後楽園・倉敷美観地区・岡山城で“晴れの国”を満喫!
後楽園
日本三名園のひとつ。池泉回遊式の美しい大名庭園で四季折々の景観が楽しめます。
倉敷美観地区
白壁の町家と柳並木が続く歴史保存地区。川舟流しや美術館めぐりが人気。
岡山城
烏城の愛称で知られる黒塗りの天守。ライトアップと後楽園越しの眺めは必見。
大名庭園で四季循環の借景美と茶の湯体験
水と芝生が描く四季パノラマ
元禄期に池田綱政が築いた回遊式庭園で、芝生と水路が広がる“歩ける絵巻物”です。
旭川のせせらぎを借景に四季の花鳥風月がリレーし、夜間特別開園ではライトアップが園路を幽玄に照らします。
◆歴史・起源:1700 年完成、昭和戦災を経て市民の手で復元されました。
◆見どころ:唯心山から眺める旭川と岡山城の借景は必見です。
◆豆知識:鶴舎ではタンチョウが毎朝 8 時に「開園ベル」を鳴らします。
◆アクセス:JR 岡山駅から路面電車 5 分「城下」下車徒歩 10 分。
漆黒天守で体感!金鯱ライトアップの水鏡夜景
烏城に潜む黄金コントラスト
慶長期築城の漆黒天守が 2022 年リニューアルし、金箔鯱と黒板張りが昼夜で表情を変えます。
旭川に映るライトアップは“水上逆さ城”と呼ばれ、写真愛好家が三脚渋滞を起こすほど人気です。
◆歴史・起源:宇喜多秀家が 1597 年完成、太平洋戦争で焼失後 1966 年外観復元しました。
◆見どころ:VR 体験で関ヶ原直前の城下町を歩けます。
◆豆知識:天守売店の「黒アイス」は竹炭色、歯が烏城カラーになるので要注意です。
◆アクセス:JR 岡山駅から路面電車 5 分「城下」下車徒歩 10 分。
白壁蔵と柳並木、川舟が映すレトロモダン街
白壁と瓦屋根が奏でる川面パノラマ
江戸期の米蔵がカフェやギャラリーへ再生し、柳越しに倉敷川を滑る和船が絵はがきのような景観を作ります。
夕暮れライトアップで白壁が琥珀色に染まると“タイムスリップ歩行者天国”に早変わりです。
◆歴史・起源:天領倉敷の物資集散地として発展、1979 年に重伝建選定。
◆見どころ:大原美術館のモネ《睡蓮》と隣接庭園のリアル睡蓮を見比べ。
◆豆知識:自販機も白壁デザイン、油断すると買い逃すので要目視。
◆アクセス:JR 倉敷駅から徒歩 10 分、早朝の無人時間がおすすめです。
桃太郎ゆかり!全長400m廻廊と釜鳴神事の古社
桃太郎伝説の生誕ステージ
国宝本殿は比翼入母屋造という唯一無二の屋根構造で、400 m の回廊が雨でも参拝者を雅に誘います。
釜の鳴る音で吉凶を占う“鳴釜神事”はスチームホラー級の迫力で、音が大なら恋成就と噂です。
◆歴史・起源:応神天皇を祀り、桃太郎=吉備津彦命の鬼退治伝承が残ります。
◆見どころ:早朝の回廊に差し込む斜光が木組みを黄金色に染める瞬間。
◆豆知識:境内売店の鬼瓦最中は“退治後”に甘さで和解できると評判。
◆アクセス:JR 吉備津駅から徒歩 10 分、岡山駅から桃太郎線で 12 分。
千年の名刀産地で鍛刀実演と居合い体験
炎が語る“日本刀の聖地”
平安から続く刀都・長船で、月 6 回の鍛刀実演では赤熱した玉鋼を打つ火花が観客を釘付けにします。
展示室では国宝級の備前刀がずらり、隣接工房でペーパーナイフ作りもできる“刀のテーマパーク”です。
◆歴史・起源:備前刀は浜砂鉄と吉井川の水質で名匠を輩出、館は 1986 年開館。
◆見どころ:刃文をLEDで浮かび上がらせる“刀剣シアター”。
◆豆知識:売店の木刀型クッキーは飛行機持込可、空港で抜刀しないよう注意書き付き。
