古から現代へ。江戸情緒と未来都市を一度に体感。
浅草寺 & 雷門
創建628年、東京最古の寺院。巨大な赤提灯が迎える雷門と
仲見世商店街は国内外から年間3000万人以上が訪れる不動の
観光名所。
東京スカイツリー
自立式電波塔として世界一の高さ634m。天望デッキからは
東京一円はもちろん、晴れた日は遠く富士山まで望める。
イルミネーションも必見。
明治神宮
緑豊かな杜に包まれた鎮守の森。初詣参拝者数日本一を誇り、
都心とは思えない静寂のパワースポット。四季折々の花と
神前結婚式の風景も美しい。
浅草にある東京最古の寺院で、国内外から年間3000万人以上が訪れる観光名所です。
雷門くぐって江戸情緒さんぽ!
浅草寺の見どころ
浅草寺(せんそうじ)は628年創建と伝わる東京都最古の寺院です。大きな赤い提灯が目印の雷門(風雷神門)をくぐると、仲見世と呼ばれる江戸情緒あふれる商店街が本堂へと続いています。
本堂に安置された観音菩薩像は浅草寺のご本尊で、古くから「浅草の観音様」として庶民に親しまれてきました。本堂や五重塔などの堂宇は第二次世界大戦後に再建されたものですが、歴史の重みを感じさせる佇まいです。
毎年正月の初詣には数百万人の参拝客が訪れ、浅草寺は全国でも有数の参拝者数を誇ります。境内では浅草神社をはじめ、多くの摂社や見所が点在し、一年を通じて祭事や行事が催される活気ある霊場です。
浅草寺周辺には人力車や和食店など観光客向けのサービスも充実しています。古き良き下町の雰囲気を残す浅草の街歩きとあわせて、日本文化の伝統に触れられるスポットです。
原宿に隣接する広大な森の中に鎮座し、明治天皇と昭憲皇太后を祀る全国屈指の神社です。
都会の杜で心洗う初詣一番人気!
明治神宮とは
明治神宮(めいじじんぐう)は1920年に創建された神社で、明治維新を成し遂げた明治天皇と皇后の昭憲皇太后をお祀りしています。JR原宿駅からすぐとは思えない静寂な杜に包まれており、その広さは約70万平方メートルにも及びます。
境内入口には巨大な木造鳥居がそびえ、参道を進むと清正井(きよまさのいど)などのパワースポットや趣ある神池庭園が広がります。毎年正月三が日には全国トップクラスの初詣客が訪れ、伝統と格式を感じさせる社殿では神前結婚式が執り行われる姿も見られます。
明治神宮は都会の真ん中にありながら四季折々の自然が楽しめる憩いの場所でもあります。春の桜や菖蒲園、秋の紅葉など、季節ごとの美しい風景が訪れる人々を迎えてくれます。
表参道に面した明治神宮前エリアは原宿・表参道の賑わいと隣接していますが、一歩神宮の森に入れば別世界の静けさです。歴史と自然が調和した明治神宮は、東京観光でぜひ訪れたい神聖な癒しのスポットです。
高さ634mを誇る世界一高い自立式電波塔で、東京を一望できる人気のランドマークです。
450m天空から東京大パノラマ!
東京スカイツリーの魅力
東京スカイツリーは2012年に開業した高さ634メートルの電波塔で、世界一高いタワーとして知られています。地上350メートルと450メートルにある二つの展望デッキからは、天気が良ければ東京の街並みはもとより、遠く富士山まで見渡すことができます。
展望台にはガラス床のスリル満点のエリアや、東京の景色を背景に記念撮影ができるスポットもあり、昼夜を問わず多くの観光客で賑わいます。夜には季節やイベントごとにライトアップされ、カラフルに彩られたタワーは遠目からも東京の夜景を象徴する存在です。
麓の東京スカイツリータウンにはショッピングモールの東京ソラマチや水族館、プラネタリウムなどの複合商業施設が併設されています。展望を楽しんだ後もグルメや買い物、エンターテインメントを一日中満喫できるスポットです。
東京の新しいシンボルとして定着した東京スカイツリーは、老若男女問わず人気の観光地です。事前予約制のスムーズな入場システムも整っており、訪れる際は公式サイトで最新情報を確認するとよいでしょう。
1958年竣工の高さ333mの電波塔で、長年東京のシンボルとして親しまれてきた展望スポットです。
昭和レトロなオレンジの灯!
東京タワーについて
東京タワーは1958年に完成した高さ333メートルの電波塔で、東京の伝統的シンボルとして世界中に知られています。鮮やかなオレンジと白に塗られたエッフェル塔風の外観は、高度経済成長期の東京を象徴するランドマークとなりました。
塔内には地上150メートルのメインデッキと250メートルのトップデッキという2つの展望台があり、眼下に東京湾や都心のビル群、遠くに富士山を望むパノラマビューが広がります。展望台の床の一部がガラス張りになっており、真下の景色にスリルを味わうこともできます。
東京タワーは夜間ライトアップも魅力で、季節やイベントに合わせた照明演出が周囲の夜景と相まってロマンチックな雰囲気を演出します。特に冬季のイルミネーションや、特別な記念日のライトアップは見応えがあります。
ふもとには土産店やレストランが入るフットタウンが併設され、一日を通じて楽しめるスポットです。半世紀以上にわたり愛されてきた東京タワーは、新旧の東京を感じられる貴重な観光名所です。
一度に数千人が行き交う世界的に有名な交差点で、東京のエネルギッシュな都市風景を象徴します。
人波×ネオン=THE TOKYO!
