世界遺産・名湯・高原リゾート。栃木の魅力を凝縮体験。
世界遺産 日光東照宮
江戸幕府初代将軍・徳川家康公を祀る社。豪華絢爛な陽明門や眠り猫など見どころが多く、四百年の歴史と匠の技を体感できます。
那須高原 ― 那須温泉郷
標高1,000m前後の高原リゾート。那須岳の雄大な景観とともに、1300年の歴史を持つ名湯でゆったり。牧場やレジャー施設も充実。
大谷資料館・大谷石地下採掘場跡
宇都宮市郊外に広がる巨大地下空間。ライトアップされた石の迷宮で、採石の歴史と幻想的な雰囲気を楽しめます。
徳川家康公を祀る極彩色の社殿群。世界遺産「日光の社寺」の中心です。
陽明門と眠り猫の芸術美
江戸初期の名工たちが競演した彫刻総数は5,173体。陽明門は柱や梁の一つ一つに動植物や仙人が刻まれ、“日暮門”と呼ばれるほど一日中眺めても飽きません。金箔と群青を多用した極彩色は平成の大修理で蘇り、陽光の角度で表情を変える立体感が見どころ。
「眠り猫」は左甚五郎作と伝わり、裏側には雀が二羽彫られています。天敵が眠り、雀が舞う様子を平和の象徴とし、家康の遺志〈泰平の世〉を暗示。猫の背筋は実は緩やかに反り、いつでも跳ね起きられる“臨戦体勢”を示すなど寓意に富みます。
春と秋の例大祭では千人武者行列が社前を練り歩き、甲冑・旗指物の色彩が石畳に映えます。流鏑馬神事や百物揃千人行列は絢爛豪華で、徳川将軍家の権威と雅やかな宮廷文化が同時に体感できる貴重な機会です。
高さ97mから中禅寺湖の水が落下する日本三名瀑のひとつ。
轟音と飛沫のエレベーター体験
岩盤をくり抜いた専用リフトは落差とほぼ同じ100mを秒速3mで下降。湿度100%の観瀑台では水飛沫が霧状になり、夏でも体感温度15℃前後まで下がる天然クーラー。滝壺正面から見上げる水柱は迫力満点で、カメラレンズが一瞬で曇るほどです。
秋の紅葉期は滝周辺のカエデ・ドウダンツツジが燃えるように染まり、白い飛沫とのコントラストが「燃えるカーテン」の異名を生みました。朝9時頃が順光で色彩が最も映え、午後は逆光気味で水煙に虹が出やすいといわれます。
明治末期に起きた歌人・田沢稲舟と哲学者・藤村操の投身事件は「華厳滝心中」として世を騒がせ、遺書『巌頭之感』はロマン主義文学史に残る名文。現在は安全柵が設けられ、滝見台に献花台がひっそり佇んでいます。
標高600~1,800m、那須岳を中心とした爽快リゾート高原。
皇室御用邸が置かれた避暑地
那須岳火山帯が育む広大な裾野は、明治32年に那須御用邸が造営されて以来、国内屈指の避暑リゾートとして発展。真夏でも平均気温22℃と涼しく、白樺林や牧草地が続く風景は“日本のスイス”と呼ばれています。高原一帯には乗馬クラブ、ゴルフ場、チーズ工房が点在し、1日では遊び尽くせない規模。
秋は那須岳(茶臼岳・朝日岳・三本槍岳)を中心に紅葉が標高1,800mから順に色付き、ロープウェイ車窓が3色グラデーションに包まれる“逆さ紅葉シーズン”。春のミズバショウ、夏のレンゲツツジ、冬の樹氷と四季の花暦も豊富です。
那須高原広域道の駅ネットワークでは、ソフトクリームスタンプラリーを実施。ジャージー牛乳・とちおとめ・高原ブルーベリーなどフレーバーを巡り5個集めると“那須アイスロードマスター”認定証が贈られ、SNSで自慢する若者が急増中。
48カーブを一気に駆け上がる奥日光のスリリングルート。
カーブ名は“いろは歌”の順番
第一坂(下り)と第二坂(上り)は合計48カーブで平仮名48文字に対応。「い」「ろ」「は」順に標識が立つため、ドライバーは“リアルあいうえお表”をたどる学習気分に。第二坂の急勾配は最大10%で、標高差440mを10分で駆け上がります。