◆アクセス:JR 長船駅からタクシー 7 分、岡山ブルーライン邑久 IC から車 15 分。
西の軽井沢!雄大牧草地でジャージー牛と絶景サイクリング
風がバターの香りを運ぶ高原リゾート
標高 600 m の盆地に牧草地が広がり、ジャージー牛がのんびり草を食む“モ〜モ〜ロード”が続きます。
30 km のサイクリングロードは蒜山三座と大山を望む写真映えポイントが連続し、乳製品のカロリーは向かい風で消費可能。
◆歴史・起源:戦後開拓で酪農地に転換、今やジャージー牛頭数日本一。
◆見どころ:秋のススキ平原に沈む夕陽は“金色の海”と称賛。
◆豆知識:蒜山焼きそばの味噌ダレは牛乳で伸ばす“高原コク増し”レシピ。
◆アクセス:米子道 蒜山 IC から車 5 分、レンタサイクルは道の駅で入手。
雲海に浮かぶ天空現存天守!猫城主“さんじゅーろー”在勤
標高430mの雲上リアル城
現存天守で最も高い山城、秋冬の早朝には雲海が石垣を包み“天空の城”が出現します。
常駐の猫城主さんじゅーろーが登城客を接待し、尻尾で入館チェックを行うのが名物です。
◆歴史・起源:1240 年築、江戸期に水谷氏が二層天守を整備。
◆見どころ:雲海展望台からの俯瞰撮影は午前 7 時前が勝負。
◆豆知識:城主名刺は数量限定、“肉球ハンコ”入りで争奪戦。
◆アクセス:JR 備中高梁駅からバス+シャトルタクシー 30 分、登山道は徒歩 15 分。
桜5,000本が石垣を包む西日本屈指の花城
石垣迷路に舞う桜吹雪
約 5,000 本の桜が 13 段石垣を覆い、開花期には“桜の要塞”と化す花見の聖地です。
復元櫓・備中櫓から眺める桜雲は 360° ピンクパノラマ、夜間はライトアップで石垣が桜屏風に早変わり。
◆歴史・起源:森忠政が 1616 年築城、明治の廃城令で建物解体。
◆見どころ:秋のもみじ祭りは石垣ライティングがドラマティック。
◆豆知識:城下ご当地グルメ“津山ホルモンうどん”は花見シーズンに行列 2 倍です。
◆アクセス:JR 津山駅から徒歩 10 分、花見時期は臨時シャトルバス増発。
瀬戸大橋と多島美を望む“笑う花崗岩”の絶景台地
ニコニコ岩が微笑む天空テラス
標高 235 m の花崗岩頂上に顔が笑う巨石“ニコニコ岩”が鎮座し、瀬戸内海と島々をバックに自撮りが定番です。
春と秋はパラグライダーが真上を飛び交い、空と海と岩のトリプルレイヤーがフォトジェニック。
◆歴史・起源:花崗岩の風化節理が偶然スマイル形に、地質学者も二度見の天然アート。
◆見どころ:夕陽で岩がオレンジに染まる“サンセットスマイル”。
◆豆知識:山頂カフェの笑うクッキーは岩そっくりで食べると本人が笑顔保証。
◆アクセス:JR 宇野駅からバス 25 分「王子が岳登山口」下車、遊歩道 40 分。
古墳群と五重塔を巡る17kmの田園ブルーライン
稲穂を切るタイムスリップライド
備中国分寺五重塔や造山古墳など遺跡が点在する田園を、青色ラインがガイドする 17 km の初心者向けコースです。
早春の菜の花、秋の彼岸花が農道を彩り、休憩所の桃ジェラートでカロリー帳消しライドが完成。
◆歴史・起源:国風文化華やかな吉備王国の史跡を繋いだサイクリング振興プロジェクト。
◆見どころ:夕暮れに塔と自転車シルエットが重なる“吉備路グラデーション”。
◆豆知識:レンタサイクル返却時に虫取り網が付属していることも、農家のご厚意です。
◆アクセス:JR 総社駅前で自転車レンタル、岡山駅から伯備線で 25 分。
アルプス風街並みと花畑、ソーセージも焼きたて!
