出雲大社・松江城・足立美術館で“神々の国しまね”を満喫!
出雲大社
縁結びの神として名高い大国主大神を祀る古社。高さ24mの大しめ縄と荘厳な御本殿が圧巻。
松江城
国宝指定の現存天守。城下町の堀川遊覧船から望む黒塗りの天守と桜は必見。
足立美術館
庭園ランキング世界一に輝く日本庭園と横山大観コレクション。四季折々の借景は芸術そのもの。
縁結びの聖地!高さ 24 m 本殿と大注連縄
八百万の神が集う“ご縁結びサミット”
日本最古級の大社で旧暦 10 月は全国の神々が集まり“神在祭”を開く縁結び総本山。檜皮葺の本殿は国宝、高さ 24 m の威容を誇ります。
拝殿の大注連縄は長さ 13 m・重さ 5 t、硬貨が刺さると願いが叶うと噂され一日中チャレンジャーが絶えません。
◆歴史・起源:『古事記』に登場、神代から続く大国主大神の宮居。
◆見どころ:神楽殿の巨大注連縄と松の参道“松並木ロード”。
◆豆知識:お賽銭は二拝四拍手一拝の専用モード、拍手多めで“通信環境”良好に。
◆アクセス:一畑電車 出雲大社前駅徒歩 5 分、出雲空港から車 30 分。
国宝現存天守!堀川遊覧で眺める千鳥城
湖都にそびえる“黒カモメ天守”
1611 年築の五重六階天守は黒板張りと千鳥破風が特徴、石垣は武者返しの反りで敵を威圧します。
掘川屋形船から望む天守は水面リフレクションで二倍映え、こたつ船は冬限定の“足湯クルーズ”。
◆歴史・起源:堀尾吉晴が築城、現存 12 天守の一つで 2015 年国宝指定。
◆見どころ:最上階から宍道湖サンセット、武具蔵の甲冑試着。
◆豆知識:天守柱に残る弾痕は戊辰戦争の誤射、ガイド曰く「天然オプション」。
◆アクセス:JR 松江駅からバス 10 分「国宝松江城」下車すぐ。
20 年連続日本一!借景庭園と横山大観コレクション
“絵になる庭”“庭になる絵”の境界線
5 万坪の枯山水と苔庭は窓枠が額縁となる“生きた日本画”、アメリカ誌ランキングで 20 年連続日本一庭園に選出。
横山大観 120 点は国内最多、庭園と絵画が呼応し四季ごとに展示替えされる“動く美術全集”です。
◆歴史・起源:陶器商 足立全康が 1970 年開館、「庭園もまた一幅の絵画」を信条に造成。
◆見どころ:新館カフェの“庭園ラテアート”は一日 300 杯完売。
◆豆知識:落葉 1 枚すらスタッフがピンセットで回収、撮影禁止は“庭園著作権”のため。
◆アクセス:JR 安来駅から無料シャトル 20 分、山陰道 安来 IC から車 10 分。
世界遺産!龍源寺間歩と武家町大森をサイクリング
400 年眠る“サムライ・シルバー”
16〜19 世紀の坑道が 600 以上残り、見学できる龍源寺間歩は気温 14 ℃・湿度 90 % の地底世界。
武家町大森では石州瓦の町並みにカフェと工芸店が共存、レンタサイクルで鉱山史タイムトラベル。
◆歴史・起源:1526 年発見、産銀は世界流通量の 1/3 に達し“日本は銀の国”と称された。
◆見どころ:代官所跡の石畳と山吹色の石州瓦が夕陽で黄金化。
◆豆知識:間歩のコウモリは“銀の匂いで方向感覚”を保つと研究中。
◆アクセス:JR 大田市駅からバス 30 分「大森代官所跡」、山陰道 大田中央 IC から車 20 分。
夕陽が灯す一瞬!海上の巨大キャンドル
水平線に灯る“天然ロウソク”
高さ 20 m の奇岩先端に夕陽が重なる瞬間だけ灯る炎のキャンドル、遊覧船は時刻と潮を計算し角度を合わせます。