中腹の明智平ロープウェイはわずか3分で標高差86mを登り、展望台からは華厳の滝と中禅寺湖を同一フレームで撮影可能。紅葉時の混雑対策として早朝5時から臨時運行する“紅葉ダイヤ”も導入されています。
いろは坂の路面には特殊ポリマー舗装が施され、冬季凍結を軽減。にもかかわらず雪化粧の日は絶景で、白銀のヘアピンカーブと霧氷の森が“氷のラビリンス”と化すため、スタッドレスタイヤでの早朝アタックがマニアに人気です。
江戸期創業、山奥に佇む映画『テルマエ・ロマエ』ロケ宿。
泳げる混浴「泳ぎ湯」
女性大浴場兼混浴露天「泳ぎ湯」は20mプール規模で水深1.2m。加温加水なしの白濁硫黄泉が湧き出し、宿泊客は浮き輪持参OK。天狗像が見守る湯口は湯温43℃、プールエリアは39℃と長湯向きです。
木造三層の本館は明治初期建築。廊下の床板は温泉熱でほのかに暖かく、深夜はランプ灯のみが照らすノスタルジック空間。食事は地元の岩魚塩焼きと味噌田楽でシンプルながら、食後の囲炉裏談義が旅情を加速。
宿までの最後1kmは未舗装林道&急勾配階段のみで車両進入不可。日帰り利用者は渓流脇を歩く“険道ハイキング”がセットとなり、秘湯感MAX。冬季は豪雪で辿り着くだけで冒険気分、雪見風呂の感動は倍増です。
黒漆喰の土蔵が川面に並ぶ“小江戸とちぎ”。舟運と商都の面影。
巴波川を彩る白壁黒瓦
江戸~明治期に紅花・木綿を江戸へ運んだ舟運の要所。川沿い500mに残る土蔵群は黒漆喰の防火建築で、1階蔵+2階居宅の“蔵造住宅”が並ぶ全国有数の景観。遊覧船では船頭の唄を聞きながら桁行20mの蔵を真横から撮影できます。
町なかの「とちぎ山車会館」には高さ7mの彫刻山車が常設。隔年10月の蔵の街提灯山車祭りでは11基が夜空を練り歩き、LEDと提灯の融合演出で“和洋折衷ナイトフェス”と称されます。
老舗の蔵を改装したカフェではコーヒーに和三盆を添え、白壁に竹灯りが映る夜カフェが人気。蔵の街通りは映画『るろうに剣心』『峠 最後のサムライ』など時代劇ロケ地としても重宝され、“歩くだけでエキストラ気分”と評判です
白鹿伝説が残る1300年の硫黄泉。48℃の熱湯でととのう。
かぶり湯と短時間入浴の作法
湯船は41〜48℃の6段階。まず柄杓で100杯の湯を頭からかぶり体を慣らし、最熱槽は最長2分で退出するのが伝統スタイル。常連は「2分熱湯→30秒水風呂→外気浴」を3セットこなし、サウナー顔負けの昇天体験を味わいます。
硫黄泉ながら湯花が白濁ではなく淡黄緑色に変化する珍しい性質。分析値ではメタほう酸が豊富で、殺菌力が高くニキビ・アトピー改善に定評。湯口に口を近づけると強い卵臭とともにレモンのような酸味が感じられます。
木造湯屋は1883年築で国登録有形文化財。床下に温泉熱を利用した“オンドル式”暖房があり、冬でも足元がポカポカ。湯上がりスペースで販売する湯の花ソルトキャンディは硫黄香がクセになる限定土産です。
1/25スケールで世界遺産を再現。48の名建築をミニ旅行気分で巡れます。
2万本の盆栽が“世界の四季”を演出
ピラミッド横のサボテンは本物、タージマハル前のサルスベリは手入れで年3回花が咲く――模型と生植物のハイブリッドがリアリティを支えています。スタッフは「庭師」兼「世界遺産の修復士」として日々筆で着色補修を行う職人集団。
ニューヨークゾーンのヤンキー・スタジアムでは観客席に米粒サイズの野球ファン4.5万人を配置。特定の席にだけ“隠れミッキー”ならぬ隠れパンダ人形が潜むなど、探し要素も満載です。
11~2月のイルミネーション期間は縮尺を超えた光の演出が話題。自由の女神とエッフェル塔が同じ空にシルエットを描く“架空コラボ夜景”は写真映え確実で、海外旅行気分を手軽に味わえます。