アルプスの空気を西日本で吸う!
チロル調の木組み家と 30 万株の季節花が広がり、放牧アルパカや羊レースまで味わえる“一日ドイツ留学”が実現します。
焼き立てプレッツェル片手に芝そりゲレンデを滑れば、カロリーは丘の傾斜が帳消しにしてくれます。
◆歴史・起源:1996 年開園、姉妹都市フライジング市との交流から誕生しました。
◆見どころ:9 月のオクトーバーフェストは本場直輸入樽生ビールが 10 種集合。
◆豆知識:園内の牛は“ミルキング体験中に居眠りする”のが SNS バズ小ネタです。
◆アクセス:山陽道 和気 IC から車 30 分、JR 岡山駅発の直通バスも運行。
白鷺伝説の美肌湯、足湯巡りとカフェが充実
白鷺が教えた“つるすべの湯”
平安僧円仁が傷を癒す白鷺を見つけ開湯したと伝わり、とろりとしたアルカリ泉が肌を一枚脱がせたように滑らかにします。
温泉街には無料足湯が3カ所、浴衣でカフェのプリンをテイクアウトすれば“歩くスパ”体験が完成です。
◆歴史・起源:開湯 1,200 年超、奥津・湯原と並ぶ美作三湯のひとつ。
◆見どころ:6 月ゲンジボタル乱舞は川面が星空逆流に。
◆豆知識:源泉街灯は湯気でレンズが曇り“温泉フィルター”に早変わり。
◆アクセス:JR 林野駅からバス 10 分「湯郷温泉」下車、岡山道 美作 IC から車 10 分。
“日本のエーゲ海”で瀬戸内多島美ピクニック
オリーブ香る白い丘テラス
2,000 本のオリーブ林越しに瀬戸内海の島々が浮かび、真っ白な幸福の鐘テラスはプロポーズ成功率 90 % と噂されます。
オイルソムリエの試食コーナーでは搾りたてが味わえ、パンにつけすぎてパンが主役転覆する人が続出です。
◆歴史・起源:1942 年開園、国内オリーブ栽培の先駆けエリア。
◆見どころ:10 月収穫体験はバケツ 1 杯でオイル 100 ml、自作ラベルで持ち帰り。
◆豆知識:園内ソフトはオリーブ塩がけ、溶けてもサラダにかければ無駄なし。
◆アクセス:JR 邑久駅からバス 20 分「オリーブ園入口」徒歩 10 分。
全長1.2km!高さ90mの鍾乳石カーテンを探検
石灰岩の大聖堂を歩く
高低差 240 段を登る洞内は滝状鍾乳石“銀すだれ”や高さ 50 m の地底滝がライトアップされ、天然ミラーボールの水滴が足元を彩ります。
夏は外気より 10 ℃ 低く“天然クーラー洞窟”として避暑客が行列を作ります。
◆歴史・起源:2 億年前のサンゴ礁が隆起し、石灰岩が新見カルストを形成。
◆見どころ:出口近くの名物“地獄穴”は落差 70 m、覗くと人生観が垂直に変わるとか。
◆豆知識:洞内 Wi-Fi は鍾乳石反射で迷子、圏外を楽しむのが通。
◆アクセス:中国道 新見 IC から車 15 分、JR 井倉駅から徒歩 15 分。
2000万本のヒマワリ&菜の花!干拓地の花海原
干拓地が四季色のじゅうたん
春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスが 15 ha を埋め尽くし、花畑越しに瀬戸内の風車が映えます。
夜の無灯害星空は“花畑プラネタリウム”と呼ばれ、撮影好きに三脚レンタル(無料)サービスも。
◆歴史・起源:笠岡湾干拓地を地域おこしで花畑化、2012 年開園。
◆見どころ:ヒマワリ迷路は GPS が狂うほどの黄色ジャングル。
◆豆知識:売店のヒマワリソフトは種トッピングで“花粉注意”ジョーク付き。
◆アクセス:山陽道 笠岡 IC から車 5 分、JR 笠岡駅からレンタサイクル 20 分。