撮影チャンスは年 180 日・乗船 15 分の勝負、成功者は“神様に選ばれし航海者”と称されるとか。
◆歴史・起源:玄武岩柱状節理が浸食で孤立、隠岐ジオパークの象徴景観。
◆見どころ:日没 5 分前の合図で船客が一斉にシャッター連射。
◆豆知識:船長は成功率 90 %、外れた日は乗船料“夕陽割”返金サービス。
◆アクセス:西郷港から車 30 分浦郷港→遊覧船 60 分、隠岐空港から車 25 分。
“美肌の湯”源泉かけ流し!夜は川面に灯籠流し
出雲神話が授けたコスメスプリング
硫酸塩泉と弱アルカリ泉の W 効果で美容液レベルの保湿力、“玉の肌”伝説は奈良時代の『出雲国風土記』にも記載。
川沿いの足湯と灯籠、勾玉づくり体験が三位一体で“開運・美肌・クラフト”を同時達成できます。
◆歴史・起源:1300 年前開湯、勾玉職人が傷を癒やしたのが名の由来。
◆見どころ:夏の光の川灯籠 5,000 個がインスタ夜景百選。
◆豆知識:源泉をボトル販売“飲む化粧水”、冷やして割ると“温泉ハイボール”。
◆アクセス:JR 玉造温泉駅→バス 10 分、山陰道 宍道 IC から車 15 分。
日本夕陽百選!湖面を染める“夕日鏡”
茜空を映す“水の絨毯”
宍道湖大橋から嫁ヶ島に沈む夕陽は水面が金色の道を作り“黄金回廊”と呼ばれます。
湖畔カフェ“夕日庵”ではカップを傾けるたびサンセットカラーが揺れる“夕日ラテ”が人気。
◆歴史・起源:出雲大社へ続く水上街道の航海灯として人々を導いた夕陽。
◆見どころ:10 月の“夕日コンサート”では生演奏が沈む太陽とシンクロ。
◆豆知識:夕陽予報アプリ“ゆうひる”の開発は地元高校生、的中率 93 %。
◆アクセス:JR 松江駅徒歩 15 分、玉造温泉から車 20 分。
シロイルカ“幸せのバブルリング”発祥館
神在月に舞う白い天使
国内唯一のシロイルカファミリーが作るバブルリングは直径 1 m、観客の頭上で花輪のように舞い“幸せを呼ぶ”と人気。
回遊水槽では回るエイの影が天井に映り“海底プラネタリウム”状態、夜間開館イベントは幻想度 200 %。
◆歴史・起源:2000 年開館、日本海側最大級 1 万 3000 匹を展示。
◆見どころ:バブルリングショーとペンギン半屋外水路“ペンパラ”。
◆豆知識:売店の“イルカ型蒲鉾”は萩の練り物老舗とのコラボ、水族館なのに陸土産トップ。
◆アクセス:JR 波子駅徒歩 10 分、浜田道 浜田東 IC から車 5 分。
毎週土曜開催!迫力 8 m 大蛇が舞う石見神楽
温泉街を揺らす“蛇胴ロック”
温泉津温泉の薬師湯で週末上演、八岐大蛇は胴体 60 kg を 4 人で操り客席を練り歩きます。
終演後は演者と混浴…ではなく足湯トーク、獅子頭に頭を噛まれると“痛快厄払い”と評判。
◆歴史・起源:石見 33 町村に渡る里神楽、金糸銀糸の豪華衣装は明治期の鉱山景気の象徴。
◆見どころ:18 演目を日替わりで上演、火花特効の“塵輪”は前列マスト。
◆豆知識:蛇胴は地元高校の筒描染クラブが補修、文化部の腕力向上に寄与。
◆アクセス:JR 温泉津駅から徒歩 15 分、山陰道 大田中央三瓶 IC から車 20 分。
“山陰の小京都”掘割の錦鯉と藩校の街並み
朱瓦と白壁、鯉が泳ぐポストカード
掘割には錦鯉 1,000 匹が悠々、旧藩校養老館や武家屋敷が連なる殿町通りは江戸情緒そのまま。
森鴎外旧宅・太皷谷稲成神社まで徒歩圏、SL 山口号の汽笛が聞こえるとノスタルジーは最高潮。