渋谷スクランブル交差点とは
渋谷駅前にあるスクランブル交差点は、世界で最も忙しい交差点の一つとして知られ、一度に数百人から数千人もの歩行者が四方八方へ渡る光景は圧巻です。信号が青に変わると一斉に人々が行き交う様子は、東京の活気とエネルギーを象徴する風物詩となっています。
交差点脇にはハチ公像があり、渋谷の待ち合わせスポットの定番です。忠犬ハチ公の物語にちなむこの小さな銅像は、世界中から訪れる観光客にも人気の記念撮影スポットです。
周囲には大型ビジョンが設置された高層ビルやショッピング施設が立ち並び、ネオン輝く夜の交差点は特にフォトジェニックです。周辺のカフェや上階展望スペースから交差点を見下ろすと、秩序と混沌が交錯する東京らしい眺めを楽しめます。
近年は周辺に高層複合施設もオープンし、渋谷の街並みは進化を続けています。訪れるたびに新たな発見がある渋谷スクランブル交差点は、東京観光では外せないエキサイティングなスポットです。
電子機器とオタク文化の聖地として知られる活気あふれるショッピングエリアです。
家電×アニメのメッカ!
秋葉原電気街の楽しみ方
秋葉原(あきはばら)は、家電量販店やパソコンショップが建ち並ぶ「電気街」として発展してきました。近年ではアニメ・漫画・ゲームといったオタク文化の発信地としても世界的に有名で、多彩なホビーショップやメイドカフェが軒を連ねています。
JR秋葉原駅周辺には巨大な電器店から、中古パーツやジャンク品を扱う小さな店まで、電気製品に関するあらゆる商品が揃っています。最新の家電やガジェットを買い求める国内外の観光客で平日休日問わず賑わうエリアです。
一方で、アニメやフィギュア専門店、アイドルグッズのショップなどサブカルチャーの街としての顔も持っています。ゲームセンターのネオンやアニメソングが流れる路地を歩けば、秋葉原独特の雰囲気を肌で感じられます。
夕方以降にはメイド喫茶の制服を着たスタッフがチラシを配る姿も見られます。電気街とオタク文化が融合した秋葉原は、東京の中でもユニークでエネルギッシュな観光スポットです。
若者文化とカワイイファッションの発信地として国内外に知られる原宿のメインストリートです。
カワイイ最前線★スイーツ天国!
原宿竹下通りでの体験
竹下通りは原宿駅前から伸びる約350メートルの歩行者天国で、原宿カルチャーの中心地として知られます。通り沿いには若者向けのファッションブティックやアクセサリーショップ、キャラクターグッズの店など個性あふれる店舗が密集しています。
特にカラフルでポップな「カワイイ」ファッションの若者が集まり、週末には通りを埋め尽くすほどの人出になります。多くの観光客も、流行の最先端を行くティーンの街の雰囲気を味わおうと訪れます。
クレープや虹色のわたあめ、タピオカドリンクなど食べ歩きグルメも充実しており、原宿ならではのフォトジェニックなスイーツを楽しむことができます。SNS映えする色鮮やかなメニューは若者を中心に大人気です。
竹下通りを一本入れば落ち着いたカフェや雑貨店が点在するエリアもあり、喧騒とのギャップも魅力の一つです。原宿竹下通りは東京のトレンドとポップカルチャーを肌で感じられるスポットとして外せません。
高級ブティックや老舗店が建ち並ぶ洗練されたショッピング街で、美食の街としても有名です。
和光の時計台きらめく大人の街!
銀座の魅力
銀座(ぎんざ)は東京を代表する高級ショッピング街で、一流ブランドの旗艦店や老舗百貨店が軒を連ねています。江戸時代に銀貨の鋳造所が置かれたことに由来する歴史ある街で、明治以降いち早くモダンな街並みが形成されました。
中央通りは週末になると歩行者天国となり、買い物客や観光客で大変な賑わいを見せます。和光の時計台や三越デパートなど象徴的な建物が立ち並ぶ風景は、洗練された銀座らしい雰囲気を醸し出しています。
銀座はまた美食の街としても知られ、寿司や天ぷらの名店からフレンチの高級レストラン、話題のスイーツショップまで多彩なグルメが集結しています。老舗の和菓子屋で伝統の味を楽しんだり、最新のカフェで休憩したりと食の楽しみも尽きません。
夜になるとネオンと街灯に照らされた銀座の通りは一層エレガントさを増し、大人のナイトスポットとしての表情を見せます。伝統とトレンドが共存する銀座は、東京滞在中にぜひ歩いてみたいエリアです。
豊洲市場への移転後も多くの鮮魚店や食堂が残り、食通に人気のグルメスポットです。
江戸の台所で朝寿司三昧!