1000㎡の大藤棚と冬季イルミが世界に誇る花のテーマパーク。
CNNが選んだ「死ぬまでに行きたい」絶景
樹齢160年の藤は幹回りが3m、枝張りは畳600枚分に相当。満開時には房が最長1.8mまで伸び、紫のシャワーが頭上を覆います。自動散水装置により雨が降らなくても花房に潤いを保ち、夜間ライトアップでは紫→白→黄へとグラデーション点灯。
5月下旬に現れる「八重の藤」は房の一つ一つが八重咲きで甘い香りが強く、ミツバチが乱舞する姿は“空飛ぶ宝石”とSNSで拡散。花が散ったあとは藤ソフトクリームが園内限定で販売され、口に含むとほのかなマスカット香が広がります。
10月下旬~2月中旬の「光の花の庭」は500万球使用で関東三大イルミに認定。藤棚イルミはLED12色を毎秒制御し“開花→満開→散花”を再現、BGMは栃木県出身の作曲家・船村徹のメロディをアレンジしたオリジナルです。
渓谷美とアルカリ性単純泉が魅力の関東屈指の温泉地。
大名専用から大衆温泉へ
1691年、日光詣での僧侶が発見し「滝の湯」と呼ばれた秘湯は、幕府許可がなければ入浴できない特権湯でした。明治以降に鉄道開通で一気に花開き、昭和後期には年間宿泊者数日本一を記録した“東の熱海”として黄金期を迎えます。
湯質はPh8.2のアルカリ単純泉で“メタけい酸”含有量が多く、入浴後の肌水分保持率が平均25%向上すると大学研究で実証。川沿いの足湯公園は無料で24時間利用でき、夜はライトアップされた渓谷を肴に地酒を楽しむ人も。
高さ40mの「鬼怒楯岩大吊橋」は吊橋中央部にハート型恋人ロックがあり、南京錠を掛けると“絆が楯のように固くなる”との言い伝え。秋の紅葉逆さ映り込みは早朝無風時がベストショットです。
鬼怒川渓谷を木舟で約40分かけて下るスリル満点のリバークルーズ。
奇岩怪石を縫う6kmの急流旅
船頭の一本櫂だけで操る幅2mの木造和船が、温泉街上流の鬼怒楯岩大吊橋付近から鬼怒川温泉大滝までを一気に滑走。波立つ瀬を乗り越えるたびに水しぶきが飛び込み、両岸にそそり立つ屏風岩・天狗岩・カエル岩など奇岩が次々現れます。春は山桜、初夏は新緑、秋は紅葉が水面に映え、20分おき出航で季節ごとに違う表情を楽しめます。:
ライフジャケットは全員着用、雨天時はポンチョ無料配布。水量が増えると瀞場でも波が高くなり「天然ウォータースプラッシュタイム」として船頭が観客を煽るパフォーマンスが名物。落水時の避難ルートや通信無線も完備し、安全対策は万全です。
乗船前の待合所では“急流ガチャ”が設置され、カプセルに渓谷の小石と船頭直筆“激流お守り”が封入。船を操る棹(さお)をミニチュア化したストラップも限定販売され、リピーターのコレクション率は8割を超えます。
旧軍用トンネルを改装した全長600mの天然低温貯蔵庫。
洞窟×日本酒のタイムカプセル
昭和初期に掘削されたコンクリート無使用トンネルは年間平均気温8℃・湿度80%を維持。島崎酒造の大吟醸・古酒1万本が眠り、訪問者はヘルメット着用で探検ツアーに参加できます。照明を落とした奥座敷では“音の反響ゼロ試飲”が体験でき、酒の香りが際立つと評判。
トンネル内には昭和の酒器ギャラリーも併設され、ノリタケ陶器の徳利、漆塗り重箱などレトロ食器がずらり。光が当たると飴色に輝く昭和30年代の色ガラス徳利コレクションは“瓶沼”ファン必見です。
人気商品「洞窟熟成スパークリング日本酒」は瓶内二次発酵で微発泡を実現。見学ツアー参加者限定でラベルに名前と熟成本数を刻印する“マイ熟成酒”サービスがあり、記念日ギフトとして口コミが急増中。