◆歴史・起源:吉見氏 700 年の城下、石畳は萩石と石州瓦の赤がアクセント。
◆見どころ:6 月の鷺舞はユネスコ無形文化遺産・唯一無二の神事芸能。
◆豆知識:鯉の餌は 50 円“鯉コイン餌”自販、鯉の方が記憶して寄ってくる。
◆アクセス:JR 津和野駅徒歩 10 分、益田空港から車 50 分。
昭和電車を自分で運転!出雲大社を望むレール
“バタデン”で叶える運転士デビュー
1928 年製デハニ 52 号を 300 m 専用線で操縦、マスコンとブレーキの“二ハンドル”操作を指導員がマンツーマンでレクチャーします。
車内の吊り広告も当時のまま、エアサス無しの振動が昭和タイムマシン感を倍増。
◆歴史・起源:デハニ形は日本最古級の定期運用車両、2014 年に文化財登録後体験専用に。
◆見どころ:運転席から望む稲佐の浜と日御碕灯台シルエット。
◆豆知識:完走証は硬券きっぷ仕様、打刻機で自分でスタンプを入れる演出が泣ける。
◆アクセス:一畑電車 出雲大社前駅徒歩 2 分、一畑口駅から車 5 分。
日本一高い石造灯台!水平線 360°パノラマ
海抜 63 m“天空の灯り”を登る
1903 年点灯、高さ 43 m の白亜塔は石造灯台として日本一。螺旋 163 段を登れば眼下に日本海と絶壁の黒松が広がります。
夜は波しぶきを照らす光線が 28 km 先まで届き“漆黒のサーチライト”と称されます。
◆歴史・起源:英国人設計、国の登録有形文化財。
◆見どころ:夕陽タイムは山陰随一のオレンジ光柱写真が撮影可能。
◆豆知識:売店のいか墨ソフトは“闇の灯台”をイメージ、口が真っ黒注意。
◆アクセス:JR 出雲市駅からバス 45 分「日御碕灯台」下車すぐ。
柱状節理 200 m!渓谷トレイルと川床カフェ
“石のオルガン”が奏でる峡谷美
斐伊川支流が玄武岩を刻み 2 km に渡る絶壁を形成、岩肌はパイプオルガンのような柱状節理で圧巻。
四季遊歩道は 40 分、夏は川床カフェで涼み、秋は渓谷全体が紅絵巻に染まります。
◆歴史・起源:大正期景勝地として開発、昭和初期に“山陰耶馬渓”と呼ばれる。
◆見どころ:高さ 45 m 厳島神社鳥居岩は渓谷の守り神。
◆豆知識:キャンプ場 Wi-Fi 強力で“峡谷ワーケーション”が密かなブーム。
◆アクセス:JR 出雲市駅からバス 25 分「立久恵峡温泉口」下車徒歩 5 分。
草原トレッキングと星空保護区!島根の火山コニーデ
草原に浮かぶ“出雲のヘソ”
女三瓶 1,126 m を主峰とする複合火山、裾野は笹原草原で放牧牛が点描を描く牧歌ランドスケープ。
山頂から見下ろす室の内カルデラ湖は神秘の青、夜は星空保護区レベルの漆黒が天の川を浮かべます。
◆歴史・起源:約 4 万年前噴火、火口に湧く三瓶温泉は炭酸泉でラムネ風呂人気。
◆見どころ:4 月カタクリ群落、11 月草紅葉ススキが黄金絨毯。
◆豆知識:観光リフトは冬眠中にシカが居候、春に乗ると毛が落ちてるサプライズ。
◆アクセス:JR 大田市駅からバス 60 分「三瓶山北の原」下車、山陰道 大田中央 IC から車 35 分。
鏡の池縁占い!出雲の恋愛成就スポット
紙片が沈むまでに恋が決まる
素盞嗚尊と稲田姫を祀る縁結び社、奥の鏡の池で硬貨を乗せた紙が沈むまでの時間と距離で運命の人を占います。
稲田姫の御神木“連理玉椿”は二本の幹が途中で繋がり夫婦円満の象徴、カップル撮影列が休日 30 m。