築地場外市場で味わう
築地場外市場(つきじじょうがいしじょう)は、かつて東京都中央卸売市場(築地市場)があったエリアに隣接する商店街です。2018年に卸売市場が豊洲へ移転した後も、場外のエリアには鮮魚店、青果店、乾物屋、寿司店など約400軒もの店舗が営業を続けています。
早朝から開いている寿司屋や海鮮丼の店では、その日仕入れた新鮮な魚介を使った絶品の朝食を楽しめます。ぷりぷりのマグロやウニ、イクラなどを贅沢に盛り付けた海鮮丼は、観光客にも大人気のメニューです。
市場ならではの活気あふれる雰囲気も魅力で、威勢の良い掛け声が飛び交う中、プロの料理人から一般客まで多くの人々が買い物を楽しんでいます。玉子焼きや練り物の食べ歩きグルメ、包丁などの専門道具店もあり、見て回るだけでも飽きません。
築地場外市場は、移転後も「食のテーマパーク」として健在です。朝早くから昼過ぎまで営業する店が多いので、午前中の訪問がおすすめ。新鮮な東京の台所の魅力を堪能できるスポットです。
上野と御徒町の間に広がる戦後からの市場街で、安価な買い物や食べ歩きが楽しめます。
値切って食べて昭和レトロ!
アメヤ横丁で下町散策
アメヤ横丁(通称アメ横)は、JR上野駅と御徒町駅の間の高架沿いに広がる約400mの商店街です。戦後の闇市がルーツで、飴を売る店が多かったことから「アメヤ」の名が付いたと言われています。現在では衣料品から生鮮食品、乾物、アクセサリーまで幅広い商品を扱う約500店が軒を連ねています。
アメ横は値引き交渉も活発な庶民派の市場として知られ、年末の買い出し風景など日本の下町文化を感じられる場所です。海産物の乾物や珍味を量り売りする店、山積みされた果物を格安で売る店など、歩くだけで活気が伝わってきます。
食べ歩きも楽しみの一つで、香ばしい焼き鳥やケバブ、肉まん、フルーツジュースなど多国籍な屋台グルメが並びます。中でもアメ横名物の一つ、巨大なチョコレートの詰め合わせを袋に詰めて格安販売するお菓子の叩き売りは、多くの人だかりができる光景です。
雑多な雰囲気と人情味あふれる店員たちとのやり取りが魅力のアメヤ横丁は、観光客にも人気のスポットです。上野観光の際には、昭和の面影が残るこの市場街をぜひ散策してみてください。
東京湾に浮かぶ大型埋立地で、ショッピングやレジャー施設が充実したデートスポットです。
海・夜景・ガンダムの湾岸リゾ!
お台場の楽しみ方
お台場(おだいば)は東京湾岸に造成された大規模な臨海副都心エリアで、レインボーブリッジを渡った先に広がる人気観光地です。海浜公園からは自由の女神像や東京タワー、スカイツリーを望む絶景が広がり、特に夕暮れ時から夜にかけての夜景スポットとして知られています。
商業施設も充実しており、ダイバーシティ東京プラザでは実物大ユニコーンガンダム立像がそびえ立ち、写真撮影スポットとして大人気です。アクアシティお台場やデックス東京ビーチにはショッピングに加え、室内型テーマパークやレストラン街があり、家族連れからカップルまで一日楽しめます。
フジテレビ本社ビルの球体展望室「はちたま」からはお台場全体を見渡せ、テレビ局ならではの展示も楽しめます。また、かつてこの地にあった江戸時代の台場(砲台跡)を巡る遊歩道も整備され、歴史の一端に触れることもできます。
広々とした空間と海風が心地よいお台場は、都心にいながらリゾート気分を味わえるエリアです。週末には各種イベントや花火大会なども開催され、東京観光のハイライトの一つとなっています。
最先端のデジタルアート空間で、境界のない没入型の展示が体験できる話題のミュージアムです。
光と音の無限アート迷宮!
チームラボボーダレスの世界
チームラボボーダレスはデジタルアート集団「チームラボ」が手掛けるミュージアムで、光と音、映像が一体となった没入型アートを体感できます。かつてお台場で人気を博した施設が、2024年に麻布台ヒルズ内に移転リニューアルオープンしました。
館内は迷路のように仕切りがない構造で、プロジェクションマッピングによる鮮やかな花々や水のアートが床や壁一面に広がります。人の動きに反応して変化するインタラクティブな作品も多く、自らも作品の一部になったかのような不思議な感覚を味わえます。
代表的な展示として、無数のランプが浮遊する「森ビルデジタルアートミュージアム」や、光の森を模した空間など、非日常的なシーンが次々と現れます。時間帯や人数によって演出が変わるため、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
人気スポットのため日時指定のオンライン予約制となっており、週末は特に混雑します。SNS映えする幻想的なアート体験ができるチームラボボーダレスは、東京で今最も注目を集めるアートスポットです。
スタジオジブリの世界観を体感できる人気施設で、宮崎駿監督が自ら設計した夢あふれる美術館です。
トトロもラピュタもここに!
ジブリ美術館で童心に返る
三鷹の森ジブリ美術館は、映画「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」で知られるスタジオジブリの作品世界を再現した美術館です。井の頭恩賜公園の一角にあり、周囲の緑と調和した外観から宮崎駿監督のこだわりが感じられます。
館内は迷路のような構造で、所狭しと展示が散りばめられています。ジブリ作品の製作過程を紹介する原画やセル画の展示に加え、館オリジナルの短編アニメーション映画を上映する小さな映画館も併設されています。
屋上庭園には映画「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵の巨大像があり、来館者の人気撮影スポットとなっています。また猫バスのぬいぐるみで遊べる子供向けの部屋など、遊び心あふれる仕掛けが随所に施されています。
入館は事前予約制で日時指定のチケットが必要です。国内外からファンが訪れるため予約開始直後に満席となることもあります。物語の世界に飛び込んだような体験ができるジブリ美術館は、子供から大人まで心躍るスポットです。
上野公園内にある日本最古の博物館で、国宝級の美術品や考古資料を収蔵・展示しています。
国宝11万点の知的宝庫!