お猿の“人間ぽさ”がクセになる昭和レトロなアニマルショー。
二足歩行芸のパイオニア
1970年代に大道芸から始まった歴史は半世紀超。猿まわし師と二人三脚で鍛えた演目は50種類以上あり、世界初の“猿だけのサーカス団”として海外公演も成功。“千両役者”の異名を持つベテラン猿・みわは14歳で綱渡りギネス級記録を更新しました。
忍者ショーでは手裏剣キャッチや水グモ走りを演じ、人間顔負けの身軽さに観客が悲鳴。舞台袖には冷却ファン付きの専用控室を設け、夏場は熱中症対策でタブレット型氷を舐めさせる徹底管理で動物福祉にも配慮。
併設する「おさるランド」では赤ちゃん猿の哺乳体験やハイタッチ撮影が人気。猿の握力は人間成人並みで優しく握手されるとほっこり。おみやげ売店の“猿軍団瓦せんべい”は公演限定パッケージでコレクターアイテムになっています。
三仏堂の黄金三尊と家光公の大猷院が荘厳。
八間梁間の巨大本堂
三仏堂は高さ35m・奥行き40mの日本最大級木造仏堂。内部に鎮座する千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音はいずれも金箔仕上げで、堂内照明が落とされると黄金像が闇に浮かび上がり神秘的。
隣接の大猷院は徳川三代将軍家光の霊廟。東照宮に遠慮しつつも豪華な“ダークテイスト”配色が特徴で、夜叉門四天王の目には極小ガラス玉がはめ込まれ、参拝者の動きに合わせて瞳がキラリと光ります。
寺内カフェ「輪王寺カフェ」は精進カレーと抹茶ラテが人気。テラス席から望む杉並木は樹齢400年、森林浴効果で参拝疲れをリセット。秋限定で発売される「ゆば抹茶ソフト」は即日完売の隠れ名物です.
湖上アクティビティと牧場グルメが一日中楽しめる高原レジャー。
湖面をかすめるジップライン
全長150mの「ジップラインKAKKU」は滑走高さが水面1.5mまで接近し、夏は飛沫がミスト状に体を冷やす爽快アトラクション。湖上には白鳥ボート・水上バギーも浮かび、360度の山並みをバックにアドレナリン全開です。
放牧エリアではアルパカ・ヒツジ・ポニーに加え、国内では希少なバクやカピバラも飼育。餌やりに成功すると動物スタッフが“ご褒美スタンプ”をくれるキッズプログラムが教育的とファミリーに好評。
濃厚ソフトクリームは自社牧場の生乳を3時間以内に加工。“3つ子牛乳理論”で空気含有率を絞り込むため溶けにくく、写真映えが長持ち。夜は湖畔で300発打ち上がる「花火シンフォニー」と水面反射のW花火が人気です。
九尾の狐伝説が宿る火山岩。硫化水素が立ち込める異界の景。
九尾の狐と“割れた死の石”
平安末期に鳥羽上皇をたぶらかした妖狐・玉藻前が退治後に化したと伝わり、石からは毒気が放たれ生き物が近寄れば即死——それが“殺生石”の名の由来。2022年3月、自然劣化により石が真っ二つに割れ「封印が解けた」とSNSで大騒動になりました。
周囲は那須火山ガス帯で、硫化水素濃度が高い日は立入規制。地面至る所から白煙が上がり、岩肌は硫黄成分で黄色く変色。遊歩道には警告看板が並び、まさに地獄絵。その一方、足元に咲くハクサンシャクナゲが毒地に映える“生と死の共演”も見どころ。
毎年5月には那須温泉神社から松明行列が練り歩く「御神火祭」を開催。狐面と白装束の太鼓衆が勇壮なリズムで邪気を祓い、深夜0時に石前で点火する火柱は高さ3m。見る者を古代神話の世界へ誘います。
標高1,230m、亜高山帯に広がる希少植物の宝庫。
天空のビオトープ
面積12.5haの盆地にミズゴケ湿原が広がり、6~8月にはニッコウキスゲ・ワタスゲ・サワランが次々開花。木道1周1.2km・高低差10mの“超お手軽湿原ハイク”で、車椅子用スロープも整備されています。