◆歴史・起源:『出雲国風土記』記載、“八重垣作りて”の神話舞台。
◆見どころ:社務所限定“縁結び糸守”は 5 色、色で縁の種類が変わる仕掛け。
◆豆知識:占い紙が早く沈みすぎると“即日婚”と噂、沈まない場合は紙質のせいにできる。
◆アクセス:JR 松江駅からバス 20 分「八重垣神社」下車すぐ。
現存最古の大社造本殿!苔参道で時を遡る
1300 年眠る“最古の出雲大社”
国宝本殿は高さ 12 m の大社造で、檜皮屋根が森に溶け込むようにそびえています。
雨上がりには苔むす石段が深緑のじゅうたんとなり、参道が静寂そのものに包まれます。
◆歴史・起源:『出雲国風土記』に名がみえる古社で、伊弉冊尊を主祭神としています。
◆見どころ:本殿裏の磐座は撮影禁止ですが、巨石から放たれる気配に多くの参拝者が息をのんでいます。
◆豆知識:授与所の「苔守」は小さな苔玉入り瓶で、苔が枯れると厄落としが完了するといわれます。
◆アクセス:JR 松江駅からバス 20 分「神魂神社入口」下車後に徒歩 7 分です。
出雲国一宮!火の神“鑚火祭”と松明神事
松明が燃ゆる“火の始原神社”
素戔嗚尊が火起こしを伝えた聖地で、拝殿の大注連縄は出雲大社にも匹敵する迫力です。
10 月 15 日の鑚火祭では古式の火鑽ぎ神事が行われ、浄火を授かろうと多くの参拝者が列を成します。
◆歴史・起源:『出雲国風土記』に載る国一宮で、社伝は神代創建と伝えます。
◆見どころ:鏡の池で火打石を浄める前儀は、水面に炎が映えて幻想的です。
◆豆知識:鑚火祭の火を封じた「鑚護守」は台所の火難除けとして人気です。
◆アクセス:JR 松江駅からバス 20 分「熊野大社」下車すぐです。
淡水〜汽水の地魚 200 種!触れるミニ水族館
“湖と海のハイブリ魚”に出会う
宍道湖と中海の汽水環境を再現した水槽では、ハゼ・ウナギ・シラウオなど約 200 種が泳いでいます。
ヤマトシジミ掘りが体験できるタッチプールや湖岸の野鳥観察テラスもあり、五感で汽水生態系を学べます。
◆歴史・起源:2003 年開館で、名称はハゼ科の学名「ゴビウス」に由来します。
◆見どころ:巨大ヤツメウナギ水槽では吸盤のような口を間近で観察できます。
◆豆知識:売店のシジミソフトクリームはカルシウムが通常の約 3 倍含まれています。
◆アクセス:JR 宍道駅からバス 10 分「自然館前」下車すぐです。
三殿並立!国重文社殿と“佐陀神能”の里
神楽が息づく“出雲の舞台装置”
横一列に並ぶ三殿の檜皮屋根が鳥居越しに連続し、重厚な社殿群が圧巻の景観をつくります。
秋分のころ奉納される佐陀神能はユネスコ無形文化遺産で、鬼面が松明を振りかざす舞は迫力満点です。
◆歴史・起源:出雲国二宮とされ、素戔嗚尊の子である佐太大神を祀っています。
◆見どころ:北参道から望む三殿の屋根ラインは絶好の撮影ポイントです。
◆豆知識:能面を収蔵する宝物蔵は温湿度をワインセラー並みに管理しています。
◆アクセス:JR 松江駅からバス 25 分「佐太神社」下車すぐです。
スイッチバック&三段ループ!天空トロッコ列車
山峡を駆ける“鉄の八岐大蛇”
木次線の急勾配区間をスイッチバックと三段式ループ橋で登るトロッコ列車で、開放窓からは雲海とブナ原生林を一望できます。
秋の紅葉シーズンには車窓が錦繍に染まり、速度を落としてくれる撮影サービスが好評です。
◆歴史・起源:1998 年に観光列車として運行を開始し、2023 年に新客車へ更新されました。