東京国立博物館の収蔵品
東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)は、明治5年(1872年)に創設された日本で最も歴史ある博物館です。上野恩賜公園内に複数の展示館があり、約11万点におよぶ美術品・考古資料を所蔵しています。
本館では縄文時代から江戸時代までの日本美術の流れを網羅的に紹介しており、仏像や刀剣、絵巻物、茶道具など国宝・重要文化財も多数展示されています。特に法隆寺金堂壁画や土偶、屏風絵など、日本文化の粋を集めたコレクションは見応え充分です。
東洋館では中国や朝鮮半島をはじめアジア各地の美術品を展示し、東洋の文化交流の歴史に触れることができます。また表慶館や黒田記念館など、展示館自体が歴史的建造物となっているものもあり、建物ファンにも人気です。
企画展や特別展も随時開催され、貴重な文化財を間近に見る機会が提供されています。充実した展示解説や音声ガイドも整備されており、日本の芸術と歴史を深く学べる東京国立博物館は、文化に興味がある旅行者にとって外せないスポットです。
旧江戸城の本丸跡地を整備した庭園で、四季折々の自然と歴史遺構が楽しめる皇居付属の公園です。
江戸城跡で四季散歩♪
皇居東御苑の見どころ
皇居東御苑(こうきょひがしぎょえん)は、皇居の東側に位置する一般公開された庭園です。徳川幕府の江戸城本丸・二の丸跡地を整備して1968年から公開されており、広大な芝生や季節の花々が楽しめる都心のオアシスとなっています。
園内には江戸城の名残である石垣や大手門・平川門などの城門、天守台の石基壇など歴史的遺構が点在しています。特に本丸跡に残る天守台は、江戸城の壮大さを偲ばせる貴重な史跡です。
春には梅や桜、初夏には花菖蒲、秋には紅葉と、四季折々に美しい景観を見せる日本庭園風のエリアも魅力です。二の丸庭園の池や竹林を散策すれば、皇居の静かな自然に癒されます。
入園は無料で、皇居外周の観光と合わせて気軽に立ち寄ることができます(月・金曜は休園日)。都会の中心にありながら歴史と自然を身近に感じられる皇居東御苑は、東京観光で訪れる価値のあるスポットです。
伝統芸能の歌舞伎を上演する専門劇場で、和風建築の劇場建物自体も風情ある東京名物です。
和の華やぎ、銀座で一幕!
歌舞伎座で伝統芸能鑑賞
歌舞伎座(かぶきざ)は東京・銀座にある歌舞伎専用の劇場です。初代の開場は1889年と古く、現在の建物は2013年に耐震補強を兼ねた建て替え後の第5期歌舞伎座となりますが、特徴的な和風意匠の外観は往時の雰囲気を踏襲しています。
館内では月替わりで歌舞伎公演が行われ、日本を代表する歌舞伎俳優たちによる華やかな舞台を鑑賞できます。格式ある桟敷席から気軽な一幕見席(一演目だけ観劇できる席)まで用意されており、初心者でも伝統芸能に触れやすい環境が整っています。
公演の無い日や幕間には、劇場内の売店で歌舞伎にちなんだお土産を買ったり、劇場地下の展示スペースで歴代公演の資料を見ることもできます。劇場正面の門構えや緞帳(どんちょう)の意匠など、随所に歴史と文化を感じさせる佇まいです。
海外からの観客にも字幕ガイドや解説パンフレットが用意され、言葉が分からなくても視覚的な豪華さと音楽で楽しめるのが歌舞伎の魅力です。銀座観光の際には、日本の伝統美が凝縮された歌舞伎座で特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
東京の夜景を一望できる展望台と現代アートの美術館を擁する複合施設で、都心の洗練された遊び場です。
夜景とアートの天空都市!