湿原を取り囲む日の出平は朝日撮影の名所で、ガスが晴れた瞬間に“雲海と湿原の二層モルフォ”が現れフォトグラファー垂涎。秋の草紅葉、冬の樹氷と四季ごとに別世界へ変貌し、リピーターが絶えません。
駐車場売店の「湿原ソフト」は地場ハチミツ+山ブドウソースの二層がけ。木道入口の鐘を鳴らしながら食べる“幸せソフトチャレンジ”はSNSで拡散され、完食後に鳴らすと「願いが叶う」と噂されています。
江戸期から昭和まで日本産銅の3割を占めた巨大鉱山跡。
トロッコで巡る“地下資源タイムトンネル”
観光坑道は全長700m、トロッコ電車で5分地下へ。坑内気温は12℃で夏涼しく冬暖かい。江戸期の手掘り跡、明治の火薬掘削跡、昭和の電動ドリル跡を時代順に展示し、産業遺産が一望できます。
明治10年に古河市兵衛が経営権を握り、世界最大級の“連続黒鉱焼窯”を導入。最盛期の明治20年代には人口3万人・映画館7軒を誇り“東洋一の鉱都”と呼ばれました。坑外資料館では当時の社宅模型や女工制服も公開
公害史でも重要な足尾銅山鉱毒事件の現場として、田中正造の国会直訴など日本環境運動の原点を学べる展示が充実。渡良瀬川上流の松木渓谷は今も“緑なき山”として残り、植林ボランティアが環境再生に取り組んでいます。
町人・武士・忍者になりきって江戸文化を五感で体験。
花魁道中は江戸のファッションショー
全長120mの遊郭通りを花魁が練り歩く艶やかな行列は、歩幅8cmの“内八文字”で1分間にわずか40歩。重さ30kgの衣装を纏いながら傘持ち少年を従え、当時の社交界の頂点を再現します。観覧席は桟敷スタイルで、大向こうからの掛け声もOK。
忍者からくり屋敷は傾斜体感型構造で、床と壁の角度がずれて脳が錯覚し“立っているだけで坂を歩く”ような不思議感覚。子どもはもちろん大人も重心を取れず転げ笑い必至です。
体験貸衣装は武士・町娘・辻斬り・岡っ引き等30種類超。着付けは着物1級技能士が担当し、腰紐の締め方や襟元の抜き加減まで江戸流。衣装のまま蕎麦屋や人力車に乗り込めば、即席インフルエンサー間違いなしです。
塩原渓谷に架かる本州最長320mの歩行吊橋。
絶景・絶叫・恋人の聖地
橋床は湖面から高さ50m。中央部は風速3mで左右に最大50cm揺れる設計で、スリル満点。揺れを楽しむ“ジャンピング写真”がInstagramで流行し、空に浮かぶ人影が映えるアングルが話題に。
春は新緑、秋は湖面に映る真紅のモミジが“逆さ紅葉”を作り出し、早朝無風のタイミングで水鏡撮影に成功すると“紅葉フレーム”が完成。夜間特別ライトアップでは橋全体が虹色に輝きます。
橋中央のハート型モニュメントに南京錠を掛けると恋が成就するとされ、鍵は併設ショップで刻印サービス付き販売。鍵をかけたカップルには「恋人証明書」が発行され、塩原温泉の旅館で特典が受けられます。
鬼怒川が2,200万年かけ刻んだ奇岩渓谷。虹見の滝まで4km。
龍神が暴れた岩の芸術
緑のコバルトブルー“龍王池”と白い飛沫のコントラストが映えるハイライト。「白龍ヶ淵」「紫龍ヶ淵」など色名が付いた淵が連続し、晴天と曇天で水色がドラマチックに変わるためリピーターが絶えません。
奇岩「むささび岩」や「兎跳岩」は玄武岩質安山岩が縦横に走る柱状節理。岩肌の縞模様を近距離で観察でき、地質学フィールドワークの教材としても使われています。
ハイキングコース途中の「川治湯ばたけ」では地熱で地面が常時40℃近く、冬でも湯気が立つミニ地獄谷。足湯ベンチが設置され、歩き疲れた足を温めながら渓谷サウンドに耳を澄ませる至福の休憩が楽しめます。
男体山の噴火で誕生した標高1269mの高原湖。