◆見どころ:三段ループ橋通過時は乗客全員が立ち上がり連続カーブを撮影します。
◆豆知識:車内販売の「おろち弁当」は八巻き出雲そば入りで、蛇腹状パッケージが話題です。
◆アクセス:JR 木次駅発着で、普通列車を利用した追いかけ乗り継ぎも可能です。
巨岩怪石 2 km!吊橋から望む渓谷ミステリー
恋吊橋が結ぶ“花崗岩の迷宮”
馬木川が花崗岩を削って造り出した巨石群と断崖が 2 km 続き、鬼が舌を震わせたという伝説が残っています。
160 m の恋吊橋中央は高さ 45 mで、眼下のハート形花崗岩を見つけると恋が実るといわれます。
◆歴史・起源:国名勝に指定され、平安貴族が納涼宴を開いたという記録が残ります。
◆見どころ:夏夜のホタルと星空のリフレクションは写真愛好家に高く評価されています。
◆豆知識:橋中央でジャンプすると揺れが大きく、係員に本気で叱られるので注意が必要です。
◆アクセス:JR 仁多駅から車 15 分、尾原ダム道の駅からハイキングで約 30 分です。
天然炭酸泉で“泡まみれ”!飲泉可の美肌湯
炭酸ガス 3000 ppm のシュワ湯
湯面には絶えず炭酸の泡が立ち昇り、入浴すると肌が銀色の気泡で覆われます。
飲泉所では微甘の天然ラムネを味わえ、内外両方から炭酸効果を実感できます。
◆歴史・起源:大正期に炭酸水製造所が設けられ、山陰のサイダーとして全国に出荷されました。
◆見どころ:星見デッキ付き露天風呂では天の川と気泡が競演します。
◆豆知識:湯温は 23 ℃と低めで、加温すると炭酸が抜けるため非加熱主義を貫いています。
◆アクセス:松江道 頓原 IC から車 5 分、JR 木次駅からバス 50 分「頓原」下車です。
千本鳥居を登る!日本五大稲荷の山城参道
朱のトンネルで運気をチャージ
山腹の社殿へ続く 263 段の石段は朱の鳥居 1000 基で覆われ、歩くたびに朱色のトンネルが連なります。
狐絵馬に願いを書き途中の願い石に額を当てる独特の作法は、参拝者の間で話題を呼んでいます。
◆歴史・起源:1773 年に津和野藩主が伏見稲荷を勧請し、全国五大稲荷の一社に数えられます。
◆見どころ:本殿バルコニーから望む城下町の錦鯉掘割ビューは格別です。
◆豆知識:鳥居奉納は 1 基 18 万円からで、分割払いも可能なため商店街のサブスク感覚になっています。
◆アクセス:JR 津和野駅から徒歩 20 分、上りが苦手な方はタクシー 5 分で山頂へ行き下り参拝がおすすめです。
築 200 年蔵に咲く和柄キルト!季節展示替え
布で紡ぐ出雲神話の彩り
築 200 年の蔵を改装した日本初のキルト専門館で、出雲大社や勾玉をモチーフにした和柄キルトが壁一面を飾ります。
併設のティールームではキルト柄を模したケーキが提供され、作品鑑賞と甘味が同時に楽しめます。
◆歴史・起源:2000 年に開館し、世界的キルト作家・斉藤謠子氏が監修を務めています。
◆見どころ:春は桜布、秋は紅葉布へとテーマが替わり、来館のたびに新作に出会えます。
◆豆知識:入館券にはミニパッチワークキットが付属し、自宅で“続き”が楽しめます。
◆アクセス:JR 出雲市駅から車 15 分、一畑電車 高浜駅から徒歩 20 分です。
石州瓦 28 万枚が輝く“赤瓦の美術館”
石見レッドが放つ瓦スクリーン
外壁を覆う 28 万枚の石州瓦が夕陽を受けて燃えるように輝き、美術館とホールを囲む中庭の水鏡にその赤が映えます。
