝負丼”。一口で素材の新鮮さに驚愕! 裏手の加工場では揚げたての天ぷら・唐揚げが次々に飛び出し、食べ歩きグルメとしても大人気。 早朝訪問で地元常連に交じる“市場探検ツアー”に参加すれば、仕入れの裏話や穴場食堂情報もゲットできます。
金運円満・商売繁盛のご利益で知られる水神社。境内の湧水は「御神水」としても有名。
黄金の蛇が守る“金運の泉” 境内を流れる清冽な湧水は「蛇神」が宿るとされ、金色に輝く小石が水底に散りばめられているように見えるミステリー。 伝説では、龍神が変じた黄金の蛇が水源を守り、その水を汲むと財運が舞い込むと言われます。 秋の紅葉期には水面に浮かぶ落葉が錦絵を描き、心と財布を潤す“紅葉の金運ロード”とも称されます。 おみくじは「金蛇みくじ」と呼ばれ、金色の封筒に包まれた一枚は、お守りとしても大人気です。
仙台駅前に広がる「台所」。新鮮野菜や魚介、地元加工品が並び、朝から晩まで活気あふれる商店街。
300円海鮮丼は“伝説のワンコイン” 毎朝7時スタート、限定100食の300円海鮮丼は地元民のゲリラ的名物。マグロにホタテ、イカが山盛りで、この価格は驚愕! 並ぶ大行列こそ“朝市のソウルフード”。店主の目利きで仕入れた新鮮素材をたっぷり味わえば、旅の思い出が一気に豪華になります。 市場散策ツアーでは、店主が教える「旬の見極めポイント」や隠れた名物加工品も紹介。探検気分で歩くだけで発見がいっぱいです。 駅チカ立地でアクセス抜群、仙台旅の“始発ステーション”として外せないスポットです。
『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの原作者・石ノ森章太郎の世界を体験できるミュージアム。
変身ベルトが本物!? 来館者は特製ベルトを装着して“仮面ライダー変身体験”が可能。センサーに触れると劇中効果音が鳴り響く超本格派! 原画展示室には震災で散逸しかけた貴重なコマを修復展示。復興を支えた“漫画の力”を直に感じられる展示が胸を打ちます。 ARフォトスポットでは009やライダーと一緒に記念撮影。スマホをかざすだけでバトルシーンが再現されるギミックは子どもから大人まで夢中に。 夏のマンガフェスには作者の直筆サイン会やコスプレ大会が開催され、全国からファンが大集結する一大イベントです。
塩竈市に鎮座する陸奥国一宮。海上安全・安産祈願の古社で、春には桜のトンネルが見事。
潮風が奏でる“磐境(いわさか)の神域” 古来、神域を示す磐境(巨岩)は海辺に点在し、潮風が岩を叩く音が神の声とされた聖地。今も参道に磐境が筑かれています。 鎌倉時代には海上安全祈願の舞楽が奉納され、その伝統は現在の春祭り「鹽竈桜まつり」に息づいています。 参道の千本桜トンネルは“桜の海”と呼ばれ、海と山と花が同時に楽しめる独特の風情を味わえます。 湧き水「磐境の御神水」は持ち帰りOK。地元では美肌効果も噂される神秘のパワースポットです。
2015年開館のシーパラダイスグループ直営水族館。三陸の海を再現した大水槽「いのちきらめくうみ」とイルカショーが人気。
スナメリは“海の案内人” 入口の巨大水槽で、好奇心旺盛なスナメリがガラス越しに来館者を招くように泳ぎ寄る光景は、まるで“水中のコンシェルジュ”。 屋外展示には三陸の潮溜まりを再現したタッチプールがあり、ヒトデやナマコを素手で観察できる“海の図鑑”コーナーも感動必至。 夜限定で行われる「ナイトアクアリウム」では、照明演出と生き物たちの動きがシンクロし、まるで幻想絵巻のような海中散歩が楽しめます。 大水槽前のカフェでは、潮風を感じながらオリジナルドリンクを片手に、ゆったりと“水中劇場”を鑑賞できます。
宮城・秋田県境の活火山。秋には「神の絨毯」と称される錦秋の紅葉が山肌を彩る。