国際避暑地の青い鏡
明治中期、湖畔には英国・イタリア・ベルギーなど各国大使館の木造別荘が建ち並び、日本初の“外交官サマーハウス街”が誕生。現在はイタリア・英国大使館別荘が公園として公開され、往時のサロン文化や家具がそのまま残されています。
遊覧船は男体山を背に約50分の周遊コースを運航。デッキで湖風を浴びながら、四季のパノラマ—春のヤシオツツジ、夏の深碧、秋の紅葉、冬の氷結—を一度に眺める贅沢が味わえます。
湖底近くの水温は通年4℃前後で、世界的に珍しい寒冷淡水魚「ヒメマス」が生息。特産のヒメマス寿司は淡い紅色が美しく、豊かな脂と繊細な甘みが“淡水のトロ”と称されています。
東京ドーム5個分の竹林を彩る幻想ライトアップ。
“バンブーサファリ”体験
100年続く筍農家が開放した面積24haの竹林には真竹・孟宗竹・淡竹が約2万本。林床に敷かれたウッドチップ遊歩道は歩くたびに香り立ち、涼風が笹鳴りを奏でる天然ヒーリングスポットです。
冬期の「Bamboo Winter Lights」は1日1,500本の竹灯籠+プロジェクションマッピングで、日本夜景遺産に登録。竹を伐採した自家発電薪ボイラーでCO₂削減を実現し、サステナブル観光のモデルケースとして国際会議で紹介されました。
竹ハンモックに寝転ぶ“空飛ぶ瞑想”や竹コップで味わう自家製タケノコ汁も人気。夜の森でシャンパンバーが開かれる「竹林ナイトサロン」では、緑のグラデーションがグラスに映り込む様子がまるで“飲む竹林”と評判です。
平家落人が守り継いだ秘湯。雪と灯りのかまくら祭りが幻想的。
平家伝説と“武家屋敷民泊”
壇ノ浦の戦いで敗れた平家一族が隠れ住んだと伝わり、温泉街には茅葺き屋根の民家や木造橋が点在。築350年の武家屋敷では囲炉裏で山女魚を炭串焼き、鹿鍋を味わいながら平家琵琶の弾き語りが聞ける宿泊体験が人気です。
冬の「かまくら祭り」期間、川沿いの雪原に大小800基以上のかまくらが立ち並び、夜はローソクの灯が点灯。白銀の渓谷に1000点のオレンジ光が揺れ、気温−10℃でも熱気球を上げるイベントや雪上BBQが行われフォトジェニック。
泉質は弱アルカリ性単純泉に炭酸水素イオンを多く含み、肌の皮脂汚れを取る“美肌クレンジング泉”。湯上がりに飲める炭酸冷鉱泉は胃腸に優しく、昔から“湯治プラス飲泉”で内外ケアするのが湯西川流です.
渓谷沿い11湯を巡る“湯めぐり天国”。もみじ谷大吊橋は絶景。
塩原十一湯に秘湯スタンプラリー
源泉数150超、泉質は単純泉・炭酸水素塩泉・硫黄泉など多彩で“温泉の博物館”と称賛。観光協会発行スタンプ帳を片手に立ち寄り湯を5カ所巡ると、手彫り木札の温泉番付が授与される粋な仕組みです。
大正12年創業の「不動の湯」は男女混浴の河原露天。春は新緑、秋は紅葉、冬は雪見と四季の渓谷美を貸切気分で満喫。湯船下には天然炭酸ガスが湧き出る“泡付きの湯”があり、血行促進で足がポカポカ。
もみじ谷大吊橋(全長320m)からは那須連山とエメラルドグリーンの湖面を一望。橋中央のハート鍵スポットは恋人の聖地に認定され、紅葉期は1日5000人が渡る大人気フォトポイントになります。
標高1400mの大湿原を木道ハイキング。夜は満天の星。
神々の合戦伝説と学術の宝庫
男体山の神と赤城山の神が湖の領有権を巡り戦った場所とされ、湿原にポツンと立つ「逆杉」は陣旗の名残と伝わります。国立公園に指定され希少なワタスゲ・ホザキシモツケ・モウセンゴケなど高山植物の生育地として研究価値も高いです。
全長3.5kmの木道コースは高低差ほぼゼロで、車椅子用スロープも整備。早朝は朝霧が立ち込め、湿原が雲海の島々のように浮かぶ絶景が拝めます。6〜7月はワタスゲが綿雪のように一面を覆い、風とともに波打つ白い幻想が広がります。