夜間ライトアップでは瓦が星空を映す“瓦ミラー”となり、来場者は赤と黒のコントラストに魅了されます。
◆歴史・起源:2005 年開館で、SANAA 妹島和世氏のデザインを石州瓦職人が具現化しました。
◆見どころ:石見神楽面コレクション常設と音響 S クラスの多目的ホールが好評です。
◆豆知識:瓦は交換可能な「生き瓦」なので、欠けたら一般公募で職人がメンテナンスを担当します。
◆アクセス:JR 益田駅から徒歩 15 分、山陰道 益田 IC から車 10 分です。
砂を踏むとキュッ♪天然オルゴールビーチ
足跡が奏でる“砂琴”
石英含有率 90 % の細砂が擦れ合いキュキュッと鳴る天然オルゴールの浜で、乾いた晴天日ほど高音が響きます。
夕陽が赤く差すと鳴き声の音色が微妙に高くなり、サンセットチューニング現象として人気です。
◆歴史・起源:江戸期の温泉津街道の宿場で、旅人の足音が琴のようだと記録されています。
◆見どころ:鳴き砂文化館の一年砂時計は 365 日かけて砂が落ちる巨大展示です。
◆豆知識:足裏に油分があると鳴き声が鈍るため、浜入口で靴ブラシ貸し出しを行っています。
◆アクセス:JR 波根駅から徒歩 15 分、山陰道 温泉津 IC から車 10 分です。
古墳 50 基と国宝銅剣!弥生にワープ散策
銅剣が眠る“神話考古公園”
園内には四隅突出型墳丘墓など古墳が 50 基点在し、遊歩道を歩くだけで弥生から古墳時代へ時空移動の気分が味わえます。
展示館では荒神谷遺跡の銅剣 358 本と銅鐸 6 鐘を実物公開し、神話と考古学が交差する迫力を体感できます。
◆歴史・起源:1975 年に開園し、『出雲国風土記』にちなむ名称を冠しています。
◆見どころ:春には古墳斜面いっぱいにカタクリが咲き、紫の絨毯となります。
◆豆知識:銅剣展示室は湿度 50 % に自動維持され、人が多くなると扉が閉まり除湿モードが発動します。
◆アクセス:JR 松江駅からバス 25 分「風土記の丘入口」下車後に徒歩 5 分です.
宇豆柱巨木と銅鐸乱舞!神話と考古学の交差点
巨柱が語る“天空社殿伝説”
直径 1.35 m の宇豆柱が林立し、48 m 高と推定される平安期大社殿を 1/10 実寸で再現しています。
荒神谷と加茂岩倉の銅鐸 39 鐘を円形配置し、360°スピーカーで同時鳴動を再現する展示は圧巻です。
◆歴史・起源:2007 年開館で、SANAA 西沢立衛氏が出雲大社神域との調和を意識して設計しました。
◆見どころ:神在月ライトアップでは銅鐸が光の導線となり、幻想的な夜の博物館を演出します。
◆豆知識:カフェの「宇豆柱パフェ」は 48 cm のビスケット杭が刺さりインパクト抜群です。
◆アクセス:出雲大社本殿から徒歩 3 分、一畑電車 出雲大社前駅から徒歩 5 分です。
無料試飲 10 種!縁結びロゼと和牛バーベキュー
出雲ブドウを一気にテイスティング
デラウェアやマスカット・ベーリーAを醸す県営ワイナリーで、マリアージュ館では甘口から辛口までロゼを含む 10 種を無料で試飲できます。
ガーデンBBQでは島根和牛を焼きながらセルフワインサーバーで注ぐスタイルが好評です。
◆歴史・起源:1977 年創業で、リーズナブルな価格帯と観光バスの立ち寄り率の高さが特徴です。
◆見どころ:秋限定の生ワインは濾過ゼロ分で酵母の柔らかな発泡を楽しめます。