六本木ヒルズで都会を満喫
六本木ヒルズは2003年に開業した大規模複合施設で、オフィスや高級レジデンスの他、ショッピングモールやシネマ、美術館など多彩な施設が集結しています。高さ238メートルの森タワー最上部には展望施設「東京シティビュー」と現代美術中心の「森美術館」があり、文化とエンターテインメントの発信地となっています。
屋内外の展望台からは東京タワーや東京スカイツリー、遠く富士山までを一望でき、特に夜景の美しさは格別です。屋上スカイデッキはオープンエアの展望スペースで、360度の大パノラマが楽しめます。
森美術館では世界的なアーティストの企画展が開催され、最先端のアートに触れることができます。美術館鑑賞後は同フロアのカフェで夜景を眺めながらくつろぐのもおすすめです。
施設内にはレストランやショップも充実し、巨大なクモのオブジェ「ママン」などフォトスポットもあります。洗練された大人の街・六本木を象徴する六本木ヒルズは、東京観光において都会の魅力を凝縮して体験できるスポットです。
大相撲の聖地として知られる室内競技場で、本場所開催中は熱気に包まれる伝統スポーツの舞台です。
どすこい!国技の熱気を体感
両国国技館で相撲観戦
両国国技館(りょうごくこくぎかん)は、東京・両国にある日本の国技である相撲専用の競技場です。現在の施設は1985年に建設された2代目で、約11,000人を収容できる大規模な屋内アリーナとなっています。
毎年1月・5月・9月にはここで大相撲の本場所(公式大会)が開催され、15日間にわたり熱戦が繰り広げられます。館内に一歩足を踏み入れると土俵を囲む升席が広がり、独特の緊張感と観客の熱気に包まれます。取組が進むにつれて土俵に座布団が舞う光景は国技館ならではの名物です。
国技館1階には小さな相撲博物館が併設され、横綱の化粧まわしや歴代力士の写真など貴重な資料を見ることができます。また大会期間中は売店で相撲土産や名物の焼き鳥、力士弁当なども販売され、観戦気分を盛り上げてくれます。
相撲の開催がない時期でもプロレスやボクシングなど各種イベントに使用されることがありますが、やはり一番の醍醐味は本場所中の相撲観戦でしょう。伝統文化とスポーツが融合した両国国技館は、日本ならではの観光体験を味わえるスポットです。
浅草神社の例大祭として毎年5月に開催される江戸三大祭りの一つで、街中が熱狂に包まれます。
神輿が踊る江戸っ子の魂!
三社祭の賑わい
三社祭(さんじゃまつり)は、浅草神社の例大祭として毎年5月第3週末に開催される祭礼です。神仏習合時代に浅草寺を創建したとされる三人の祭神を祀ることから「三社」の名が付き、江戸三大祭りの一つに数えられる伝統行事です。
祭りのハイライトは、浅草神社の本社神輿と町内ごとの神輿合わせて100基以上が浅草の街を練り歩く壮観なパレードです。担ぎ手たちの熱気と威勢の良い掛け声、観客の歓声が渾然一体となり、浅草一帯が祭り一色に染まります。
中でも最終日の「宮出し」では早朝から本社神輿3基が神社を出発し、大勢の見物客が押し寄せます。揃いの法被に締め込み姿の男衆が神輿を激しく揺さぶりながら練り歩く様子は迫力満点で、外国人観光客にも人気の光景です。
露店も軒を連ね、祭り期間中は浅草の町がお祭りムード一色になります。東京にいながら伝統的な江戸の祭礼文化を体感できる三社祭は、タイミングが合えばぜひ見物したいイベントです。
新宿の高層ビル街に隣接する広大な庭園で、四季の草花や日本庭園が楽しめる都会のオアシスです。
高層ビル隣の花楽園
新宿御苑の四季
新宿御苑(しんじゅくぎょえん)は、新宿駅徒歩圏に広がる58.3ヘクタールもの広大な庭園です。元は皇室の庭園として整備され、戦後に一般開放されました。周囲を高層ビルに囲まれながら、一歩中に入ると静寂な緑の世界が広がります。
園内はフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、日本庭園の3様式が巧みに組み合わされ、四季折々に美しい景観を見せます。春は約1000本の桜が咲き誇り、東京を代表するお花見名所となります。品種の異なる桜が次々に開花するため長期間花見が楽しめる点も魅力です。
夏は新緑が目に眩しく、広々とした芝生でピクニックを楽しむ人々の姿が見られます。秋にはモミジやイチョウが色づき、日本庭園周辺は紅葉の名所として賑わいます。冬は落ち着いた景観の中、温室で熱帯植物の観賞もできます。
苑内にはレストハウスや茶室もあり、抹茶を味わいながら庭園美を堪能することもできます。都会の喧騒を忘れさせてくれる新宿御苑は、季節ごとに異なる表情を見せる癒しの観光スポットです。
多くの文化施設や豊かな自然を抱える都内最古の公園で、春の桜やパンダで有名な観光スポットです。
パンダと桜の文化の森
上野公園で文化と自然を満喫
上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)は、明治6年(1873年)に開園した日本初の公園の一つです。江戸時代には寛永寺の境内でしたが、現在は美術館・博物館や動物園、神社仏閣など多彩な施設を有する都内屈指の観光エリアとなっています。
春には約1200本の桜が園内の至る所で満開となり、全国的に有名なお花見スポットとして大勢の花見客で賑わいます。桜並木の下には屋台も並び、宴会を楽しむ人々の姿が風物詩となっています。
園内の上野動物園は日本最古の動物園で、人気者のジャイアントパンダをはじめ、象やキリン、様々な動物が飼育されています。特にパンダ舎は長蛇の列ができるほどの人気で、愛らしい姿に癒されること請け合いです。
そのほか東京国立博物館や国立西洋美術館、東京都美術館など文化施設も充実しており、一日では回りきれないほど見所が満載です。自然と文化が融合した上野恩賜公園は、老若男女問わず楽しめる東京の定番スポットです。