ベンガラ色の赤銅屋根が続く銅山商家の町並み
赤銅色タイムカプセル通り
銅山とベンガラで栄えた集落に赤茶の石州瓦とベンガラ漆喰の商家が 1 km 連続し、夕陽で通り全体が煉瓦炉のように輝きます。
空き家を改装したカフェではベンガララテが赤茶色で撮影者のホワイトバランス泣かせ。
◆歴史・起源:江戸後期最盛期、べんがら生産日本一で豪商 48 戸を数えました。
◆見どころ:国重文・旧吹屋小学校の木造校舎は映画ロケの常連。
◆豆知識:郵便ポストもベンガラ色、投函するとハガキがレトロ補正されると噂。
◆アクセス:JR 備中高梁駅からバス 55 分「吹屋」下車すぐ、週末は観光タクシーも運行。
荒川修作ら3作家が建物丸ごと作品化した体験系美術館
建物ごとアートな三つの宇宙
三角・四角・円形の3室が荒川修作・宮脇愛子・岡崎和郎の恒久作品そのもので、光と空気が“動くキャンバス”になります。
三角室では太陽の軌跡で壁色が変化し、訪れた時間が鑑賞者のサイン代わりです。
◆歴史・起源:1994 年開館、磯崎新設計で“町そのものが美術館”コンセプト。
◆見どころ:年2回の星空観測会で三角屋根がプラネタリウム化。
◆豆知識:円形室はGPSが誤作動し“アート的迷子”になる人続出。
◆アクセス:中国道 美作 IC から車 20 分、JR 勝間田駅から町営バス 25 分。
天の川保護区の星空を口径101cm望遠鏡で観望
“星を守る町”で銀河直送観測
美星町は日本初の光害防止条例制定エリア、口径 101 cm 望遠鏡からは木星縞模様やリングの土星が肉眼レベルで迫ります。
星空ソフトクリーム片手に寝転ぶ芝生広場は流星シャワー鑑賞の特等席です。
◆歴史・起源:1993 年開台、国立天文台協力で市民天文教育の拠点に。
◆見どころ:夏の天の川は濃さ 10 等星まで裸眼視認できる暗さ。
◆豆知識:売店の“ブラックホールカレー”は真っ黒ルーで皿の外へ光が逃げません。
◆アクセス:山陽道 笠岡 IC から車 40 分、観望会日は井原駅発シャトルあり。
昭和の硫化鉄鉱山とローカル鉄道を丸ごと保存
産業遺産でタイムカード押し直し
1991 年閉山の柵原鉱山を再生し、坑道跡へトロッコ列車が月2回走る“動く産業博物館”です。
ヘルメットで坑内へ入れば汗と硫黄の匂いが蘇り、当時のタイムカードをガチャンと押す体験も。
◆歴史・起源:硫化鉄の国内最大鉱床として大正期に開坑。
◆見どころ:旧柵原駅舎は映画『八日目の蝉』ロケ地。
◆豆知識:売店“鉱石ラムネ”は瓶入り黄鉄鉱型キャンディーで歯医者泣かせ。
◆アクセス:中国道 美作 IC から車 35 分、JR 岡山駅から高速バス「ゆめタウン前」乗換で 90 分。
ダム直下の混浴露天!24時間無料の開放温泉
ダムと星空が屋根の天然バスタブ
旭川の河原に湧く巨大露天は湯船3槽、夜間ライトアップされた湯原ダムと満天星が湯面に映り込みます。
24 時間無料・水着 NG のため“自己解放度”が試され、勇者たちはタオル一丁で星と湯を独占します。
◆歴史・起源:平安期開湯、江戸藩主が湯治し“西日本一の名湯”と絶賛。
◆見どころ:冬の雪見風呂は湯気と雪がミルフィーユ状態。
◆豆知識:近くの足湯は“敗者復活戦”と呼ばれタオル忘れ組が集合。
◆アクセス:中国道 湯原 IC から車 10 分、JR 江尾駅からバス 35 分「湯原温泉」下車徒歩 5 分。
石垣 45m×桜千本!日本三大平山城跡を散策
石垣が桜雲を肩車する!