◆豆知識:売店の「ワインソフト」は半解凍状態が最も香り立つとスタッフが推奨しています。
◆アクセス:JR 出雲市駅からバス 10 分「島根ワイナリー」下車すぐです。
恵比寿と事代主の総本宮で漁業と縁結び祈願
青い海を背負う“ダブルご神徳”
日本全国の恵比寿社三千余を束ねる総本宮で、漁業・商売繁盛と縁結びを同時に授かれると評判です。
千木と鰹木が二棟並んだ美保造本殿は国重文で、青瓦と松林に囲まれた社域が海風をたたえています。
◆歴史・起源:『出雲国風土記』に「御崎社」と記され、出雲大社と対で参拝すると良縁が強まると伝えられます。
◆見どころ:4 月 7 日の青柴垣神事では御船行列が美保湾を横断し海上を神々が渡御します。
◆豆知識:境内の“鳴り石おみくじ”は貝殻シェーカーで音を鳴らし運勢を呼び込むユニークなお守りです。
◆アクセス:JR 松江駅から一畑バス 40 分「美保関終点」下車後に徒歩 5 分です。
国宝松江城をぐるり!低橋潜りのこたつ舟
しゃがんでくぐる“頭上スレスレ橋”
国宝 松江城の外堀を 50 分で一周し、17 基の低い橋を通過するたび船頭の「頭を下げてください」の声が響きます。
冬期はコタツと毛布が登場し、こたつ舟から雪化粧の千鳥城を望む体験が人気を集めています。
◆歴史・起源:堀川は江戸初期に城郭防御用に掘削され、1996 年に観光遊覧船が就航しました。
◆見どころ:桜シーズンには花びらが堀面を覆い「水上花筏」と称される絶景が現れます。
◆豆知識:水路脇の民家では犬が橋のたもとから乗客に手を振る“堀川名物”が見られます。
◆アクセス:松江堀川ふれあい広場乗船場は JR 松江駅から徒歩 10 分です。
80 万株が咲く丘陵ガーデンと全天候温室
四季のグラデを歩く“花の回廊”
9 ha の丘陵地に球根花から宿根草まで季節ごとに 80 万株がリレー開花し、どこを切り取っても色彩が重なります。
ガラス温室には熱帯性スイレンやハイビスカスが一年中咲き、雨の日でも花散策が楽しめます。
◆歴史・起源:2001 年に開園し、「花と緑の出雲」をテーマに地域の園芸研究拠点も兼ねています。
◆見どころ:5 月のユリフェスタでは 300 品種の香りが園内を包み込みます。
◆豆知識:カフェの花ソフトは月替わりで食用花がトッピングされ写真映えします。
◆アクセス:JR 出雲市駅から車 15 分、山陰道 斐川 IC から車 5 分です。
世界遺産鉱山町に湧く塩化物泉の湯治場
“薬師湯”で味わうレトロ湯気
世界遺産 石見銀山の積出港として栄えた港町にたたずむ塩化物泉で、国登録有形文化財の薬師湯は昭和レトロなタイル浴室が魅力です。
湯上がりに石畳の町並みを浴衣でそぞろ歩くと、鉱山華やかなりし時代へタイムスリップした気分になります。
◆歴史・起源:1300 年前に僧行基が湧出を発見し、江戸期には銀山労働者の湯治場となりました。
◆見どころ:鉄分で赤く染まる源泉かけ流し浴槽は湯の花が舞う“天然入浴剤”状態です。
◆豆知識:外湯スタンプラリーを完走すると、手描きの鉱山イラスト手拭いがもらえます。
◆アクセス:JR 温泉津駅から徒歩 15 分、山陰道 温泉津 IC から車 10 分です。
720 万年の地史を刻む化石の石畳海岸
地球がめくった“時間のページ”
日本海の波が海底に眠る層をむき出しにし、畳を敷いたような泥岩が 1 km にわたって続きます。
川原石の化石や貝殻の跡が刻まれた岩盤は触れる地層図鑑で、干潮時にはタイドプールで生物観察も楽しめます。
