佐賀で外せない観光スポットを厳選してご紹介。
佐賀を代表する3つの見どころをピックアップ!
・吉野ヶ里歴史公園:弥生時代の巨大環濠集落を再現。古代へのタイムスリップを体験。
・呼子のイカと朝市:透き通るほど新鮮な「イカの活き造り」は必食。日本三大朝市の活気も楽しめます。
・有田・伊万里:日本の磁器発祥の地。美しい焼き物の町並み散策や、お気に入りの器探しを。
弥生時代へタイムスリップ!日本最大級の環濠集落遺跡。
「魏志倭人伝」の邪馬台国は、ここにあったのかも!
日本の古代史を覆す大発見となった、国の特別史跡。約117ヘクタールもの広大な敷地に、弥生時代の環濠集落が再現されています。
巨大な物見やぐらや、王たちの住まいである主祭殿など、当時のクニの姿をリアルに体感できる、まさに「弥生のテーマパーク」です。
◆見どころ:南内郭と北内郭の二つの中心区画があり、特に北内郭は神聖な場所とされています。
◆豆知識:園内では勾玉づくりや火おこしなどの古代体験も可能。歴史に興味がなくても楽しめます。
◆アクセス:JR吉野ヶ里公園駅から徒歩約15分。
日本三大朝市の一つ。透き通るほど新鮮なイカは必食。
口の中でとろける甘み!イカの概念が変わる!
石川県の輪島、岐阜県の高山と並ぶ日本三大朝市の一つ。約200mの朝市通りには、元気な声が響き渡ります。
呼子といえば、なんといっても「イカの活き造り」。透き通った身は、コリコリとした食感と濃厚な甘みが特徴です。
◆見どころ:活き造りの残ったゲソやミミは、後造りで天ぷらか塩焼きにしてくれるサービスが定番です。
◆豆知識:朝市は元日を除き毎日開催。地元のお母さんとの会話を楽しみながら、新鮮な魚介や一夜干しを買うのが醍醐味です。
◆アクセス:JR唐津駅からバスで約30分。朝7時半~12時頃まで開催。
日本三大稲荷の一つ。豪華絢爛な「鎮西日光」の社殿。
山の斜面にそびえ立つ、極彩色の空中舞台!
京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と並ぶ日本三大稲荷の一つ。商売繁盛、家運繁栄などにご利益があり、年間300万人が参拝します。
崖に建てられた本殿は、総漆塗りで極彩色。清水寺を彷彿とさせる舞台造りで、その豪華さは圧巻です。
◆見どころ:本殿から山頂の奥の院まで続く、赤い鳥居のトンネルも人気の撮影スポットです。
◆豆知識:境内には有料のエレベーターがあり、本殿まで楽に上がれます。足腰に自信がない方でも安心。
◆アクセス:JR肥前鹿島駅からバスで約10分。
竜宮城のような楼門がシンボル。1300年の歴史を持つ名湯。
あの東京駅を設計した巨匠が手がけた竜宮城!
天平式楼門と呼ばれる朱塗りの楼門は、東京駅や日本銀行本店を設計した辰野金吾博士によるもので、国の重要文化財に指定されています。
1300年の歴史を持ち、宮本武蔵やシーボルトも入浴したと伝えられる由緒ある温泉です。
◆見どころ:泉質は弱アルカリ性単純温泉。保湿性に優れ、「美人の湯」として知られています。
◆豆知識:楼門の天井には、東京駅の干支レリーフで欠けている4つの干支(子・卯・午・酉)が隠されています。
◆アクセス:JR武雄温泉駅から徒歩約10分。
鶴が翼を広げたように見えることから、別名「舞鶴城」。
唐津の海と虹の松原を見守る、優美な城!