山頂から見る“雲海の紅葉絨毯” 早朝の登山で出会えるのは、山頂一帯を覆う雲海の上に赤や金の紅葉が浮かぶ“天空の絨毯”絶景。 火山性土壌だからこそ育つ希少な高山植物、春はコマクサ、夏はチングルマが可憐に咲き乱れ、四季の表情が劇的に変化。 紅葉シーズン中はロープウェイも運行し、空中散歩とトレッキングを組み合わせた“二重の絶景”が楽しめます。 古来より修験道の行場としても名高く、石畳の参道に刻まれた刻字や祠を巡る歴史トレイルも人気です。
多彩な泉質と伝統のこけしで知られる、歴史ある温泉郷。全6湯を湯めぐり。
6つの湯は“個性派アトリエ” 含鉄泉、炭酸泉、塩化物泉など6種の泉質それぞれに趣向を凝らした湯船。肌触りも香りもまるでアートギャラリーのよう。 温泉街にはこけし工房が点在し、職人による絵付け体験ができる“湯と工芸の二重楽”が鳴子流。 秋は渓谷の紅葉とセットで“紅葉湯めぐり”が大人気。湯船から見下ろす錦秋の絶景は、心に焼き付く一瞬です。 「鳴子こけし祭り」ではこけし絵付け競技大会も開催。温泉と伝統文化を丸ごと味わう体験型温泉地です。
鹿が多く生息し、黄金山神社が鎮座する信仰の島。東日本最古の神社とも。
金華山は“鹿の守り神” 島に放たれた約600頭の鹿は古来より神の使いとされ、参拝者を導く“生きた標識”として愛されています。 黄金山神社の本殿は朱塗りが鮮やかで、潮風に映えるその姿は島全体を黄金色に染める聖域の象徴。 島巡り遊覧船から望む断崖絶壁と鹿の群れは、まるで絵画のワンシーン。帰路には鹿と記念撮影できる“鹿ステーション”も人気! 毎年9月には“鹿祭り”が開催され、鹿の御輿が海を渡る勇壮な神事が繰り広げられます。
リアス海岸が削り出した奇岩・怪石の連なる海岸美。荒々しい波と岩肌のコントラスト。
岩が奏でる“波のシンフォニー” 海に突き出た巨大な岩壁は波の浸食で無数の洞窟と柱状節理を生み出し、満潮時には岩肌と浪が一体になった“大自然のステージ”。 漁師が素潜りで貝を採った“天然の潜り戸”は、今も足元に残る歴史の証。海と人の共生を感じさせます。 夕暮れには波がシルエットとなり、刻々と表情を変える岩肌をバックに光と影のドラマが展開。 岩礁の裂け目には珍しい貝類やウミウシも生息し、タイドプール探検が地質学&海洋生物学のミニ冒険です。
東北唯一の国営公園。広大な敷地にサイクリング、ボート、バーベキューなど多彩な施設。
公園は“自然の遊覧船” 湖畔を巡るサイクリングコースは、まるで自転車に乗ったまま水上クルーズをするかのような滑らかな起伏。 春のチューリップ、夏のひまわり、秋のコスモス…四季折々の花畑が“野外アートギャラリー”を形成。 バーベキュー場には地元食材が持ち込みOKで、“湖畔グルメ”を自作できる贅沢体験。 冬はスノーシューの専用コースが整備され、真っ白な雪原を音もなく歩く“静謐の大地”が楽しめます。
観覧車が目印の東北最大級アウトレット。国内外ブランドと海風が気持ちいいショッピングモール。
アウトレットは“海風セール会場” 海辺に立つ店舗群は潮風が吹き抜ける構造で、夏のセール期間には“海風割”として追加値引きが発生する裏技があるとか!? 観覧車に乗ると松島湾の絶景が360°拡がり、ショッピングの合間に“空中休憩”できる贅沢。 週末には地元農家のマルシェが開かれ、鮮度抜群の野菜や果物をゲットできる“アウトレット×産直”の新潮流を体験。 ライブステージや気まぐれストリートパフォーマンスも開催され、買い物だけでなくエンタメ満載の一日が楽しめます。
東北最大級の都市型動物園。自然に近い環境展示と広大な芝生広場が家族連れに人気。
都会のサバンナを再現!? ケニア号と名付けられたサバンナエリアでは、ライオンやキリンがのびのび暮らす“都市型サファリ”が体験できます。 子ども向けのふれあい広場ではウサギやモルモットと触れ合える“ミニ牧場”コーナーが大人気。 春には園内に桜並木が咲き誇り、花見ピクニックを楽しみながら動物観察ができる“桜と動物の共演”も魅力。 園内周遊バス「パークライナー」で一周すれば、見逃しがちな小動物エリアまでラクラク探訪可能です。