星景写真の聖地としても有名で、街明かりゼロの新月夜は肉眼でも天の川がくっきり。木道に寝転び星を見上げる「星の散歩ツアー」はガイドが星座神話を解説し、流れ星を捕まえる確率が高いと評判です。
双流が岩を噛む姿が龍の頭に見える奥日光の名瀑。
龍の髭をかたどる二筋の流れ
総落差60mのうち、最後の10mで流れが左右に分裂。中央の溶岩岩が龍の頭、二筋が髭に見立てられ、滝壺の飛沫が龍の息吹と称えられます。周辺は溶岩大地で水が白く泡立つため“滝カプチーノ”現象が撮影好適。
滝横の老舗茶屋「瀧見亭」では“龍頭まんじゅう”が名物。黒ごま餡×竹炭生地で龍の黒鱗をイメージし、蒸したてはモチモチ。秋限定で紅葉餡バージョンが登場し、1日1000個完売する人気です。
遊歩道を上流へ歩くと小滝・上流滝・湯滝へと続き、合計60分の滝三昧トレイルが可能。5月のシャクナゲ、9月のリンドウ群生、10月初旬の紅葉と花期がずれているため、リピーター率が高いスポットです。
男体山と中禅寺湖を祀る湖畔の社。お船祭りは必見。
湖上で繰り広げる御神幸
毎年7月31日~8月7日に行われる男体山登拝大祭のハイライトは、御輿を和船に乗せ湖上を渡る「お舟祭り」。昼は36隻の漕ぎ手船団が湖を横断し、夜は湖面に500発の奉納花火が映え“逆さ花火”を生む神秘の空間演出です。
拝殿脇の樹齢500年「夫婦杉」は2本の杉が根本で繋がる珍種。手を繋いで一周すると縁結び・夫婦円満の御利益があるとされ、週末は行列ができる人気フォトスポット。
奥宮は標高2486mの男体山頂。登山道は鎖場・溶岩礫帯ありのハードコースですが、頂上社務所で授かる“天空御朱印”は登頂者だけの証。ご神水を使った山頂コーヒーは格別で、雲海に浮かぶ富士山を望めることもあります。
北関東最大級の遊園地。10大コースターが絶叫派を魅了します。
ペットと絶叫コースター!?
愛犬同伴可能日には小型犬専用シートが取り付けられた「わんこコースター」が運行。ゴーグルとハーネスを着けた犬達が風を切る姿がSNSで“天使すぎる”と話題。
立体迷路「GiGaMo」は6層1,200mの完全攻略型。各層に散らばるスタンプを集めてゴールすると限定メダルが貰え、所要平均40分のリアル冒険アトラクション。リタイア用ショートカットも完備で安心です。
7月下旬~8月中旬は園内200万本のヒマワリが迷路状に咲き、観覧車最上部から俯瞰すると巨大スマイルマークが浮かび上がる仕掛け。夜は花火・レーザー・DJが融合した「絶叫ナイトフェス」で朝までアゲアゲ。
関東三大師の一つ。厄除け・方位除けで年間200万人。
おみくじ発祥と巨大熊手
平安時代の僧・慈覚大師の像を本尊とし、室町期には“くじ引きで吉凶を占う”日本初のおみくじを考案。現在も大師堂横の授与所で竹筒式の「元祖みくじ」が体験でき、棒に刻まれた漢詩解説が学問運アップと評判です。
正月初詣では畳10畳分の特大熊手が境内に掲げられ、福を“かき集める”縁起物として参拝客を圧倒。節分追儺式には地元プロ野球選手が豆を撒き、福豆は落花生+金箔付きで争奪戦に。
門前町の名物は「いもフライ」と「耳うどん」。揚げたてホクホクの串芋とモチモチ耳型うどんで厄を“カリッと”“ツルッと”落とすとされ、参拝帰りの腹ごしらえはこのセットが鉄板です。
奈良時代創建説もある日本最古の総合大学跡。
日本版“ボローニャ大学”
室町期に上杉憲実が再興し、全国から学僧や武士子弟3,000人が集った国際的学府。孔子を祀る「孔子廟」には日本最大の孔子座像が鎮座し、毎年8月の釈奠(せきてん)では雅楽と蹴鞠を奉納する厳粛な儀式が再現されます。