豊臣秀吉の家臣・寺沢広高が築いた城。現在の天守閣は昭和に文化観光施設として復元されたものですが、唐津湾に面して立つ姿は威風堂々としています。
城内にはエレベーターが設置されており、楽々登城できるのが嬉しいポイントです。
◆見どころ:天守閣最上階からは、国の特別名勝「虹の松原」や唐津湾の島々を一望でき、まさに絶景です。
◆豆知識:4月下旬から5月上旬にかけて咲き誇る「藤の花」の名所としても有名です。
◆アクセス:JR唐津駅から徒歩約15分。
日本三大美肌の湯の一つ。とろりとしたお湯で素肌美人へ。
お湯よし、お茶よし、お肌よし!
島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並び「日本三大美肌の湯」に選ばれた名湯。ナトリウムを多く含む重曹泉は、入浴すると角質が軟化し、肌がすべすべになると評判です。
江戸時代には、シーボルトもその泉質の良さを絶賛したと伝えられています。
◆見どころ:名物の「温泉湯どうふ」は、温泉水で調理することで豆腐がとろけるように柔らかくなります。
◆豆知識:嬉野はお茶の産地でもあります。美肌の湯とカテキンパワーで、内と外からきれいになれるかも?
◆アクセス:JR武雄温泉駅からバスで約30分。
なぜここに?ドイツの宮殿を再現した、有田焼のテーマパーク。
佐賀の山中に、突如現る華麗なるツヴィンガー宮殿!
有田焼の歴史や作品を紹介するテーマパーク。一番の驚きは、ドイツ・ドレスデンにあるツヴィンガー宮殿を忠実に再現した、壮麗な建物です。
宮殿内部では、幕末から明治にかけて輸出された貴重な有田焼のコレクションを鑑賞できます。
◆見どころ:ろくろや絵付けなどの陶芸体験も可能。自分だけのオリジナル有田焼を作れます。
◆豆知識:入場は無料。あまりに本格的な宮殿に、一瞬ここが日本であることを忘れてしまいます。
◆アクセス:JR有田駅から車で約8分。
玄界灘の荒波が創り出した、神秘的な7つの海食洞窟。
遊覧船で、自然の芸術作品の中へ!
国の天然記念物に指定されている、柱状節理の断崖にぽっかりと口を開けた7つの洞窟。最大のものは間口3m、奥行き110mにもなります。
その神秘的な景観は、自然の力の偉大さを感じさせてくれます。
◆見どころ:呼子港から出航する遊覧船「イカ丸」に乗れば、洞窟の内部ギリギリまで入ることができ、迫力満点です。
◆豆知識:天候や波の状況によっては欠航することも。陸上の展望台からも眺められますが、やはり船からの眺めは格別です。
◆アクセス:呼子港から遊覧船で約40分のクルージング。
秋の佐賀平野を彩る、アジア最大級の熱気球の祭典。
100機以上の熱気球が、大空へ一斉にテイクオフ!
毎年秋に、嘉瀬川河川敷をメイン会場として開催される国際的なスカイスポーツイベント。世界中からトップパイロットが集まり、熱い競技を繰り広げます。
早朝、色とりどりのバルーンが一斉に離陸する光景は、感動的で言葉になりません。
◆見どころ:夜には、バーナーの炎に照らされたバルーンが幻想的に輝く「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」も開催されます。
◆豆知識:会場周辺は大規模な交通規制が敷かれます。この時期だけ現れる臨時駅「バルーンさが駅」の利用が便利です。
◆アクセス:JR長崎本線「バルーンさが駅」下車すぐ。(開催期間中のみ停車)
日本三大松原の一つ。約100万本のクロマツが続く絶景。
七不思議の伝説が残る、ミステリアスな松林!
唐津湾の海岸線に沿って、幅約500m、長さ約4.5kmにわたり続く松林。国の特別名勝に指定されており、三保の松原、気比の松原と並び称されます。
豊臣秀吉が、朝鮮出兵の際に防風・防潮林として植えさせたのが始まりと伝えられています。
◆見どころ:鏡山の展望台から見下ろすと、その名の通り、虹のような弧を描く美しい姿を一望できます。
◆豆知識:「夏でもセミが鳴かない」「秀吉がマツを逆さに植えた」など、七不思議の伝説が残っています。
◆アクセス:JR虹ノ松原駅すぐ。松林の中を車で通り抜けることもできます。
スタバも併設!蔦屋書店と融合した、革命的な図書館。
ここは、一日中居たくなる「知の空間」!