江戸時代の大名庭園を前身とする海水を引いた池が特徴の回遊式庭園で、高層ビルと自然の対比が美しいです。
都会と潮風が溶け合う大名庭園
浜離宮庭園の歴史と景観
浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)は、東京湾の入り江を利用して造られた江戸時代の大名庭園です。もとは将軍家の鷹狩場や別邸として整備され、明治以降は皇室の離宮となった由緒ある庭園で、1946年に一般公開されました。
庭園の大きな特徴は海水を引き入れた潮入の池で、潮の満ち引きによって池の趣が変化します。池の中島に建つ茶屋「中島の御茶屋」では、お抹茶と和菓子をいただきながら四季折々の景色を楽しむことができます。
春には菜の花や桜、秋にはコスモスが庭園内を彩り、都会にいながら季節の移ろいを感じられるスポットとして親しまれています。三百年の松と呼ばれる見事な黒松や、歴代将軍お手植えの松など、歴史の重みを感じる名木も見どころです。
隣接する汐留の高層ビル群を背景に、静寂な日本庭園の風景が広がる様子は独特の趣があります。伝統と近代が融合した景観を楽しめる浜離宮恩賜庭園は、外国人観光客にも人気の高い名勝です。
徳川綱吉の時代に社殿が造営された格式高い神社で、4月のつつじ祭りでも知られます。
千本鳥居とツツジの社
根津神社の見所
根津神社(ねづじんじゃ)は1900年近い歴史を持つ古社で、日本武尊が創建したとの伝承があります。現在の社殿は1706年に徳川綱吉が造営したもので、極彩色の権現造りの建築が江戸時代からほぼ無傷で残る貴重な存在です。
社殿は国の重要文化財に指定されており、本殿・拝殿・唐門など見応え十分です。境内に入ってまず目を引くのが千本鳥居と呼ばれる朱塗りの連続する鳥居で、小高い稲荷神社へと続く参道に神秘的な雰囲気を醸し出しています。
4月中旬から5月にかけて開催される「文京つつじまつり」では、境内のつつじ苑に約100種3000株ものツツジが色鮮やかに咲き誇ります。江戸時代から続く名物行事で、この時期は多くの参拝客で大変な賑わいを見せます。
下町情緒が残る谷中・根津・千駄木エリア(谷根千)の一角に位置し、周辺の散策と合わせて訪れるのもおすすめです。歴史と自然に彩られた根津神社は、東京にいながら古き良き神社建築の美しさを堪能できるスポットです。
徳川家ゆかりの名刹で、東京タワーを背にした風景が象徴的な都心の浄土宗寺院です。
徳川の祈り、タワーの麓で
増上寺の歴史
増上寺(ぞうじょうじ)は浄土宗の大本山で、1393年に創建されました。江戸時代には徳川将軍家の菩提寺として大いに栄え、広大な境内に48の院や堂塔が立ち並ぶ一大寺院でした。東京タワーのすぐ隣に位置し、古刹と近代的建造物の対比が印象的です。
現在の本堂は1974年に再建されたものですが、江戸時代から残る威風堂々とした総門(大門)や1622年建立の三解脱門(さんげだつもん)は往時の面影を今に伝えています。三解脱門は東京都内に現存する最大級の木造門で、国指定重要文化財です。
境内には徳川将軍家の墓所もあり、2代秀忠や6代家宣など6人の将軍とその家族の霊廟がひっそりと佇んでいます。また黒本尊と呼ばれる阿弥陀如来像を本尊とし、古くから庶民にも「芝の黒本尊」として親しまれてきました。
都心とは思えない静寂の中、祈りの場としての厳かな空気に包まれる増上寺。東京観光では東京タワーと合わせて立ち寄る人も多く、歴史好きから外国人観光客まで幅広く訪れる心安らぐスポットです。
都心から日帰りで登れる信仰の山として親しまれ、自然と文化が融合したハイキングスポットです。
都心から1時間の霊峰ハイク
高尾山で自然と信仰を体感
高尾山(たかおさん)は東京都心から約1時間でアクセスできる標高599mの山で、古くから山岳信仰の霊場として知られます。山腹にある薬王院は744年開山と伝わり、天狗伝説が残る修験道の寺院です。現在も多くの参拝者が訪れ、山全体が神聖な空気に包まれています。
山頂までの登山コースは複数あり、ケーブルカーやリフトを利用すれば初心者でも気軽に山頂近くまで行くことができます。山道では四季折々の自然が楽しめ、春の桜や新緑、夏のセミの声、秋の紅葉、冬の澄んだ空気と一年を通じて魅力があります。
途中にある見晴台や山頂からは天候が良ければ遠く富士山の雄姿を拝むこともでき、東京近郊とは思えない雄大な景色に出会えます。ミシュラン観光ガイドで三ツ星を獲得したこともあり、外国人にも人気のハイキングスポットとなっています。
下山後は麓の温泉施設で汗を流したり、名物のとろろそばを味わったりと、山歩き以外の楽しみも充実しています。自然と文化が調和した高尾山は、手軽に大自然と日本の伝統に触れられる貴重な場所です。
新宿西口にひっそり佇む戦後の闇市風飲食街で、ノスタルジックな雰囲気の中で庶民の味を堪能できます。
煙とネオンの昭和横丁
思い出横丁でディープな体験
思い出横丁(おもいでよこちょう)は、新宿駅西口付近にある小さな飲食店街です。戦後まもなくの闇市から発展した歴史を持ち、狭い路地に数十軒の焼き鳥屋や居酒屋、ラーメン店などが肩を寄せ合うように軒を連ねています。
提灯や看板がぎっしりと並ぶ路地を歩けば、昭和の香り漂うノスタルジックな雰囲気に包まれます。カウンター数席ほどの小さな店が多く、店先まで漂う焼き鳥やもつ焼きの香ばしい煙が食欲をそそります。
地元の常連客に混じって一杯飲めば、まるでタイムスリップしたかのようなディープな東京体験ができます。観光客にも人気で、外国語メニューを用意した店も増えており、海外からの旅行者がカメラを片手にこの雰囲気を楽しむ姿も見られます.