経蔵では国宝級の宋版・明版の漢籍を“回転式経棚”に収納。棚を一周回せば生涯で読むべき書物が手に入るとされ、“本のメリーゴーランド”と称されるユニークな仕組みが当時から導入されていました。
方丈庭園は枯山水と池泉のハイブリッド様式で、借景に織姫山を取り込む名手法。紅葉期は庭一面が錦に染まり、早朝の開門ダッシュ組が写真を独占することで知られています。
地下30mの採石跡が“巨大地下神殿”と呼ばれる異世界。
2万㎡の石の迷宮
天井高は最高30m、東京ドーム1個分の空間に無数の石柱が林立。照明デザイナー岡安泉が手掛ける演出で、壁面の起伏が陰影となりローマ遺跡さながら。夏も気温8℃の天然クーラーで、吐く息が白くなる体験が新鮮です。
帝国ホテル旧本館(フランク・ロイド・ライト設計)に使われた大谷石は柔らかく加工しやすい半面、耐火性に優れるため関東大震災後の復興建築ラッシュを支えました。館内では当時の石工用具や建具部材を展示。
コンサート・結婚式会場としても利用され、音の残響時間は3秒超。バイオリンソロが水滴のように空間を満たす“天然リバーブ”を求めて一流アーティストが収録に訪れ、映画『るろうに剣心』など多数のロケ地にもなっています.
標高1684mの茶臼岳中腹へ7分。雲海とご来光の絶景ゲート。
天空のジオパーク入口
山麓駅から山頂駅まで高低差877m、頂上気温は平地−10℃。早朝特別便「ご来光運行」時には日の出前の雲海がオレンジに染まり、海無し県で“雲の海”を望む絶景体験が可能。
山頂駅から茶臼岳山頂までは片道40分の溶岩トレイル。火山礫がゴロゴロ転がる火星のような風景で、途中の“地獄谷”では硫気孔からモクモクと火山ガスが噴き出し、地球の鼓動を体感。
秋の紅葉は9月下旬から山頂→山麓へ色が降りる“逆さ紅葉リレー”。ロープウェイ車窓が赤・黄・緑の三層グラデーションに囲まれるタイミングはわずか1週間で、全国の撮り鉄ならぬ“撮りロープファン”が集結します.
国内最大の遊水池。ヨシ焼きと野鳥のパラダイス。
炎のフェス“ヨシ焼き”
毎年3月、第2土曜に開催されるヨシ焼きでは面積350haの葦原に一斉点火。高さ10mの炎が竜巻状に立ち上がり、黒煙が青空を覆うダイナミックな景観は圧巻。害虫駆除・新芽育成の伝統管理法で、終了後の真っ黒な大地に春の緑が萌え出します。
遊水地はラムサール条約登録湿地で、オオハクチョウ・チュウヒ・コアジサシなど渡り鳥のオアシス。バードウォッチング用の観察小屋が随所に設置され、望遠レンズを構える愛好家で賑わいます。
自転車道「谷中湖一周コース」は全長28kmのフラットルート。湖面に映る夕焼けと逆さ赤城山を眺めながらのサイクリングは心拍数120bpmの“超ライト有酸素運動”で、初心者でも完走しやすいと評判です。
入場無料で動物ふれあい・温泉・花畑・グルメが揃う高原牧場。
しぼりたてミルクの濃厚ソフト
毎朝5時搾乳のジャージー牛乳を使い、空気含有量20%以下でねっとりとした口溶けを実現。行列が30m伸びる週末はソフトクリーム職人が“二刀流巻き”で高速提供する名物シーンが見られます。
アドベンチャーゾーンには全長310mのメガジップラインと高さ40mの熱気球フライト。那須連山と関東平野を一望する“空テラス”はSNS映え確定で、日没後はライトアップされ宙に浮かぶ光の帯に大変身。
敷地内の源泉かけ流し「千本松温泉」は乳白色の硫黄泉。入浴後の推奨ルーティンは〈温泉→牛乳→牧場ビール〉で“骨までカルシウム補給”が通の楽しみ方。春のポピー・秋のコスモス畑は無料開放され、犬のフォトコンテスト会場にもなります。