図書館と書店、カフェが一体となった、新しいスタイルの図書館。美しい空間デザインと、コーヒーを片手に本を選べる自由さで、全国から視察が訪れるほどの人気スポットです。
「図書館は静かにする場所」という常識を覆し、人々が集い、交流する居心地の良い空間を提供しています。
◆見どころ:高い天井まで続く、アーチ状の本棚は圧巻。写真撮影も可能(一部条件あり)です。
◆豆知識:年中無休で朝9時から夜9時まで開館しており、観光客にも利用しやすいのが魅力です。
◆アクセス:JR武雄温泉駅からバスで約5分、「図書館前」下車。
15万坪の敷地に広がる、四季折々の花と自然の庭園。
春はツツジ、秋は紅葉、夏はアートの森!
第28代武雄領主・鍋島茂義が約3年の歳月をかけて造園した、池泉回遊式庭園。御船山の断崖を借景にした、壮大なスケールが魅力です。
春には20万本のツツジが谷を埋め尽くし、秋には紅葉のライトアップが幻想的な世界を創り出します。
◆見どころ:夏から秋にかけて開催されるチームラボとのコラボイベント「かみさまがすまう森」は、自然とデジタルアートが融合した必見の催しです。
◆豆知識:園内には茶屋や、サウナシュランでグランプリに輝いたホテルも併設されています。
◆アクセス:JR武雄温泉駅からタクシーで約5分。
豪華絢爛な曳山(ひきやま)が町を巡る、ユネスコ無形文化遺産。
エンヤ!ヨイサ!唐津っ子の血が騒ぐ秋の大祭!
毎年11月2日から4日にかけて開催される唐津神社の秋季例大祭。漆や金箔で彩られた巨大な曳山が、「エンヤ、エンヤ」の掛け声とともに旧城下町を駆け巡ります。
鯛や獅子、兜など、様々な形をした14台の曳山は、まさに動く芸術品。その迫力と美しさは、見る者を圧倒します。
◆見どころ:最終日の、砂地に曳山を引き込む「砂地への曳き込み」は、祭りの最大の見せ場です。
◆豆知識:曳山展示場では、祭りの期間外でも豪華な曳山を間近で見ることができます。
◆アクセス:祭りは唐津市中心部一帯で開催。JR唐津駅が最寄りです。
三方を山に囲まれた「秘窯の里」。鍋島焼の伝統が息づく。
橋も、壁も、すべてが焼き物の美しい里!
江戸時代、鍋島藩の徹底した管理のもと、将軍家への献上品である最高級の磁器「鍋島焼」が作られていた場所。その技術が漏れないよう関所が設けられ、陶工たちは里から出られませんでした。
今も30軒ほどの窯元が軒を連ね、美しい磁器の風鈴の音が響きます。
◆見どころ:陶片が埋め込まれた壁や、陶器でできた橋など、里全体が焼き物のアート。お気に入りの逸品を探す、大人の宝探しが楽しめます。
◆豆知識:夏には、各窯元が軒先に磁器の風鈴を飾る「風鈴まつり」が開催され、涼やかな音色が里に響きます。
◆アクセス:JR伊万里駅から車で約15分。
毎年100万人が訪れる、日本最大級の陶器マーケット。
器好きの、器好きによる、器好きのための祭典!
毎年ゴールデンウィーク期間中(4月29日~5月5日)に、有田町全体を会場として開催される大イベント。約4kmの通りに400以上の店が立ち並び、全国の焼き物ファンでごった返します。
高級な美術品から、日常使いのお得な器まで、ありとあらゆる有田焼が手に入ります。
◆見どころ:有名窯元の作品から、若手作家の個性的な器まで、宝探し感覚で楽しめます。
◆豆知識:期間中は早朝から深夜まで営業する店も。本気で掘り出し物を探すなら、早朝が勝負です。
◆アクセス:期間中はJR有田駅周辺がメイン会場。臨時列車も運行されます。
玄界灘に沈む夕日が美しい、恋人の聖地としても有名な岬。
名物さざえの壺焼きの香りが、旅情をそそる!