元和 2 年完成の四重天守は失われましたが、高さ 45 m の高石垣と 1,000 本のソメイヨシノが“ピンクの天守閣”を復元したかのように咲き誇ります。
春夜はライトアップで石垣がキャンバスになり、花筏が内堀を回転寿司のように周回します。
◆歴史・起源:森忠政が築いた要塞で、鉄門・備中櫓が近年復元。
◆見どころ:石垣上のスカイウォークは津山市街と桜雲を一望。
◆豆知識:御城印を買うと“城主気分アプリ”がダウンロード特典。
◆アクセス:JR 津山駅から徒歩 10 分、院庄 IC から車 15 分。
国産デニム発祥の町で“青い商店街”をはしご
色落ち自慢が集う 400 m
青い暖簾とジーンズの旗が続く商店街に 30 以上のブランド直営店が並び、セルビッジ愛好家の財布が軽量化していきます。
デニムソフトや藍染タクシーも走り、歩くほど町も靴底もインディゴに染まる“青沼”体験です。
◆歴史・起源:戦後学生服工場がデニム転換、日本初国産ジーンズ 1965 年誕生。
◆見どころ:毎年 4 月のデニム祭りでは 50 m の巨大ジーンズが空を泳ぐ。
◆豆知識:公衆電話までデニム張り、硬貨が色落ちしても責任は取りません。
◆アクセス:JR 児島駅から徒歩 15 分、瀬戸中央道 児島 IC から車 10 分。
長さ500mの藤棚トンネルと桃色鹿が迎える社
藤紫のアーチを鹿がお出迎え
4 月下旬〜5 月上旬、100 種 1,500 本の藤が長さ 500 m の棚を覆い、甘い香りが風とともに参道を流れます。
境内では桃色の神鹿が放し飼い、藤と鹿を同フレームに収める“和製ナラ公園”ショットが人気です。
◆歴史・起源:奈良平安期の政治家・和気清麻呂を祀る古社。
◆見どころ:夜間ライトアップは藤がシャンデリア化。
◆豆知識:藤ソフトは花びら入り、舌がうっすら紫になるインスタ映え仕様。
◆アクセス:JR 和気駅から町営バス 10 分「藤公園口」徒歩 3 分。
原生林と花崗岩が創る紅葉のV 字峡谷
渓谷が燃える“紅のステンドグラス”
吊り橋から望む V 字谷はカエデ 8,000 本が渓流を覆い、岩肌と紅葉が水面に鏡像を作る二重紅葉で有名です。
夜のライトアップは紅葉が逆さ富士状に映り“光の紅葉丼”と写真家に呼ばれます。
◆歴史・起源:花崗岩の侵食で形成、国の名勝に指定。
◆見どころ:渓流沿い遊歩道“紅葉八景”を 1 時間周回。
◆豆知識:秋限定“もみじ揚げ饅頭”は葉っぱよりカロリーが落葉。
◆アクセス:中国道 院庄 IC から車 25 分、JR 津山駅からバス 50 分「奥津渓」下車。
天空の砦跡から吉備平野と瀬戸内を一望するロマン
雲上に眠る“古代の要塞”
標高400mの山頂を取り巻く総延長2.8kmの城壁が白雲を裂き、眼下に広がる吉備平野はまるで古代絵巻のパノラマです。
朝霧の日には石垣が雲海に浮き、訪れた誰もがラピュタ探検家の気分になります。
◆歴史・起源:7世紀後半の築造とされ、白村江の戦い後に大和朝廷が築いた“古代山城”の一つ。
◆見どころ:西門復元櫓から望む夕陽は“吉備のグランドフィナーレ”。
◆豆知識:城名の“鬼”は温羅伝説に由来、地元では鬼よりシカに遭遇する確率高めです。
◆アクセス:JR総社駅から車20分、鬼城山ビジターセンター駐車場より徒歩10分で西門。
多島美と橋梁が織り成す“日本夕陽百選”の特等席
瀬戸の絶景を抱く“鷲の翼”
標高133mの山頂展望台からは瀬戸内の島々と瀬戸大橋13.1kmが一枚絵となり、夕刻は海が茜に染まる“天空スクリーン”へ。
夜になると橋のイルミネーションが海面に映り、星とライトが競演するロマンチックドライブが完成します。
◆歴史・起源:1880年代から景勝地として紹介され、1988年瀬戸大橋開通で世界級の眺望に。