◆歴史・起源:明治期の地質学者ナウマンが「日本最大級の海食台」と報告し世に知られました。
◆見どころ:遊歩道途中の十六羅漢像は海難供養と絶景撮影のダブルスポットです。
◆豆知識:化石採集は禁止ですが、干潮時に現れる“ハート化石”を探すトレンドが SNS で拡散しています。
◆アクセス:JR 浜田駅から石見交通バス 15 分「国分寺」下車後に徒歩 10 分です。
高さ 257 m!隠岐ジオパーク断崖トレイル
海へ落ちる“天空の草原”
火山噴出物を日本海が削り 257 m の断崖となった摩天崖は、崖頂の草原と群れるウシ・ウマが牧歌的対比を生みます。
トレイルのゴールである通天橋奇岩を見下ろすと、コバルトの海が足元へ吸い込まれる感覚を味わえます。
◆歴史・起源:隠岐ユネスコ世界ジオパーク中核サイトで、約 500 万年前の火山活動痕を示します。
◆見どころ:夕陽が崖の影を海面へ伸ばす瞬間は“オレンジのフィヨルド”と形容されます。
◆豆知識:断崖の草を食む牛は、地元いわく“天然芝刈り機”として除草に貢献しています。
◆アクセス:別府港からレンタカー 25 分、夏季はシャトルバスも運行されます。
千年鉄の煙!たたら製鉄現役最後の操業遺跡
炎が語る“鉄の国イズモ”
江戸期に整備された砂鉄製鉄場がほぼ当時のまま残り、巨大な踏鞴と炉跡が往時の轟音を想像させます。
5 月と 10 月には実演操業が行われ、赤い鉧鉄を打ち出す瞬間に観客は歓声を上げます。
◆歴史・起源:1660 年ごろ開山し、1977 年の操業停止まで連綿と砂鉄鋼を産出しました。
◆見どころ:高殿の太い梁は一本丸太で 20 m 超、職人の木造技術が光ります。
◆豆知識:“村下”の子孫が案内するガイドツアーは鉄談義が止まらず延長必至です。
◆アクセス:JR 木次駅から車 20 分、松江道 吉田掛合 IC から車 15 分です。
全天候型花鳥園でハシビロコウに大接近
鳥と花が降るガラスドーム
世界最大級の花温室と巨大ウォークインゲージに 90 種 800 羽が放し飼いされ、頭上すれすれをオオハシが飛び交います。
ペンギンの散歩ショーやハシビロコウの無表情グリーティングなど、全天候で“鳥活”が満喫できます。
◆歴史・起源:2001 年開園し、出雲空港に隣接する立地を生かした空と花と鳥のテーマパークです。
◆見どころ:温室天井から吊るされたベゴニア 1 万鉢は色の滝のようだと評されています。
◆豆知識:フクロウ腕乗せ体験は重さ 2 kg、翌日は筋肉痛で“フクロウ痛”を味わう来園者が続出します。
◆アクセス:一畑電車 松江フォーゲルパーク駅から徒歩 1 分、出雲空港から車 10 分です。
旧暦 10 月、八百万の神が集う縁結び会議
全国の神様が“出雲出張”
他国が“神無月”と呼ぶ 10 月、出雲では“神在月”として神々が大社に集い、縁結びや来年の運勢を相談すると伝えられます。
神迎神事では龍蛇神が稲佐の浜から本殿へ先導し、夜の松明行列が闇に浮かぶ光の参道を創り出します。
◆歴史・起源:平安期の『神祇令義解』に記述が残り、千年以上の歴史を持つ祭礼です。
◆見どころ:神議り祭の日には御本殿後方で鈴音が聞こえると語る参拝者が多くいます。
◆豆知識:祭り期間のみ限定授与の「縁むすびの素」塩は料理に入れると味がマイルドになると好評です。
◆アクセス:一畑電車 出雲大社前駅から徒歩 5 分、宍道湖夕日鑑賞バスも運行されます。