東松浦半島の先端に位置する、芝生に覆われた美しい岬。日本で最初に設置された海中展望塔や、ハート形のオブジェがあり、絶好のデートスポットとして人気です。
穏やかな波の音と潮風を感じながら、のんびりと散策するのに最適です。
◆見どころ:ずらりと並んだプレハブ小屋で味わう「さざえの壺焼き」は、香ばしい醤油の香りがたまらない名物グルメです。
◆豆知識:海中展望塔では、服を着たまま海の中を散歩しているような気分が味わえます。
◆アクセス:JR唐津駅からバスで約70分。
名前の通り!宝くじが当たると評判の、幸運を呼ぶ神社。
一攫千金を夢見て、いざ船でパワースポットへ!
唐津湾に浮かぶ小さな島「高島」にある神社。その縁起の良い名前から、宝くじ当選のご利益を求めて全国から参拝者が訪れます。
島民の方が「ここのお守りを買ったら高額当選した」と話したことから一躍有名になりました。
◆見どころ:当選祈願の絵馬やお守りがたくさん。参拝者が奉納した感謝の手紙を読むのも面白いです。
◆豆知識:神社の名物「宝当袋」に宝くじを入れて祈願するのが、定番の参拝方法です。
◆アクセス:唐津城下の乗船場から定期船で約10分。
九州最大級!カリフォルニアの街並みが美しいアウトレットモール。
九州の交通の要衝で、お得にショッピング!
九州の高速道路が交差する交通のハブ・鳥栖市にある、広大なアウトレットモール。国内外の人気ブランド約170店舗が揃っています。
さわやかな空気と明るい陽光が似合う、カリフォルニア南部の街をイメージした美しい空間で、リゾート気分も味わえます。
◆見どころ:フードコートも充実しており、佐世保バーガーなど九州の味も楽しめます。
◆豆知識:九州の交通の要衝にあるため、福岡、佐賀、長崎、熊本など、各地から買い物客が訪れます。
◆アクセス:JR鳥栖駅から路線バスで約15分。
虹の松原と唐津湾を一望。悲しい伝説が残る絶景スポット。
松浦佐用姫(まつらさよひめ)の悲恋に、思いを馳せて!
唐津市の中心部にある鏡山の山頂からは、虹の松原、唐津湾、唐津城下を一望できます。そのパノラマビューはまさに絶景です。
この地には、朝鮮へ旅立つ夫を想い、鏡山の頂上から領巾(ひれ)を振り続けた松浦佐用姫の悲恋伝説が残っています。
◆見どころ:展望台にある佐用姫の像は、今も遠い海を見つめています。景色は最高ですが、少し切ない気分になるかもしれません。
◆豆知識:山頂へ続く道はカーブが多いですが、ドライブコースとしても人気。桜やツツジの名所でもあります。
◆アクセス:JR虹ノ松原駅から車で約15分。
日本最大級の木造復元建築。幕末佐賀藩の偉業を学ぶ。
幕末のハイテク藩、その実力は伊達じゃない!
佐賀城の本丸御殿を忠実に復元した歴史館。45mも続く畳敷きの長い廊下や、320畳の大広間は圧巻です。
幕末、西洋の技術を積極的に導入し、日本の近代化をリードした「技術藩」佐賀の歴史を学ぶことができます。なんと、入館料は無料。
◆見どころ:最新の反射炉を造り、蒸気機関車を走らせた「進取の気風」に、きっと驚くはずです。
◆豆知識:佐賀城は、周りを石垣ではなく土塁で囲んだ平城。天守閣を持たなかった珍しい城です。
◆アクセス:JR佐賀駅からバスで約10分、「佐賀城跡」下車。