◆見どころ:第三展望台からの“橋脚∞ループ”は望遠レンズ必携の撮影聖地。
◆豆知識:地元ソフト“鷲羽塩バニラ”は海風成分で溶ける速度が1.2倍、撮影前に要注意。
◆アクセス:JR児島駅からバス10分「鷲羽山第二展望台」、瀬戸中央道児島ICから車5分。
鍾乳石と地底湖をLEDで照らす幻想のラビリンス
地底に咲く“石の花火”
全長450mの鍾乳洞はLEDライトで七色に染まり、地底湖に映る石柱は上下対称のアートを作り出します。
水面にコインを投げると願いが叶うと噂され、洞内は密かな恋愛成就スポット。
◆歴史・起源:石灰岩台地が100万年かけて形成、与謝野晶子が“奇に満つ”と詠んで命名。
◆見どころ:音楽洞窟イベントでは鍾乳石が天然リバーブホールに早変わり。
◆豆知識:洞口名物“鍾乳石ソフト”はザラメで石灰質を再現…味は甘いだけなので安心。
◆アクセス:JR井倉駅からタクシー10分、中国道新見ICから車20分。
高さ240m石灰絶壁と清流が織り成す渓谷美
白壁そそり立つ“石灰のシンフォニー”
高梁川支流が刻んだ3kmの峡谷に石灰岩の断崖が続き、初夏の新緑と秋の紅葉が大理石のキャンバスに映えます。
河原遊歩道ではカワセミが急降下し、自然が生み出すアクロバットを間近で観賞。
◆歴史・起源:石灰岩層の溶食と断層活動で形成、“山陰の耶馬溪”と称される景勝。
◆見どころ:落差70mの井倉滝は晴天時に虹を纏う“天然レインボーゲート”。
◆豆知識:峡谷内のエコ喫茶は冷却電源ゼロ、川水でキンキンに冷えたラムネが名物。
◆アクセス:JR井倉駅から徒歩15分、中国道新見ICから車15分。
6月中旬限定!黄金の光を放つ希少ホタル乱舞
黄金粒が舞う“宵の花吹雪”
体内発光色が緑ではなく金色の“ヒメボタル”が境内杉林を埋め尽くし、夜空に金粉を撒いたような光景が出現します。
静寂を守るため観賞ルールは私語厳禁、その分シャッター音が星座のように響く幻想空間。
◆歴史・起源:神社裏山の清流と苔地形がヒメボタルの希少繁殖地を形成。
◆見どころ:ピーク夜20時、20秒長露光で写る“金色カーテン”がフォトグラファー垂涎。
◆豆知識:携帯ライト使用禁止、忘れると“闇鍋参拝”になりがちなので足元注意。
◆アクセス:JR林野駅から臨時バス15分、祭り期間は美作ICからシャトル運行。
炎と蒸気が輝く“日本八大工場夜景”認定スポット
鉄のジャングルが放つ“近未来オーロラ”
石油プラントのフレアスタックが夜空へ火柱を上げ、配管パイプが蜘蛛の巣ライトで縁取られるサイバーパンク景観。
鷲羽山スカイライン展望台からは蒸気雲に色光が反射し、幻想の工場雲海が広がります。
◆歴史・起源:1960年代に臨海埋立て開始、現在は日本屈指の石化コンビナート。
◆見どころ:金曜深夜の定期フレア放出は“工場花火”と呼ばれる撮影ゴールデンタイム。
◆豆知識:夜景クルーズは救命胴衣のオレンジが被写体になると意外に映えます。
◆アクセス:JR倉敷駅から工場夜景バスツアー45分、車は水島ICから10分で展望台。
扇形機関庫にSL&気動車17両!回転台実演も
レールファン垂涎の“動く時間博物館”
旧津山機関区の扇形庫がそのまま博物館となり、転車台実演ではディーゼルエンジンが轟音を響かせ観客の心拍を上げます。
車両運転シミュレーターでは姫新線を運転、制限速度オーバーで車掌アナウンスに叱られるリアル仕様。
◆歴史・起源:1936年建設の国登録有形文化財、2016年リニューアルオープン。
◆見どころ:国鉄色キハ181系は“ディーゼル特急最後の雄”と涙ぐむ鉄道ファン多し。
◆豆知識:駅弁「津山ホルモンうどんバーガー」は片手でシミュレーター可。
◆アクセス:JR津山駅から徒歩10分、院庄ICから車15分。
3月土曜限定、倉敷美観地区を彩る灯り絵巻
白壁町家が灯籠で着物替え!