再開発が進む新宿にあって、戦後の面影を残す貴重なエリアとして親しまれる思い出横丁。深夜まで営業する店も多く、新宿観光の締めくくりに立ち寄って、庶民的なグルメと人情味に触れてみてはいかがでしょうか。
戦後の闇市の面影を残す路地裏に約100軒の小さな店が並ぶ、吉祥寺屈指の昭和レトロ横丁です。
吉祥寺駅前の迷路横丁
闇市から生まれた昭和の息遣い
ハーモニカ横丁(正式表記は「ハモニカ横丁」)は、1940年代後半の闇市を起源とする路地裏商店街。狭い通りにぎっしりと並ぶ木造長屋がハーモニカの吹き口のように見えたことから名が付いたとされています。
現在は飲み屋や雑貨店、カフェなど約100店舗が肩を寄せ合い、昼と夜で異なる表情を見せます。昼は老舗の総菜店やコーヒースタンドが、夜は立ち飲みやバルが提灯の灯りをともして賑わう“はしご酒”の聖地です。
路地裏には映画やアニメのロケ地にもなるノスタルジックな景観が残り、近年は海外の旅行誌にも取り上げられる人気観光スポットに。吉祥寺らしい雑多で温かな空気を全身で味わえます。
迷路のような小径を抜けるたび、新旧の東京カルチャーが同居する“昭和レトロ×最新トレンド”の面白さに出会えるでしょう。
約200軒の個性派バーが密集する狭い横丁。戦後のアングラ文化が息づく夜の迷宮です。
文化人が集う深夜の社交場
“狭さ”が育てたバー文化
新宿ゴールデン街は、約2000坪の区画に木造二階建ての長屋が連なる飲食街。路地幅は1.8mほどしかなく、戦後の闇市の名残を色濃く残します。
1950〜60年代には作家や映画監督など文化人が常連となり、文壇バーやシネマバーが誕生。アングラ芸術の発信地として語り継がれています。
現在も“扉一枚で世界が変わる”といわれるほど店ごとにテーマが多彩。初来店でも温かく迎えてくれる小箱バーが多く、一期一会の出会いが魅力です。
ネオンと看板が幾重にも重なる夜の横丁を歩けば、新宿ならではのディープで自由な空気に酔いしれることでしょう。
石畳とケヤキ並木が続く1.2kmのメインストリート。ハイブランドとアートが彩る都心の散歩道です。
洗練と余白が共存する都心のオアシス
四季を映すケヤキ並木
東京駅から皇居へと伸びる丸の内仲通りは、約286本のケヤキが並ぶ歩行者優先のストリート。冬はシャンパンゴールドのLED約82万球が光り、丸の内イルミネーションの舞台になります。
道沿いにはハイブランド旗艦店、ミュージアムショップ、カフェテラスが並び、11〜15時には「アーバンテラス」としてキッチンカーも登場。石畳のオープンエアでランチを楽しめます。
オフィス街にありながら街角アートや公開空地が点在し、ビジネスとカルチャーの程よい緊張感が心地よいエリア。ショッピングの合間に東京の最新都市景観を堪能できます。
夕暮れの丸の内ブリックスクエアや、ライトアップされた東京駅舎を背景に歩けば、国際都市・東京の洗練を肌で感じられるでしょう。
江戸の街並みを再現した食楽棟と温浴棟が集う、豊洲市場隣接の新名所です。
食と温泉で一日遊べる江戸テーマパーク
2024年2月オープンの注目施設
「豊洲 千客万来」は2024年2月1日に開業した複合施設。約70店からなる食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」と、9階建て温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」の2棟で構成されます。
食楽棟では江戸前寿司や海鮮丼、甘味処など多彩なグルメが楽しめ、木遣りや太鼓のパフォーマンスが江戸情緒を演出。温浴棟では箱根・湯河原の名湯を運搬した露天風呂や夜景足湯庭園でくつろげます。
夜は東京湾の風を感じながら、江戸の街並みを模した回廊をそぞろ歩き。隣接する豊洲市場と合わせて“食のテーマパーク”を丸ごと満喫できます。
市場直送の鮮魚や江戸の粋を感じる建築意匠が、東京観光の新定番スポットとして注目を集めています。
70軒以上のもんじゃ焼き店が連なる香ばしい通り。鉄板の湯気が誘う下町グルメの聖地です。
鉄板とソースの匂いに誘われて
駄菓子屋の“文字焼き”がルーツ
東京湾の埋立地に発展した月島の西仲通り商店街は、通称「もんじゃストリート」。明治期に駄菓子屋のおやつだった“文字焼き”が進化し、今では70軒以上の専門店が並びます。
牛すじチーズや明太もちなどバリエーション豊富な具材を選び、鉄板でジュワッと焼くライブ感が魅力。店員が焼き方を指南してくれる店も多く、初心者でも安心です。
路地を抜ければ昔ながらの長屋と高層マンションが同居する風景が現れ、下町と湾岸再開発のコントラストが楽しめます。
ソースの香り漂う通りでハフハフ頰張るもんじゃは、月島ならではの“食べて感じる東京の下町文化”を体現しています。
帝冠様式の荘厳な建築が日本政治の中枢を象徴。無料見学ツアーも人気です。
近代建築が語る立憲政治の象徴
国産材と花崗岩の威容
1936年竣工の国会議事堂は、国産花崗岩を全面に用いた帝冠様式の名建築。中央塔の高さは65.45mで、左右対称の外観が威厳を放ちます。
平日は衆議院・参議院の無料見学ツアーを実施し、本会議場の赤絨毯や中央広間のステンドグラスを間近に見学可能。
桜の季節には敷地内の染井吉野が彩りを添え、夜間ライトアップでは塔屋が幻想的に浮かび上がります。
立憲体制の歴史と現在を体感できる、東京観光の“シビック学びスポット”です。
ケヤキ並木が続く洗練のストリート。ハイブランドとカフェ文化が交差する東京の顔です。
並木道が誘う都会の散歩
ファッションとアートの発信地
明治神宮の参道として整備された表参道は、約1kmのケヤキ並木とガラス張りの旗艦店が連なる“東京のシャンゼリゼ”。
世界的ブランドが建築家の個性を競うショーケースとなり、裏路地にはギャラリーや最新カフェが点在。
冬の「表参道イルミネーション」ではケヤキ約150本がシャンパンゴールドに輝き、歩くだけで特別な夜景体験に。
モード、アート、カフェ文化が共存するこの通りは、常に進化を続ける“生きたデザインミュージアム”として世界から注目されています。
赤レンガとガラスの街区に美術館と高層ホテルが集う、都会の上質な時間を演出する複合施設です。
ビールの街から洗練の街へ
世界最大級バカラシャンデリア
旧ヱビスビール工場跡に誕生した恵比寿ガーデンプレイス。毎冬開催される「Baccarat ETERNAL LIGHTS」では高さ5m、250灯のバカラシャンデリアがセンター広場を彩ります。
レンガ造りのジョエル・ロブション城館、東京都写真美術館、YEBISU BEER MUSEUMなど文化・美食・歴史がワンエリアに凝縮。
クリスマスシーズンには時計広場に10mのツリーが登場し、イルミネーションとマルシェでロマンティックな雰囲気に包まれます。
カフェテラスで寛ぎ、展望レストランで夜景を味わえば、“大人の恵比寿時間”を心ゆくまで堪能できます。
韓国グルメとK-POPカルチャーが溢れる日本最大級のコリアンタウン。食べ歩きと推し活の聖地です。
山手線でひと駅味わう韓国旅
進化する“イケメン通り”
JR新大久保駅周辺は韓国料理店、K-POPグッズ、韓国コスメ専門店が軒を連ねる多文化エリア。
大久保通りから職安通りにかけてはチーズハットグ、10円パンなどSNS映えフードが続々上陸し、平日も若者でにぎわいます。
夜は熟成サムギョプサルや韓国チキンを味わいながら、店内モニターで最新アイドル映像に浸る“推し活”タイムが人気。
コリアタウンを中心にタイ、ネパール、ベトナム料理店も集まり、多国籍な香り漂う“エキゾチック東京”を体感できます。
明治創建の歴史神社。約1,000本の桜と日本の近代史を伝える遊就館が訪れる者を迎えます。
桜と慰霊が交差する杜
東京の開花を告げる標本木
1869年に創建された靖国神社は、幕末から近代にかけて国に殉じた方々を祀る鎮魂の社。境内には東京管区気象台が指定する桜の標本木があり、“東京の桜開花宣言”の基準となっています。
3月下旬には約1,000本の桜が咲き誇り、奉納夜桜能やライトアップが行われる都内有数の花見名所です。
併設の遊就館では近代日本の資料や零戦などを展示し、歴史を多角的に学べます。
千鳥ヶ淵公園と合わせて歩けば、桜・緑・水辺が織り成す春の都心風景を満喫できるでしょう。
毎年夏に開催される東京最大級の花火大会で、夜空に咲く2万発の花火が夏の風物詩です。
江戸伝統、夜空に二万発
隅田川花火大会の見どころ
隅田川花火大会(すみだがわはなびたいかい)は、毎年7月下旬の土曜日に開催される東京を代表する夏祭りの一つです。その起源は江戸時代の享保年間(18世紀)にまで遡り、現在も隅田川沿いで伝統の花火が受け継がれています。
打ち上げ場所は隅田川沿いに2か所設けられ、約2万発もの花火が次々と夜空を彩ります。大型のスターマイン(連発花火)や芸術玉と呼ばれる創作花火など、多彩なプログラムが約90分にわたって繰り広げられ、そのスケールに圧倒されます。
浅草や両国エリアには毎年約100万人以上の見物客が詰めかけ、浴衣姿の人々で川辺は大変な賑わいとなります。周辺の公園や屋上から花火を眺めたり、屋台で買ったかき氷や焼きそばを手に夏祭りの雰囲気を満喫したりと、楽しみ方も様々です。
打ち上げ会場周辺は当日交通規制が敷かれるため、時間に余裕をもって出かけることが大切です。東京の夏の風物詩である隅田川花火大会は、一度は体験してみたい壮大なイベントとして国内外から高い人気を誇ります。