蔵屋敷や柳並木が和傘、行灯、LEDキャンドルで染まり、水面に反射した灯りが“逆さ倉敷”を出現させます。
光る花魁道中や影絵アートも登場し、夜の美観地区が一夜限りの舞台装置へ早変わり。
◆歴史・起源:2004年スタート、町家保存と観光活性を目的に毎年3土曜開催。
◆見どころ:アイビースクエアのプロジェクション和傘は撮影行列必至。
◆豆知識:灯籠の蝋は溶けると“白壁補修材”になるエコ仕様…という噂は都市伝説。
◆アクセス:JR倉敷駅から徒歩15分、美観地区内は歩行者天国。
8月初旬、踊り連1万2千人が桃太郎踊りで乱舞
桃が弾ける“夏の岡山盆ダンス”
「うらじゃ音頭」に合わせメイク連が市街を練り歩き、鬼の面と桃色衣装が岡山駅前をカラフルジャック。
夜の花火大会では旭川河畔に桃型スターマインが咲き、川面と空がピンクグラデで染まります。
◆歴史・起源:1963年西大寺会陽の流れを汲み“うらじゃ踊り”として再編、現在は3日間開催。
◆見どころ:踊り連が飛び入り可、観光客も鬼メイクで乱入OK。
◆豆知識:観覧席の掛け声「そうじゃそうじゃうらじゃ!」は翌日まで耳に残る中毒性。
◆アクセス:JR岡山駅東口広場がメイン、期間中は市電増便。
干潮時だけ現れる“ハート石”の奇跡の砂州
潮が描く“海上プロムナード”
引き潮の前後2時間限定で現れる砂の道が3島を繋ぎ、潮だまりに潜むハート形石を探すと恋愛成就と話題。
砂州の先端に立つとエメラルドの海が左右に広がり、瀬戸内の島影が額縁のように並びます。
◆歴史・起源:風と波が創る陸繋砂州“トンボロ”現象の地形学的教材。
◆見どころ:夏至前後は夕陽が砂州中央に沈む“ヴィーナスライン”が年1回出現。
◆豆知識:ハート石持ち帰りは禁止、見つけたらスマホで“自撮り奉納”がマナー。
◆アクセス:JR邑久駅からシャトルバス20分牛窓港→定期船5分黒島、干潮時間要確認。
全長1.7km!スリリングなS字高架が人気撮影地
海上に描く“スカイリボン”
高さ55mの主塔が無い斜張構造で視界を遮らず、S字カーブがドライバーを瀬戸内ビューへ誘導します。
早朝は霧が橋脚を隠し“空中走行”の錯覚、インスタで加速する人気ドライブスポット。
◆歴史・起源:1982年開通、岡山市と玉野市を最短で結ぶ物流ライフライン。
◆見どころ:夕景は橋影が海面に黒シルエット、長秒露光で光跡アートが完成。
◆豆知識:橋中央部は強風70m基準、軽自動車は“横風ツイスト”にご注意。
◆アクセス:岡山バイパス彦崎ICから車5分、展望駐車場は橋西詰。
白壁土蔵と格子戸が1.2km続く城下町ストリート
時代が漂う“和モダン回廊”
江戸期の出格子商家と明治の洋風医院が混在し、毎土曜に走る人力車がタイムスリップ感を演出します。
夕暮れには行灯の灯が白壁に揺れ、醤油蔵の香ばしさが鼻をくすぐる五感ノスタルジー。
◆歴史・起源:1604年津山城下の商人町として整備、1993年重伝建選定。
◆見どころ:旧梶村家住宅の“千本格子影”は写真講座のモデルケース。
◆豆知識:保存地区のマンホール蓋は桜柄、踏むと“開花宣言”と言われる洒落。
◆アクセス:JR津山駅から東循環バス5分「城東町並み保存地区口」下車すぐ。